カヲル思考−目的と手段の地平−

世の中のよしなしごとを《論理》によって《目的》と《手段》に切り分けると、ものごとの《本質》が見えてきます。
どんな難しいことでも本質は至って単純、逆に当たり前のことほど本質は難しいものです。
私の料理した《本質》のお味はいかが?

     
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隠居制度復活
[2008年07月05日(土) ]

先週読んだ本で紹介する最後の一冊
『この国の失敗の本質 柳田邦男 講談社文庫』

薬害エイズ問題を中心に、水俣病放置や伝染病差別などの医療問題や、阪神淡路大震災などの災害問題について分析しています。

それにしても、薬害肝炎問題を見るまでもなく、結局、官僚たちの醜態は何も変わっていないと痛感させられる書です。

そして、この問題は戦後始まったのではなく、戦前から延々と続いていたとして、筆者はこのように述べています。

ミッドウェー海戦は、戦争全体を通じての日本軍の組織・戦略・行動の問題点が、ほとんど出揃っていたという点で重要であるばかりでなく、戦後の日本の官僚システムの欠陥や巨大プロジェクトの失敗に通じる普遍的な教訓を含んだ事件だったのだ。

何度も何度も同じことを書いて恐縮ですが、ミッドウェー海戦はもちろん、成功といわれている真珠湾攻撃も含め、先の大戦は本当に「日本軍の組織・戦略・行動」は問題ばかりでした。

にも関わらず、なぜ初戦は勝つことができたのか?

ヒントは以下のような評価や小話です。

日本の下士官、兵は頑強で勇敢であり、青年将校は狂信的な頑強さで戦うが、高級将校は無能である
ゲオルギー・ジューコフ ソ連軍元帥−


日本人ジョーク集
世界最強の軍隊とは、アメリカ人の将軍、ドイツ人の参謀、日本人の兵士
世界再弱の軍隊とは、中国人の将軍、日本人の参謀、イタリア人の兵士


結局のところ、日本軍は一般の兵士のレベルが高かったために、無能な参謀や将軍の無理難題の作戦を成功させることができたのですが、被害が多くなるにつれて、優秀な一般兵士がいなくなり、無能な参謀や将軍をフォローできなくなったのだと思います。

そして、それは戦後になっても一緒です。

最初は、敗戦により無能な上層部が追放され、優秀な若手が舵取りをおこなったのですが、そのような人々も年をとると結局、戦前の参謀や将軍のようになってしまい、旧日本軍のようになってしまい、バブル崩壊…。

これを打破するためには、強制隠居しかない!?

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