カヲル思考−目的と手段の地平−

世の中のよしなしごとを《論理》によって《目的》と《手段》に切り分けると、ものごとの《本質》が見えてきます。
どんな難しいことでも本質は至って単純、逆に当たり前のことほど本質は難しいものです。
私の料理した《本質》のお味はいかが?

     
隠居制度復活
[2008年07月05日(土) ]

先週読んだ本で紹介する最後の一冊
『この国の失敗の本質 柳田邦男 講談社文庫』

薬害エイズ問題を中心に、水俣病放置や伝染病差別などの医療問題や、阪神淡路大震災などの災害問題について分析しています。

それにしても、薬害肝炎問題を見るまでもなく、結局、官僚たちの醜態は何も変わっていないと痛感させられる書です。

そして、この問題は戦後始まったのではなく、戦前から延々と続いていたとして、筆者はこのように述べています。

ミッドウェー海戦は、戦争全体を通じての日本軍の組織・戦略・行動の問題点が、ほとんど出揃っていたという点で重要であるばかりでなく、戦後の日本の官僚システムの欠陥や巨大プロジェクトの失敗に通じる普遍的な教訓を含んだ事件だったのだ。
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Heaven helps those who help themselves.
[2008年07月04日(金) ]

みなさんこんにちは、カヲルです。

大学時代、とある勉強会で知り合った知人が途上国支援のボランティアをやっており、途上国支援のボランティアをやらないかと誘われたことがありました。

私は彼にいいました。
「途上国のボランティアも悪くはない。でもいま日本国内にも救いの手を必要としている人たちがいるではないか。そちらから手を差し伸べるべきなのではないか。」

ずいぶん昔の話なので彼がそれにどう答えたかを正確に覚えていないのですが、

「とにかくボランティアをすることが大切だ」

といったような答えが返ってきたと思います。

確かに「とにかくまず動く」ことが重要なのは同感なのですが、なぜ彼は「途上国」のボランティアに熱心だったのかは、私にとっては長年の疑問だったのです。
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ご利用は計画的に
[2008年07月02日(水) ]

みなさんこんにちは、カヲルです。

タイトルの「ご利用は計画的に」は、よく広告で聞く言葉です。

このブログをお読みの方はよもや「ご利用」しているとは思いませんが、誰もがあの広告を見て、つっこみたくなるはずです。

計画的な人は、利用しないよ―

なぜこんなことを書いたかといえば、先日、ちょっと触れた大阪府の予算案の審議が始まったというニュースを読んだからです。

参考:読売新聞「橋下流削減案 攻防始まる

さて、この記事によると支出削減反対派の方々は次のような意見を述べているようです。
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日本は法治国家なのか?
[2008年07月01日(火) ]

タイトルからして衝撃的ですが、内容はもっと衝撃的なのが『そして殺人者は野に放たれる 日垣隆 新潮文庫』

以前ちょっと日垣隆氏の著作を紹介しましたが、今回の本は、殺人事件が起きるといつも弁護側が持ち出す「責任能力」の法的根拠となっている刑法第39条の問題を正面から見据えた作品です。

この本を読めば、著者ならずとも、

日本は世界一、犯罪者に優しい国であり、量刑が最も軽い国なのである。

と恐怖を抱くことは確実です。
次から次へと恐ろしい実態が明らかにされるのですが、その一例を本書から紹介したいと思います。
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オニババ化
[2008年06月30日(月) ]

みなさんこんにちは、カヲルです。

雨が続く嫌なお天気ですが、先週も相変わらず本を読んでいました。

『オニババ化する女たち 三砂ちづる 光文社新書』
『そして殺人者は野に放たれる 日垣隆 新潮文庫』
『この国の失敗の本質 柳田邦男 講談社文庫』
『日本史 怖くて不思議な出来事 中江克己 PHP文庫』

まずは、タイトルでびっくりの『オニババ化する女たち』
しかし内容はタイトル以上に衝撃的!

こんな本が本当にベストセラーになって、世の女性たちにも買われたのでしょうか!!!

さて、そもそも「オニババ」とは…
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江戸時代の財政再建人
[2008年06月28日(土) ]

おそらく知らない人はいないであろう、二宮金次郎。

しかし、なぜ二宮金次郎が有名人かみなさんは知っていましたか?

単に「薪を背負い、歩きながら勉強している偉い子供」だったから有名だったのではない―二宮金次郎の本当のすごさがわかる本が、今週最後に紹介する『二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか? 猪瀬直樹 文春文庫』

そういえば、最近二宮金次郎の銅像が撤去されたり、子供が歩きながら本を読むのをまねしたら困るということで、薪を背負って座って本を読んでいる像に変わったり、二宮金次郎の銅像も受難の時代になってしまったようです。

著者は、二宮金次郎を単に勤勉なだけではなく、江戸時代の財政再建人だったという視点で紹介しています。

キーワードは「分度」
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家畜と人間
[2008年06月27日(金) ]

『アーロン収容所』を読むと、日本でも、戦争が当たり前だった、戦死者がすぐ隣にいることが当たり前だった時代があったのだという当たり前の事実を再認識することができます。

『アーロン収容所』は、著者がビルマ(現ミャンマー)での収容所生活をまとめたものですが、単なる収容所生活ではなく、優れた日欧(英)比較文化の書です。

みなさんでも知っている人は少なくないのではないでしょうか。私もその存在と内容の要約のようなものは知っていました。

まずは、読んだことのない私も知っていたもっとも有名な部分を引用します。
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残酷な人間のテーゼ
[2008年06月26日(木) ]

みなさんこんにちは、カヲルです。

大変遅くなってしまいましたが、先週はこんな本を読んでいました。

『ミステリアス学園』
『隕石誘拐 宮沢賢治の迷宮』
『九つの殺人メルヘン』 いずれも鯨統一郎、光文社文庫
『アーロン収容所 会田雄次 中公文庫』
『二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか? 猪瀬直樹 文春文庫』
『侵略か自衛か 「大東亜戦争」白熱のディベート 藤岡信勝 徳間文庫』

先週は大当たりの週!
読んだ本のほとんどから新たな視点、知識が得られ「よかった」と思えた上に、全ての本が105円コーナーの本だったというコストパフォーマンスに大いに満足した一週間でした。

まずは、何度もお薦めしている鯨統一郎氏の一連の作品。
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政治家に必要な資質
[2008年06月25日(水) ]

みなさんこんにちは、カヲルです。

ドラマ『CHANGE』の中で、政治家に必要な資質として、

決断力

が挙げられています。
ただ、決断力というのはリーダーであれば、政治家でなくても必要な資質。
政治家に特に必要な資質はいったいなんでしょうか?

政治について語るのであれば、この書を忘れてはいけません。

『職業としての政治 マックス・ヴェーバー 岩波文庫』

この書の最後でマックス・ヴェーバーは政治家に必要とする資質をこう語っています。

自分が世間に対して捧げようとするものに比べて、現実の世の中が−自分の立場から見て−どんなに愚かであり卑俗であっても、断じて挫けない人間。どんな事態に直面しても「それにもかかわらず!<den noch>」と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への「天職」を持つ。

学生時代に読んだのこの部分、「den noch!」以外すっかり忘れていました。

現実の世の中が愚か、卑俗であっても断じて挫けない、
挫けそうになっても「それにもかかわらず!」と自分、そして世の中を信じられる、

でもこれも、政治家でなくても重要な資質ですね。

CHANGE
[2008年06月24日(火) ]

ここ数年、本当にテレビを見なくなっています。

全部見たドラマなんて『やまとなでしこ』が最後のような気がします。浦島太郎ですみません…。

でも昨日久しぶりに『CHANGE』を見て、「たまには熱血ドラマはいい!」といい気持ちになることができました。

総理! もちろん解散総選挙やるんですよね?
小泉純一郎元首相みたいに!

まさか海部俊樹元首相みたいに総辞職しませんよね。
まさかまさか近衛文麿元首相みたいに政権を投げ出さないですよね。

ぜんぜん話の筋がわからないので、素っ頓狂なことを書いていると思いますが、お赦しください。

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