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〜Z会東大マスターコースの教室から〜
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ことばんちょう18【ぷりまどんな】(後編)
[2008年09月03日(水) ]

前回のあらすじ
プリマドンナをプリティなマドンナだと思っていた
青いことばんちょう。
「プリマ ドンナ」が正しいと知って
急性カタカナ恐怖症に陥る。
そんなことばんちょうの前に、
イタリア留学から帰ってきた弟、
バンテーラが現れたのだった!



「おお、バンテーラ、久しぶりだな。
グラッチェ、グラッチェ。」



「兄さん、ムンクのように叫んで、何してルッコラ?」



「まあ、ふつうにしゃべってくれ。
実はプリマドンナという言葉なんだが
(中略)
俺の心にズッキーニというわけさ。」



「兄さん、
ことばというのは、

どのような単語の組み合わせか考えることが基本
というdaddyの教えを忘れてしまったのかい?」


「え?」


「プリマドンナの意味、
それはオペラなどで出てくる主役の女性歌手だよね。
主役、つまり主要なという意味の prima と
女性を表す donna 。
これを併せたのが prima donnaなんだ。」



「おお、プリマハムのプリマ、あれか!」
プリマドンナは、
プリマなドンナということだな。
夫ダンナで妻ドンナ、なんちゃって。」



「英語でも「主要な」という意味のprimaryという単語があるだろ。
あの prima だ。
donna は英和辞典にも載っていて、
イタリアの貴婦人という意味だ。
派生語で Madonna は、聖母マリアのことを指すぞ。

ちなみにprima donna には
【自信過剰でわがままな人、女王さま気取りの人】
という意味もあるらしい。
そういう意味では、エリカ様は、まさにプリマドンナだね。
ha ha ha!」



「さすがバンテーラ、日本の芸能情報にも長けていらっしゃる。
頼もしい弟を持って幸せだ。
単語はことばが有機的につながってできており、
ことばのまとまりから意味を考えるのは
現代の日本語でも、古文でも、英語でも、イタリア語でも皆同じだな。
古文の「かたはらいたし」が
「傍ら 痛し」からできているとわかれば意味が理解しやすいように、
ことばの成り立ちを考えていくことが大切だと実感できたぞ。
おお!世界中のことばを制覇できる気がしてきたぞ!」



「いつもの兄さんらしくなってきた!
カタカナの言葉は、英和辞典も引いてみると、
ことばの世界が広がるのさ!」

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