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学力調査の得点公開論にモノ申す
[2008年09月13日(土) ]

つい先日、小学6年生と中学3年生を対象にした
「全国学力調査」の結果が公表され
話題になりました。

で、
その時に都道府県別の結果(平均点)も公表されました。

で、
この学力調査結果を受けて、
大阪府知事の橋下徹氏。

府の小中学生の平均点が
全国平均から大きく下回ったことを受けて激怒したとか。

こちらの記事。
http://www.asahi.com/national/update/0830/OSK200808300112.html?ref=rss
「市町村の教育委員会は甘えている。結果が表に出ないから」

んでもって、教育委員会の人たちが猛反発して騒ぎになっているとか。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200809100091.html

市町村の教育委員会は平均点を公表するように圧力に近い要求をされ、
それに対する慎重論に対して、また知事が「クソ教育委員会」と言って激怒。

あのー、ちょっと言わせてもらっていいですか。

「教育日本一」をめざしているという橋下知事。

なんか、ヘンな気がする。

@教育日本一って、テンスウ取れる子を育てるって意味なの?

A終わった試験の「結果」を公表することが、
 学力向上につながるという論理がどうしても、
 うーんどうしてもわからないんだけど。

Bそもそも現場が反発するような挑発して、
 それで教育する側のモチベーションが上がると思う?


そして何よりも。

C公表したとき、
 平均点が低かった市町村の子どもたちの気持ち考えようよ。
 最下位だったりしたところの子どもたちは間違いなく傷つくよ。
 レッテルを貼られるのは教育委員会の人たちではなくて子どもたち。


教育委員会の甘さを糾弾するのはいいけど、
(甘いんでしょうけど)
その手法が「得点公開」でなければいけない理由が
わかりません。
教育委員会に対策を検討させて、
それを授業の中で活かせばいいじゃないですか。

試験を受けた子どもたちへの配慮、「教育」の視点が
悲しいほど欠けていると思います。

そもそもある一つのテストはある尺度でしか測られておらず、
都道府県全体という大きな枠の中での教育の成果を
一回の一つの尺度のテストで測ること自体、無理がある。
その結果がその都道府県の教育レベルを
決めていると考えること自体が危険なわけで。

入試も一回のテストじゃないかと言う意見があるでしょうが、
それも「ある尺度」で測っている点はかわりません。
その尺度(=大学の求める学力)の中で高得点をめざすのが、
入学試験の受験勉強です。
「学力全般」の議論とは違うと思います。

ということで、激しく違和感を覚えました。

さて、文句ばっかり言っててもしょうがないので、
僭越ながら知事様に具体的な提案をさせていただきます。
1、
学力調査の結果、
特に全国に比べて平均点が低かった問題を分析し、
その対策問題を授業の中に取り入れて、
子どもたちへのフォローをしてあげよう。

2、
情報を公開やら開かれた教育やらいうなら、
試験の結果を個別に到達度のアドバイスつきで
子どもたちにフィードバックしてあげよう。


これで、テンスウ、
ちょっと上がるかもしれませんよ〜。


記事より。

秋田県と並び、2年連続で全国上位の成績を維持した福井県は、公表には否定的だ。「学力向上につながるとは思えない」と県教委の担当者。「公開により子どもの学習環境に余計な雑音が入る危険性がある」という。

「余計な雑音」。
遠まわしな表現ですが、同感です。

たまには教育ブログっぽく書いてみました。

この記事のURL
http://www.zkaiblog.com/jr07/archive/412
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今年は野武士さん>
こんにちは。
お褒めに預かって光栄です!
(が、今日書いた記事はギャグでしかありません・・・)

福井県、そうなんですねーーー。

教育が熱心だと言われる県ってありますよね。
テンスウを取るとか、
進学実績をあげるといった
「数」による効果測定ではなくて、
文化的な土壌を育てるのが
(野中すみれさん風にいうと耕すのが)
教育に力を入れるということなのかなと
コメントを読ませて頂いて感じました。

Posted by:タカバタケ at 2008年09月15日(月) 16:05

ギャグを期待してきましたが、
私なんぞよりよっぽど教育的ですね。

おみそれいたしました。

中学校の学力日本一である福井県のことは、
調べてみたことがあります。

歴史的な背景なんですが、
14歳の子供たちに、
自覚を促す社会の仕組みが
江戸時代から息づいているというものです。

「公開するか否か」について、
結果のよろしくない県がいろいろ言うよりも、
結果のよろしい県の意見を拝聴しましょう。
Posted by:今年は野武士 at 2008年09月15日(月) 11:07
コメントありがとうございます!
どういう反応来るか気になる記事なので
コメントうれしいです。

「朝読書」は、間違いなく効果があると思います。
読む習慣がついている生徒は
どの教科も理解が早い・・・
なんてことをZ会の職員室でも
先生方とよく話しています。

で、すみれさんが
具体的に提案してくださいましたが、
「教育委員会を挑発するだけ」で
具体的な方針がぜんぜんないんですよね。

自分もそこが問題だと思います。




Posted by:タカバタケ at 2008年09月13日(土) 12:15
親の立場から、ちょっといぢわる目線でコメントさせてくださいね。

私の住んでいる市は、このテスト、順位が上のほうだったらしいです。
これをどうとらえるか、ですが、一つの見方として、最近各学校で行われるようになってきた「朝読書」の効果が出てきているのではないかという話をしている人がいました。
そのつながりがほんとかどうかはもちろんわかるわけではありませんけれど、その論をちょいとお借りするのなら、橋下知事には、大阪で今予算カットでつぶれることになっている児童専門の図書館に目を向けてほしいですね。教育委員会に目を向ける前に、自分がつぶそうとしている図書館を立て直して、大阪中の小学校でも活字に親しむ時間を作ってあげたらいいのになあ。将を射んと欲せばまず馬を、というのはここでも当てはまるんじゃないかしら。どうかしら。

…なあんてことを考えていました。「エデュケート」は「引き出す」、「カルチャー」は「耕す」、ことであるならば、やらねばならないことは他にありますよね。
Posted by:野中すみれ at 2008年09月13日(土) 11:31