小学校6年生のとき、横浜から北海道の帯広に転校した。
横浜でやっていたサッカーを続けたくて
当然のようにサッカー少年団に入る。
練習を何度かするうちにレベルの違いを痛感した。
横浜では補欠すれすれだった自分が、
チームでは「うまい方」になっていた。
半年して、その理由がわかる。
氷点下の日々が続き、しばれる北の街では
12月〜3月の4ヶ月ほど、外でサッカーができないのだ。
1年の3分の1、外でボールが蹴れないのだから
技術が上がらないのは当然だ。
しかし冬になって、
体育館で行う「室内サッカー」のレベルの高さに驚き、
サッカー仲間が「アイスホッケー」で大活躍するのを見て驚くことになる。
その土地その土地には、それぞれのフットボール文化がある。
そして、どこに行ってもフットボールを楽しむ気持ちに変わりはない。
おそらくどの国に行っても、その国その国のフットボール文化がある。
ニッポンのサッカー、Jリーグで、今「秋春制」が議論の的になっている。
鬼武委員長、J秋春制移行を本格検討
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jleague/headlines/20081029-00000006-spnavi_ot-socc.html
秋春制への移行は、1月に国際Aマッチデーが設定されて日本代表の活動に支障が出ることなどを理由に、犬飼基昭会長が強力に主張。それを受けてこの日、将来構想委員会が招集された。前向きに議論を始めた理由を、鬼武委員長は「NOから入っても意味がない。YESから入って、やっぱりNOとなるのか、YESとなるのか」と説明。メリット、デメリットを議論し、来年1月にも提言をまとめる。
札幌、J秋春制移行に待った
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20081030-424192.html
矢萩社長 まだ正式な議題にはなってないが、クリアできない問題はたくさんある。ドームがあっても1、2月の試合は無理だし、練習など100%無理。新たな設備投資などについても、サッカーのためにお金を出す状況に、自治体などが今あるかどうか。相当難しいと思う。
はじめにことわっておくが、タカバタケは
雪国ではない、いわゆる大クラブである、
横浜Fマリノスの熱烈なサポーターである。
その立場から、「秋春制」に疑問を投げかけたい。
日本代表の活動を優先するために、
カレンダーを「世界基準」(単なる欧州基準ですけど)に合わせると。
雪国のクラブの不利益に目を瞑ってでも、と。
鬼武委員長は、「小さなクラブの意見を聞く」と言っているが、
冬の間のインターバルを長めにとっても、
雪国のクラブにとって厳しい日程になるし、
吹雪の中の試合、サポーターの出足が鈍ると、
地方クラブの財政に影響を及ぼしかねない。
そもそも秋春制にしてW杯予選が有利になるという発想もどうか。
春秋制では、春先の試合はコンディションが整わないかもしれないが、
先のW杯最終予選第一節のバーレーン戦のように、
夏のコンディションは有利になる。
また、夏に行われるW杯本戦では、
秋春制ではシーズンオフになり、コンディションの維持が難しい。
アジアという予選が楽なエリアに属する日本にとって、
大事なのは本戦でどれだけ勝ち上がれるかである。
本戦のコンディションが優先されるべきである。
どうも、欧州基準に合わせることで
移籍市場に乗っかりたいという大クラブを優先する主義が
見え隠れするような気がするのだ。
何よりも。
日本にはニッポンのフットボール文化がある。
その地域にはその地域のフットボール文化がある。