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2009/01/22 17:07

前回に続いて「東大の二段階選抜ライン」についての考察。

前編はこちら。
http://www.zkaiblog.com/jr07/archive/558

前回示したように、今年の
河合・駿台・代ゼミの東大「二段階選抜予想ライン」は

文科一類 684~695 (平均693) 昨年結果 677
文科二類 710~720 (平均717) 昨年結果 731
文科三類 730~738 (平均733) 昨年結果 748

理科一類 729~730 (平均730) 昨年結果 749
理科二類 720~720 (平均720) 昨年結果 735
理科三類 700~730 (平均720) 昨年結果 655


となっています。
(昨年結果は、昨年の二段階選抜ライン。)

文科一類と理科三類。
東大の中でも最難関と言われる2つの学部で、
二段階選抜予想ラインが低くなってることに
違和感を感じませんか?

一つ目の東大独自のファクター。

【東大は最上位なので上から落ちてこない。】

が、関係しています。

最難関である東大は、受験生が志望校を変更して
「下に下げる」ことがあっても、「上に上がってくる」ことは
ほとんどありません。
(二次試験に文系は地歴2科目、理系は国語があるため、
他の大学から変えてくることは考えにくくなります。)

そのため、

①センター試験が難しかったとき
②ボーダー予想が高すぎる!と感じられたとき


難易度の高さを敬遠して、
受験生が逃げ出し、ラインが下がります。

一方で他の大学と違って、
上のレベルから受験生が下がってきませんので
結果的に志願者が少なくなり、ラインが下がります。

①は今年の文一、理三です。
高得点を取りにくかったセンターを反映して、
すでにこの段階で慎重になった受験生がいるようです。

②はここから後の話ですが、
去年の理三、一昨年の文二で起こりました。

理科三類 750~765 (平均758) →結果 655
文科二類 710~725 (平均718) →結果 695

以前には二段階選抜が行われなかった例もあります。
かと言って、600点台から受からないですが・・・。

さて、今年。

文一も理三も、現時点でセンターを失敗してあきらめた受験生が、
「えーっ、意外と低いじゃん、これなら出せる」と思って
どれぐらい戻してくるか・・・が焦点になりそう。

理三への変更は、あまりないような気がします。
センター700点前後で受かる世界じゃないので。
(医学部受験者は、現実的なラインで考える傾向もありますし。)

文一は、700~720点ぐらいの
「東大ならどこでも!」「私立大学なし、東大一本」
という首都圏の現役生に多いタイプが
この点数を見て、文一に出願をしてくる可能性があります。

それによっては、上がるかもしれません。

少し、注意が必要でしょう。

もうひとつのファクターは、

【東大ならどこでもいい!の受験生が多い】

です。

他の大学なら、
「ぜったい文学部」「理学部に行きたい」と
受験生は志望学部を決めていますが、
進学振り分けによって入学後に進路を決められて、
名前に圧倒的なブランド力がある東大は、

「東大ならどこでもいい」という受験生が多く存在します。

そのため、「入りやすそう」なところに
受験生が大移動し、予備校の予想と逆になることがあります。

たとえば今年であれば、

720点前後の文系受験生が文三に出せないと思う。
→文二に変えようか、一橋に変えようか迷う。

720点台の理系受験生が理一に出せないと思う。
→理二に変えようか、東工大に変えようか迷う。

このあたりの受験生の動向が、カギになってきます。

ここは毎年、非常に予測が難しいところです。

もともと文三、理一の志願者が多めだったという分析もあるので、
このまま順当に行きそうにも思いますが、
受験生の動向をもう少し見極める必要がありそうです。

最後に。
700~730点ぐらいのセンターの得点で、
東大出願を決めた皆さん。
この得点帯からの逆転は、例年、非常に厳しいです。

「どっちにしようかな、受験票来るかな」と
気持ちが落ち着いてない状態だと、
ますます苦しくなります。

覚悟を決めて、勉強しよう!
一切の妥協は許されない状態です。

でも、最後まであきらめないこと。



東大マスターコースでは、今日の夜、
これらの数字と受験生の得点状況を見ながら
志願者分析を進路指導担当者が行います。

そして、東大・一橋大の志願者動向予測に加え、
各教科担当者のセンター分析、
各教室進路指導担当からの二次試験までの過ごし方ののアドバイスを記載した
小冊子を今週土曜日から各教室で配布予定!

直前講習受講生の方は、ぜひお読みください。


受験生のために、スタッフ一同、がんばります!



Tags :
中学生
大学受験
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タカバタケ
今年からZ会の幼児・小学生向けの
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国語の講師やら入試講演も細々と続けてます。
ゆるりといろんなことを書いていきます。

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