[2007年11月22日(木) ]
垂渓庵です。
先日授業参観を終えました。
誰に見せるのですかという服装のお母さんなども混じる中、
担任しているクラスで授業をしてきました。
わたしは特に緊張するというようなことはないつもりだったのですが、
最初に指名した生徒をうっかり「くん」づけで読んでしまいました。
やむをえずその後の生徒も「くん」「さん」づけです。
それもあいまってか、生徒たちはやはりふだんと勝手が違うようです。
元気がないというかよそ行きというか。
どうしたもんかなと思ううちに授業は進みます。
当日の授業は教科書の形式段落のまとめを何人かに板書させるのが中心でした。
それを添削していきながら、その他の生徒に質問を織り交ぜるのです。
少し硬い雰囲気の中、授業が進んでいったときのことです。
板書をするように指名したある君は、「自動車の燃料」と板書するつもりで、
「自動車燃」と書いてしまっていました。
これはおいしい。チャンスです。
「そうか、お前は自動車にもえるんか。いろんな趣味があるからなあ」
爆笑です。中一は単純なのである意味楽です。
「あ、おいおい、字を間違えてるがな。燃と違うやろ。萌やで」
当然笑いが起こります。中一は単純なのである意味楽です。
なんとおいしいことに、次の生徒も「自動車の燃料」を「自動車の燃」と書いていました。
「おいおい、お前も自動車もえかいな。かなわんなあ。あ、やっぱり字が違うで。
それにしても、いつのまにかこのクラスにはオタクが増えてるんやなあ」
だめ押しの笑いをとりました。中一は単純なので(以下略)。
彼らのおかげで後半は和やかに授業が進んでいきました。
彼ら二人の適時打に感謝したいと思います。
二人とも野球部員じゃないんですが。
こうして、生徒に助けられながらわたしの授業は進んでいくのです(笑)
授業では、できるだけたくさんの生徒が当たるように心掛けたのですが、
やはりなかなか全員に板書や発言の機会を与えることはできません。
何らかの形で発言してもらったのは半分くらいでしょうか。
授業の後の終礼の時、ほっとした生徒がざわついていたので、
いつもより上品に「静かにしろ」と言いましたが、なかなか静まりません。
一番前の生徒がつっこんできました。
「先生、いつものようにがつんと怒鳴りましょうよ」
「おまえ、お母さんらがいてはるやろ。そんなこと言うなよ。体裁悪い。」
時には生徒に足を引っ張られることもあるのですね(−−)
とにかく、当たりたいのに当たらなかった君も、
逆に当たりたくないのに当たってしまった君も、お疲れ様でした。