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垂渓庵
旧暦6/23 後悔 (2008年08月05日)
垂渓庵
旧暦6/23 後悔 (2008年07月30日)
垂渓庵
旧暦6/1 灯りまたたく黒門町に (2008年07月30日)
ゴンザレス
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垂渓庵
ちぎれる本─和本の話の続き (2008年06月24日)

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旧暦6/23 後悔

[2008年07月18日(金) ]

垂渓庵です。

わたしは生徒にはよく「やっといたらよかったと後悔するぐらいなら、やって失敗する方がましや」と言います。が、常にそのことばを実践できているわけではありません。

好きな子に結局何も言えずに終わったこともあります。言って玉砕したこともあるわけですが、そちらの方がいっそ清々しいと言えるでしょう。先日同窓会の折に、何も言えないままだった子がとてもふくよかになっているのを見かけて、「あ、言わなくてよかったかも」と思ったりもしましたが、それはまた別の話です。

大学の指導教官になかなか卒論について相談に行けなくて、行ったときには提出まで時間がなくなってしまい、結局先生のアドバイスを十分踏まえられなかったこともありました。たかだか二年ほど専門の勉強のまねごとをしたにすぎない学部生が、きちっとしたものを持っていこうと思ったのが間違いのもとだったわけです。それでも先生が目を通し書き込んで下さったコメントを見ながら、もっと早く話しに行けばよかったと後悔することしきりでした。

わたしはどちらかというと思い立ったらすぐ行動する方ですから、そんな経験は比較的少ない方だと思うのですが、本屋さんで見かけた本を買おうか買わないでおこうか迷ってしまい、一日おいて次の日に行ってみるとなくなってしまっていた、なんてことが何度かあります。これもまた後悔の種になるのですね。そんな本のことは不思議に覚えています。何冊かあげてみましょう。

 宮武外骨の滑稽新聞の集冊編集版「滑稽新聞 6冊+別巻1」
 ユージンスミスの写真集「写真集 水俣」
 シュティフター作品集
 バイファムOVA

「滑稽新聞」も「写真集 水俣」も、多少値段は張りますが、古書の検索サイトで購入可能です。
シュティフターについては「作品集」を出版した松籟社から新たに「シュティフター・コレクション」が刊行されだしています。
最後のは本じゃないですが、古本屋さんの棚にその当時発売されていたものがすべて並んでいたのです。その後DVDが発売されたのではなかったでしょうか。

いずれも今の時点で全く手に入れられなくはないというわけではありませんので、後悔せずともよい、となるのですが、やはり本好きとしては、あの一瞬の躊躇がちょっと悔しくもあるのです。

大学時代のある先生は本を買うかどうか迷ったときは、「仮にその値段分の報酬をもらうとして、自分がその本を書けるかどうか考えてみる。とてもその金額では書けないと思ったら買う」という明快な基準を持っておられます。それじゃほとんどの場合が「買い」になるじゃないかと思いもしますが、買わなかったがゆえの後悔はしなくて済みそうです。その話を聞いて以来、わたしもできるだけその基準を採用するように心掛けています。それでもやはり葛藤があるところがわたしの人間のできていないところでしょうか。

というわけで、今日も買うのを見送った本がありました。う〜ん、どうしよう。

コメント

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>野中すみれさん

ご返事が遅れてしまいました。

ペリー・ローダンですか。そりゃすごい
残念ながらうちの学校の図書館には入っていません。
誘惑に負けてしまわれないことを祈っています(笑)
Posted by:垂渓庵 at 2008年08月05日(火) 06:38
「ご自由にお持ち下さい」のペリー・ローダンシリーズは、文庫本です。ここの前を通るたびに、「いつかここにグイン・サーガも並ぶんだろうか…」とややブラックになります。どっちも読んでいないんですけど。読み始めたら家事が滞るのが目に見えているので。
Posted by:野中すみれ at 2008年07月31日(木) 07:50
>野中すみれさん

暑いですね。とは言っても合宿の引率でやや高所に来ていますので、街中よりは快適な生活を送っています。

女性には街中に誘惑が多いということですね。単価も本などよりははるかに高くなるでしょうし、さぞ葛藤があることでしょう(笑)

わたしの勤務校の図書館では、文庫本が雑誌扱いになっていまして、消耗品の区分に入ります。ですから、擦り切れて古くなったものは野中さんのおっしゃるように、ご自由におとり下さい状態になります。わたしもSFの古いものを何冊かもらいました。堀晃の「梅田地下オデッセイ」などのような希少なものがあれば狂喜するのですが、なかなかそんなものには行き当たりません。単行本はまだそんな形で廃棄されたことはなかったはずですが、野中さんのご覧になったのはどちらでしょうか。
Posted by:垂渓庵 at 2008年07月30日(水) 11:30
お暑うございます。
最近は図書館を有効活用しております。
「これだけの本を買ったら、部屋の中が狭くなる。既に快適に利用できる広さを本によって侵食されている現在、この本を買うべきかどうか」が私の判断基準になっているところがなんとも悲しいところです。

もっとも、女性にはえいやっと買う場面は他にあります。はい、衣料品・雑貨でございます。

ここで買わなかったら二度とチャンスはないので、その葛藤たるや、本屋にいるときよりもものすごいものがあります。(笑)

閑話休題、今、近所の図書館に行きますと、やはり図書館内の居場所を失った本が、「どうぞご自由にお持ち下さい」と特別コーナーを与えられています。その前を通るとき、いつも心が痛みます。前にも書いたかと思いますが、もう何ヶ月も、ペリー・ローダンシリーズが引き取り手もなく置かれているのです。
Posted by:野中すみれ at 2008年07月29日(火) 07:35