[2008年06月26日(木) ]
垂渓庵です。
大阪近郊にはJRや私鉄、地下鉄の多くの路線があります。わたしはそれらの全てに乗ったわけではありませんが、学生時代から今まで、通学や通勤に複数の路線に乗ってきました。その間に、ある特徴的なことに気づきました。
それは、路線によって、乗客のマナーというか、乗り方が異なるということです。
ある路線では、降車客が降りきらないうちに乗車客が割り込むように乗り込んでくるのに対して、ある路線では降車客が降りきるまで──あるいは、ほぼ降りきるまで──、乗車客は扉の両脇で待っています。
よく東京の乗車マナーと比較して、大阪の乗車マナーの悪さが喧伝されますが、どうやら大阪の中でも地域差があるようなのです。
仮に降車客が降りるのを待つタイプをAとし、降車客が降りるのを待たずに乗るタイプをBとしましょう。
AもBも整列しないという点では共通しています。いや、正確に言うと、電車が到着するまでは整列しているのですが、電車が到着した時点で扉の両脇に乗車客が移動する際に列が崩れてしまうのです。
このあたりが特に東京で生活する人には、東京の乗車マナーとの顕著な違いとして感じられるのではないでしょうか。が、そのために上に記したような違いがともすれば見逃されがちになっていると思われます。AタイプとBタイプとを区別して東西を比較した人をわたしは知りません。
けれども、AタイプとBタイプでは大きな違いがあります。列が崩れたなりにAのタイプは降車客が降りるのを待つという配慮を見せていると言えます。それに対してBの方は、感心しないことに自分のことしか考えていません。
山を歩いていると、狭い山道で他の登山客とすれ違わねばならない場合が多々生じます。そのような際、登り優先という暗黙のルールがあります。登りはやはり苦しいものですから、そのペースを乱さないようにという配慮だろうと思います。
が、時にその暗黙のルールを破って平気な人が存在します。へとへとに疲れて下山しているのか、山のルールに不案内なのかはわかりませんが、人を不快に感じさせる存在です。クライマーの風上にも置けません。その場に正座させて説諭したくもなろうというものです。しませんけど。
いずれにしても、自分の都合だけを考えていて、相手への配慮を欠いている行いだと言えます。残念ながら山でそんな人に出くわす機会が最近増えているような気がします。にわか登山者が増えたのでしょうか。
閑話休題。電車の乗り方の話にもどりましょう。実はAタイプとBタイプ、大阪の北部と南部とで非常に対照的な傾向を示しています。もちろん例外はありますが、総じてどちらかにAタイプが多く、どちらかにBタイプが多いのです。
どちらがどちらかはあえて記しません。が、どうしても答えを知りたい人は阪急電車・阪神電車とJR阪和線・南海電車を乗り比べてみて下さい。たぶん、すぐにわかると思いますよ。他の行動様式にも差があるのかどうかは分明ではありません。鋭意調査中です。
みなさんの住んでいる都道府県にはどんな地域差があるのでしょうか。