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旧暦1/29 将棋指し

[2008年03月06日(木) ]

垂渓庵です。

みなさんは小さなころに何になりたかったですか。
わたしは科特隊の隊員になりたかったです。
いや、ホシノ少年になりたかったような気もします。
いずれにしても、あの胸の流星バッジにはひどく憧れました。

少年ライダー隊の一員には…特になりたくはなかったような。
あ、ドロロン閻魔君の仲間になりたかったこともあります。
中学生のころは、ホワイトベースの外でブライトさんたちと
白兵戦をともに戦ったこともあります。もちろん夢の中で。
こちら惑星ゼロ番地というマイナーなSFホームドラマの世界に
あこがれたこともありました。

……。どうやらテレビに毒されていたようですね(−−)
そんなわたしですが、映像の世界以外に憧れを持ったこともあります。

それは、プロの将棋の棋士に対するあこがれです。
棋士というよりも将棋指しと言った方がわたし的にはぴったりきますが。

実際のプロ棋士に憧れるというよりも、
『棋士 その世界』(中平邦彦著 講談社文庫)
などに描かれる棋士像にあこがれたのだと思います。
実際の棋士は、醜聞にまみれることもあれば、
残念ながら悲惨な事件で命を落とされることもありました。
当たり前のことですが、理想化されたヒーローではありません。

今となっては、そんな人たちがあの盤上で真剣に戦う姿は、
それはそれで素晴らしいのではないかと思います。
が、将棋指しに憧れていた当時のわたしが、
そんな棋士の姿を知ったとしても、
恐らく受け入れられなかったでしょうね。

いずれにしても、漠然とした憧れに終始した
棋士への夢は、いつしか消えていきました。
それとともに将棋の定跡も頭からすっぽりとこぼれ落ち、
新しい棋士の名前を覚えることもなくなりました。
わたしの知識は故小堀清一九段どまりです。
というと少しオーバーですが、「名人」と言うと、
故大山康晴永世名人が頭に浮かんできます。

しかし、将棋マスコミ──そんな言い方があるのかわかりませんが──
が多分に理想化して描いていたと思える、
棋士の厳しく破天荒な勝負師っぷりは、
やはりどこかに存在していてほしいとは今も思います。

強烈で個性豊かでユニークな面々。
それはわたしの中では、なぜかプロレス華やかなりしころの、
魅力にあふれていた外人レスラーと重なります。
プロレスの話をすると、さらに長くなるので省略しますが(笑)
それやこれやを考え合わせてみると、
将棋指しが存在して欲しいというわたしの願いは、
わたしの昭和への郷愁のあらわれなのかもしれません。

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