[2008年02月21日(木) ]
垂渓庵です。
スキー合宿の報告その2です。画像があればよかったのですが、カメラを忘れ、携帯も宿舎に置きっぱなしだったので、ビタ一枚画像はありません。
幸いなことに寒波の襲来に伴って降り続いた雪のおかげで、あたり一面銀世界でした。
そんな様子を想像しながらお読み下さい。
合宿三日目。天気は当然雪。それも昨日までよりも降るらしいということです。もういいよ、雪。軽くそう思いながら宿舎を後にしました。
ゲレンデに着いて午前中は担任団で会議です。一時間ほど、次年度の学年の運営方針などについて話をしました。その後、他の担任はそれぞれにスキーを履いて散っていきましたが、わたしはスキーを履きませんでした。
いえ、スキーどころかスキー靴も履いていません。ついでにスキーウエアも着ていません。わたしの履いていたのは登山靴です。着ていたのはアウトドア用のレインウエアと防寒着。
当初からの計画で、ここしばらく雪山を歩いていないもやもやを晴らすべく、ゲレンデを歩いて登ってやろうと思ったのです。足には当然スパッツを装着しています。雪山用にパーツを交換したストックも用意しました。ついでにアイゼンも。
スパッツを着けているときにゴムが切れてしまったのですが、ちゃんと予備を用意してあります。連絡網の時と違い、こういうことには用意周到なのです。昨日の様子や今日の天候を見て、結局アイゼンは置いていくことにしました。
準備万端、いよいよ出発です。が、スキーをするわたしの友人の忠告によれば、いかにも登山登山したかっこうでゲレンデを歩いていると、たぶん制止されるだろうとのことでした。そこで、行動食などはポケットに移し替えてザックを置いていくことにしました。
わたしの計算では、軽装ですたすた歩くことでスキー場の関係者と間違われるはずです。こちらを見る人と視線を合わせずに機敏に歩くことを心掛けました。まずは初心者用のリフトの降り場──そんな呼び方でいいのでしょうか──まで、リフト下を歩きました。
やはり何人かの人が振り返ります。わたしは脇目もふらずに緩傾斜の雪面を歩きます。とても心地よいです。スキーをしている人の気が知れません。いや、それはオーバーですが。そんなこんなで降り場に着きました。
そこで生徒の講習班の様子を何班か見て声かけをしました。みんな昨日よりはさまになっています。講習班の集団もとぎれたところで、そこからさらに急傾斜を登っていくことにしました。できるだけゲレンデのはじを歩いていきます。スキアーに迷惑かけちゃいけませんからね。
さすがに初心者用のリフト下とは違い、油断をすると足をとられそうになります。そもそも、圧雪していない場所にうっかり足を置くと、ズボッと膝上ぐらいまで潜ってしまいます。おお、これこれと思いながら高度を稼いでいきました。
途中、靴をけり込まないといけないぐらいの斜度のところを通過し、さらに上へ上がっていきました。とても快適です。急斜面でスキーがはずれて履けなくなっている生徒を助けたりしながら、斜面を登り続けました。
頂上直下のリフト降り口まで行きたかったのですが、午前中の会議のために昼食まであまり時間がとれなかったので、やむなく三分の二ぐらいまで登ったところで引き返すことにしました。当然半分滑りながら半分駆け足です。これがまた雪の上なので飛ぶように下っていけます。笑いたくなるぐらい愉快そのものでした。
下に降りていく途中で、またいくつかの講習班を見つけ、声かけをしました。そんなこんなで、本部のある休憩所まで降りたころには、ぼちぼち本部詰めの教員が帰る時間になっていました。全部で一時間半前後の超ミニ雪山歩きでした。
昼からは普通に滑りました。何しろ吹き降りがひどくなってきていて、軽装で歩くのは少し心許なかったのです。リフトに乗っている間、指の先が痛冷たくなってきたり、体が冷えたりしてきました。視界もとても悪くなっています。やはり歩かずに正解でした。いくつかの講習班についていくうちにその日の講習は終了になりました。
宿舎でのミーティング時に、わたしのクラスの生徒がインストラクターの指示を守らずに、結果的に班の講習の進行を妨げているという報告があがってきました。就寝までの空き時間を利用してその生徒を呼び出し、指示を守るか特別班に入るかどちらかだと告げたところ、指示を守るということでした。
そんなこんなでこの日は暮れていきました。
四日目は合宿最終日です。ここにきて初めて晴れ間の見える天候になりました。夜のうちにけっこう雪が降ったので、これまでと同じくゲレンデの状態もよく、天気もよしですこぶる快適です。
ほんとうはこの日も歩きたかったのですが、昨日注意した生徒がちゃんとインストラクターの指示を守るか気になったので、その班について一緒に滑ることにしました。様子を見てみると、ちゃんと指示を守っているようです。
二本ほど一緒に滑った後は、これまでと同じくゆっくりと流しながら他の講習班の様子を見ていきました。どの班もうまくなっています。上まで行く高速リフトに初めて挑戦する班もありました。
とある女子生徒はとてもハイになっていて、リフトの上でも始終歌っています。伝染するのでしょうか、普段はどちらかというと大人しいめの子もやはり歌っています。四人がけリフトで隣に座ったことを激しく後悔しました(笑)
最後は生徒たちも比較的自由に滑らせてもらえたようです。彼らと滑っていると、とある生徒が急に声をかけてきました。それに気を取られてわたしは激しく転倒してしまいました。一度もこけないできたのに。最後の最後にゲレンデに大の字になってしまいました(−−)
ゲレンデでの閉講式、宿舎での閉所式も無事終え、一路西を目指しました。帰りは行きのように渋滞に巻き込まれることもなく、ほぼ定刻に学校に到着しました。生徒たちはそれぞれ講習に満足していたようです。病人やけが人が出ることもなく、なかなか満足のいく三泊四日の合宿でした。