[2008年02月07日(木) ]
垂渓庵です。
今日は旧暦1月1日。元旦です。いわゆる旧正月です。
というわけで新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
思えば去年もいろいろありましたね。今年はいい年であって欲しいものです。
……。
……。
……。全然正月気分になれません。もう二月ですから。
以前にも触れたようにわたしたちの生活は旧暦と無関係ではありませんが、
やはり新暦のサイクルが身についてしまっているのです。
でも、世界には今でも旧正月にお祝いをしている地域があります。
たとえば中国や台湾。春節と言って何やら大変なことになるようです。こんなことにも。あんなことにも。あ、正確には後の二つの写真はアメリカのチャイナタウンの様子だそうですが。
どうでしょうか、少しはめでたい気分になれましたか。せっかくですから、ここで旧暦について少しだけ復習しておきましょう。旧暦は月の満ち欠けをもとに作った暦です。月の満ち欠けの周期はほぼ29.5日ですので、太陽暦のひと月と厳密には一致しません。
ですから、月の満ち欠けを元にした暦──太陰暦と言います──を何の補正も加えずに使い続けると、太陽の運航を元にした暦──太陽暦ですね──とどんどんずれていき、真夏に正月がやってきたり、三月に栗がとれたりすることになってしまいます。そこで大の月(三十日)と小の月(二十九日)を交互にくり返し、なおかつ閏月(うるうづき)を加えるなどして補正をします。
そうやって補正を加えて使っているのが今の旧暦──太陰暦に太陽暦との対応をつけるように工夫したものですから、太陰太陽暦と言います──です。月の満ち欠けの周期が厳密に29.5日ではないため、大の月と小の月を繰り返すだけでは、いずれ不具合が出てきます。
さらにその補正をせねばならないわけですが、そのあたりになると、専門的すぎてわたしにもよくわかりません。が、現在までに何度か暦には改良が加えられているようです。
さて、新月から新月までがひと月で、毎月一日が「ついたち(月立ち)」で、月末が「つごもり(月籠もり)」だというのは、以前も触れたでしょうか。もう少しだけ暦について述べておきましょう。
春 1月 睦月(むつき)
春 2月 如月(きさらぎ)
春 3月 弥生(やよい)
夏 4月 卯月(うづき)
夏 5月 皐月(さつき)
夏 6月 水無月(みなづき)
秋 7月 文月(ふづき)
秋 8月 葉月(はづき)
秋 9月 長月(ながつき)
冬10月 神無月(かんなづき)
冬11月 霜月(しもつき)
冬12月 師走(しわす)
こんな感じになってます。今ふつうに使っている暦の感覚をそのまま当てはめてしまうと、どうして七月、八月が秋なんだよ、って感じになってしまいますが、旧暦と今の暦は一か月前後から最大二ヶ月近くずれることがあります。
たとえば、今年は今日が旧正月で、今の暦の正月とは約四十日ずれています。来年は1月26日が旧正月です。再来年は2月14日ですから、五十日近くずれが生じます。そんなこんなで、今の暦の感覚をそのまま旧暦の四季の配当に当てはめると、何やら違和感が生じてしまうというわけなのです。
旧暦では今日から春です。わたしの自宅付近ではこの前の日曜に雪が降りましたが、探してみればあちこちに春を見つけられるのではないかと思っています。子を連れての散歩がてら、そんな春を見つけようと思います。