垂渓庵です。
1月4日に摩耶山を歩いてきました。
ほんとは雪化粧した金剛山を歩くつもりだったのですが、
山行当日に激しく寝坊してしまい、
やむをえず近場の摩耶山に行くことにしたのです。
登ったのは、旧暦でいうと11/26です。
表題の旧暦12/3というのは今日の日付けです。
前回の記事で触れたように、旧暦表示をしばらく続けますね。
ちなみに今日の月がいわゆる三日月です。
今日は朝9時頃に東の空に登り、夕方6時頃に沈むはずです。
一度空を見上げて月を探してみて下さい。
閑話休題。摩耶山は六甲山系の西に位置する山です。
標高は七百メートルに少し足りないくらい。
大学時代からの友人である日置君がホームグラウンドにしていた山です。
彼とは年に何回か摩耶山や六甲山を一緒に歩いていたのですが、
関東に転勤してしまいました。
山に登るのが目的か、その後にうまい肴をあてに飲むのが目的か、
どちらか疑わしいところが我々にはあったのですが、
そんな楽しい山行も彼がいずれ関西に戻ってくるまでお預けです。
というわけで今回の摩耶行は単独行です。
「単独行」の加藤文太郎も六甲山系を歩いていましたから、場所的にもぴったりです。
さて、それでは摩耶山にGO!
摩耶山頂へのルートはいくつもありますが、今回歩いたのは天狗道というコースです。
当然、表題の「天狗道を行く」は「『天狗道(てんぐみち)』を行く」と切って読みます。
「天狗 道を行く」では、わたしが天狗みたいです。
謙譲の徳に富むわたしにはまったくそぐいません。
天狗道には新幹線新神戸駅下の登り口から行くことになります。
大きな案内板が掲げられています。
携帯で撮ったので少し見にくいですが、左下に現在地とあり、右上に摩耶山とあります。
しばらく行くと、布引の滝へ行く道と、天狗道へ直接向かっていく道の分岐があります。
せっかくですから、今回は布引の滝へ寄り道してきました。
布引の滝は伊勢物語第八十七段に登場します。
それ以後、和歌に詠まれる歌枕として定着していきました。
では、まず雌滝を。
次に雄滝
どちらも水量が十分でないので、あまり「布引き」って感じではありません。
どちらかというと「綱引き」とでもいうような感じです。
というよりも、写真がまずいので
どこを水が流れ落ちているのかわかりにくいですね。すみません。
が、この写真ではうまく伝わりませんが、規模はそこそこ大きいですよ。
とくに雄滝はなかなかの迫力です。
滝の高さは五十メートルぐらいあるのではないでしょうか。
雄滝を後にしばらく登ると、布引貯水池から天狗道へ向かう登山ルートに合流します。
布引貯水池は明治時代に作られた小ぶりのダムのようなものです。
つい最近改修工事が行われ、非常にきれいになりました。
貯水池の様子を一枚。
貯水池を過ぎてしばらく川沿いに道を進むと、
以前からわたしが不思議に思っている施設に着きます。
それがこれです。
布引道場。こんな山の中に修験道か何かの道場でしょうか。
別の看板にはこうあります。
神戸投輪連盟本部
布引投輪クラブ
……。
なぜ投輪なんでしょう。しかも神戸連盟の本部とは…。
そもそも、登山道を三十分も登ったところに本部を設ける意味は何なのでしょう。
それに、他に支部はあるのでしょうか。謎は深まるばかりです。
普段のわたしなら即座にググってみるところですが、
この協会に関してはあえてネットでの検索を試みていません。
世の中には変につつき回さずに不思議なままにしておいた方がいいこともあるのです。
不思議な建物を後に歩を進めること十五分あまり。
分岐に行き当たります。
今回は出発が遅かったので、この分岐にたどりつく前に昼食をとりました。
こんなに登り口に近いところで昼食をとるのなんて初めてです。
少し低めのテンションで昼食をとり、気を取り直して出発。
分岐をまっすぐに行くとトゥエンティ・クロスから徳川道を経て摩耶山頂に出ます。
今回は分岐を右に折れて天狗道を行きます。
トゥエンティ・クロスから徳川道は川沿いの比較的なだらかな道で、
ハイキングコースとしても最適です。最後の登りが少ししんどいですけどね。
天狗道は尾根筋をずいずいのんのんと登っていく道です。
最初に急登が続き、少し疲れますが、ペースを間違わなければ大丈夫。
急登→なだらかな道→登り→下り→登り→なだらかな道
ってな感じでぐんぐん高度を稼いでいきます。
途中の道の様子を一枚。
最後の登りの手前に見晴らしのいい場所があるのですが、
この日は一人たそがれながらハーモニカを吹くおじさんがいました。
彼は何を思いながらハーモニカを吹いていたのでしょうか。
わたしは少し休んでからその場を後にしました。
ドラマを感じさせるひとときでした。
そんなこんなで登りだしてから約二時間半で山頂に着きました。
山頂にはこんな看板が。
山頂からの景色を一枚ご紹介しようと思ったのですが、
画像をアップできる限界が来てしまいました。
やむをえず省略します。
山頂は以前来たときよりも整備されていました。
藤棚のようなものの下のベンチがお気に入りだったのに、なくなってました。
しばらく休憩した後、今回はロープウエイとケーブルカーで下山します。
このブログの記事にするためです。普段は歩いて下りますよ。
でもロープウエイの様子もケーブルカーの様子もご紹介することができません。
何をしているんだか(−−)
ケーブルカーを降りてからはバスで三宮に出ることができます。
というわけで、下りに乗り物を使ったので、
今回のわたしの山行は二時間半ほどで終わってしまいました。
次はもう少し長い時間歩いてみるつもりです。
追記 山頂以降についてはまた機会を見てご紹介することにします。