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元中学コース編集部 繊粒庵ぽん吉

元中学コース編集部員から、日々の生活・考えたことをあなたに

     
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コメに困る
[2007年11月05日(月) ]

ご無沙汰しています。ついに更新頻度が1ヶ月に1回から、1.5ヶ月に1回になっちゃいました。だんだんプレミア付きの隠れキャラみたいになってきましたな。
しかしまあ、これだけ更新していないにもかかわらず、どうやらこのページにたどり着く方もいらっしゃるようで……
このブログの「設定」にはアクセス数の推移なる機能が付いている。あまりの更新の少なさにさすがに呆れて、読んでいる人ももういないでしょうと思いながら、今チラッと見て驚いた。

10/28(日) 93件
10/29(月) 76件

……まったく更新されていないこのブログに、一体何が起こったのでしょうか?? 謎です。
アクセス数が多いと、むしろ「オレ、なんかマズイことでも過去に書いたっけな?」と妙に不安を掻き立てられちゃったりして。ああ、オレって天邪鬼。

近況でも。最近は全国行脚もひと段落。まずまず落ち着いたワークライフを送っております。自分の座席にいることが多くなりました。
休日も休日で、ドラム打ったりスポーツ観たり、充実しておりますな。

そんな中、先週の土曜日は立川の昭和記念公園でバーベキュー大会。
最近の若者はバーベキューを「BBQ」と書くそうだよ。うーむ。横文字が苦手な僕にはどうも馴染みにくいですなあ。
実は僕は乳製品が大の苦手である。中でも、チーズについては突出して苦手度が高い。
「BBQ」という綴りを見て、「そういや昔、『QBBチーズ』ってのが給食で出たなあ。おえっ」と思い出してしまう。したがって、「BBQ」という表現には、どうもイヤな感を受けてしまうのだ。「何でチーズまで、焼かなあかんねん!」と。
ということで、やはりこの日記では、以後「バーベキュー」と書くことにしましょう。

学生時代は友人とよくキャンプに行ったりしたものだが、最近では屋外でみんなでメシを作って食べるということがめっきり減った。お誘いを受けたときも、当日何を持参すればよいのかさえ皆目つかず。
と、バーベキュー当日の3日前の夜、このイベントの参加要項を確認すると、次の一言が。

「持ち物:お米1合」

はたと気がつく。あ、そういやオレんちにゃ、コメがない。
気ままな一人暮らしゆえ、もはや自炊はまったくしていない。晩酌も兼ねて近所の飲食店でメシを食って帰宅するのが常になっている。最近では家で湯を沸かすことすらないありさまだ。
いや、昔はこれでも作ってたんだけどね。ちゃんとハマグリの砂抜きなんかしちゃったりして。オイスターソースで炒めたりとかさ。茶碗蒸しまで作っちゃったりしてたのだ。
しかし、今は食材を買わないどころか、家にはコメすらない惨状である。いいのかオレ、こんな生活で?

いや、実は家にコメを常備していないのには、別の訳もあるのだ。
昔、まだ本社のある三島に住んでいた頃の話。この頃はまだコメくらいは自分で炊く生活を細々と続けていたのかもしれない。しかし、それも2日に1回になり、1週間に1回になり、やがてキッチン下の扉を開けることもなくなり……

そんなある日のことだった。仕事を終え、帰宅する。部屋の電気をつけると、家の白い壁にぽつっと黒い点のようなものがついている。
何じゃコリャ? 近づいてみると、虫であった。カブトムシを小さくしたような、甲虫だ。
どっかから入ってきたのかな……まあ、放っておけばそのうちいなくなるだろう。

次の日。仕事を終え、帰宅する。部屋の電気をつけると、布団のシーツの上にまた黒い点が。しかも2匹。昨日の虫と同じヤツだ。最近三島周辺で流行ってるんですかね? この虫。が、深くは気にせず、ちり紙でつまんでポイっと捨てる。

また次の日。仕事を終え、帰宅する。部屋の電気をつけると、あれれ、今度は家の白い壁に5匹くらいがモゾモゾしてますなあ。布団にも3匹くらいいるんですが……
確実に増殖している。さすがに僕も無気味になってきた。これは何か原因があるのかもしれない。天変地異の前には小虫が増殖するらしいと聞いたことがある。もしや大地震の前触れか?

次の日。出社して、喫煙所でどうぶつ博士の先輩・Iさんにこのことを話してみる。
「何か最近、ウチで変な虫が増えてるんですけど、Iさんの家とか、どうですかね?」
「変な虫ってどんなのよ?」
「あー、えーっと、カブトムシを小さくしたような形の虫ですね。動きはトロいです」
「カブトムシが小さい。うーん……あ、それさ、ひょっとしてコクゾウじゃねえ?」
「コクゾウ、ですか?」
「そうそう、よくコメから涌いちゃうやつだよ。もしかしたら、古いコメとかを口が開いたまま放置してたりしないかな?」
……ありうる。

早めに仕事を終え、帰宅する。部屋に入る。黒い虫はさらに増殖している。壁には10数匹、床にも数匹。これは……間違いない。
おそるおそる、キッチンの扉を開けると……

ぎゃああああああああ!!(うようようようようようようようよ)

数ヶ月放置してあった無洗米から、おびただしい数のコクゾウ虫が……阿鼻叫喚の宴を繰り広げていたのであった。
バルサンをカチっ。さよならっ。僕はさっさと車で遠くまで逃げましたとさ。

そんなことを契機に、コメはレンジでチンのご飯になり、やがてそれすらも買わなくなり、現在に至る。

バーベキューに持参するコメ1合のために、わざわざスーパーで袋に詰まったコメを買えば、余った分はまた家で放置され、同じことになってしまうかもしれない。そこで……
会社で隣に座るKさんに、恥を承知でおそるおそる聞いてみる。

「あのぉー、Kさんの家って、コメあります?」

そりゃあるわよ、さも当たり前のように答えるKさん。

「もしよかったら、1合だけ明日持ってきてもらえないですかね? スミマセン、お金は払いますんで」

事情を聞き、Kさん笑う。「そろそろ自炊したら?」ハイ、スミマセン……
翌朝、恩人Kさんは、ご丁寧にもビニール袋に白いリボンまで施してくれたコメ1合を持ってきてくれたのであった。まるでこれから友達とキャンプに出かける小学生の子どものような気分である。

さてそのバーベキュー。総勢25名ほどの男女が参加。
バーベキューには得体の知れない魔力があるようで、作って食って飲んでーを繰り返していると、無限連鎖に陥るらしい。飯も酒も止まらなくなる。テンションが上がり、縄跳びなんぞをおっぱじめる。終了。げぷっ。心地よい疲れが、帰りの電車での爆睡を誘ったのであった。
Kさんが持ってきてくれたコメ1合は、見事に美味しい栗ご飯へと化けたのでした。ホントに感謝です。