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元中学コース編集部 繊粒庵ぽん吉

元中学コース編集部員から、日々の生活・考えたことをあなたに

     
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魚クイズ
[2007年07月28日(土) ]

ついこの間まで6月……と思っていたら、気づけばもう7月も下旬。ここ数日の関東地方は本格的な夏空の趣だ。青空を見上げ、すでに中学生の皆さんは夏休みに入っているんだなあと気づいた。そんな基本的なことが意識からスッポリと抜けてしまうほどに、時の流れが速い。趣味のドラムも、最近はご無沙汰気味。ドラムキットに座れる時間と余裕が、なかなかない。
最近は会社のデスクにいるよりも、外に出ていることが多い。横浜と静岡を往復したり、新幹線で神戸に向かったりと、慌しく動いているうちにどんどん時が過ぎていく印象だ。そんな生活の中で、街を歩けば何気ない発見がある。人とたわいのない話をすることで、新しいアイデアが浮かんできたりする。仕事に対する直接的なアプローチからは一歩離れた、ふとしたところにおもしろいヒントが隠れていたりする。視野を広く持っておくことは大事だなあと思う。

そんな近況なのだが、最近の気分転換法を2つほど。

1つはスパ通い。会社帰りにスパに立ち寄って、ひたすらダラダラとする。考えてみれば、人間の身体ってすごいよなあと思う。水道管は20年くらいでダメになってしまうらしいが、自浄作用が備わった人間の器官っていうのは、そう簡単には壊れない。日本に住んでいる限り、医療を含めてこれだけ環境が充実しているのだから、壊れて大事故につながることも稀である。先日のニュースによれば、2006年の日本人の平均寿命は男性が79.00歳、女性が85.81歳で、いずれも過去最高だったそうだ。とくに女性は22年連続で長寿世界一、男性はアイスランドに次いで2位だという。
それでもまあ、34年も生きればそれなりに身体にもガタがくるものだ。心の部分も含めて、定期的にメンテナンスをしていく必要が生じる(なーんて書くと、「ぽん吉さん、その前にタバコと酒を止めましょうって」などと言われそうだが)。夜景を見ながら風呂に入り、風呂上りにマッサージを施してもらう。ビールを飲んで、その後はリクライニングチェアで雑誌やらテレビやらを眺めながらぐだぐだとくつろぐ。至福。ひとしきりリラックスしてから、タクシーで我が街へと帰る。

もう1つは寿司屋のカウンターだ。僕の家は横浜でも、いや全国でも有数の繁華街に位置している。仕事で帰りが遅くなっても、少し歩けばネオンたなびくにぎやかな街が待っている。そんな繁華街に、朝の4時まで営業している寿司屋を見つけた。いわゆる「廻る寿司」ではなく、職人さんがきちんと魚を捌いて握る寿司屋である。こう聞けば値段が高そうなイメージがあるのだが、実際には回転寿司屋で飲み食いするのとさほど変わらない良心的な値段なのだ。カウンターのショーケースを眺めながら、今日はとり貝がよさそうだとか、珍しいネタが入っているからつまんでみようかなどと思考を巡らせるのが楽しい。

先日、この寿司屋の店内に「鱧の梅肉焼き」というメニューを見つけた。「鱧」という魚の名前を見て、ああ夏だなあと実感する。僕は関西育ちではないので(その割りには「関西人っぽい」とよく言われたりするんだけど)、子どものころは「鱧」という魚を知らなかった。初めて食べたのも社会人になってからである。それでも「鱧」という漢字を見て夏を感じるのは、すでに社会人生活が長くなってきたということか。
さっと焦げ目がつく程度に焼かれた鱧は、爽やかで上品な味わいで、冷酒によく合った。

夏の旬の魚といえば、関東では「穴子」、関西では「鱧」。土用の丑では、全国的に「鰻」を食する。共通しているのは体長が長い点。そんな日本の食文化がおもしろい。
ところで、「鱧」という漢字を読めなかった人もいるかもしれない。これは「はも」と読む。「さかなへん」に「豊」と書くとおり、調理法も実に豊かな魚なのだそうだ。
考えてみれば、魚を表す漢字というのはおもしろい。東海大学名誉教授の鈴木克美さんによれば、魚を表す漢字はもともと中国から伝わってきた漢字に、海に囲まれた文化をもつ日本人が意味を添えて作り出されたものが多いのだそうだ(これを「国字」「つくり字」という)。しかし、表意文字である漢字を学習する場合には、実はこの視点は非常に大事なのである。意味を考えて漢字を学習するようになれば、「にんべん」「てへん」などの部首を混同して覚えてしまうことも少なくなる。何度も書いて練習することは勿論大事だが、漢字の場合、字形から意味をきちんと考えて頭に入れれば、覚えられないという悩みは解決されることが多い(お、久しぶりに国語担当に戻ったな)。

ということで、今日は最後に魚にまつわる漢字クイズでも出題してみよう。さて、あなたはどれだけ読めますか?

●「さかなへん」にまつわる漢字(次第に読みが難しくなります)
@鯨  A鮃  B鰈  C鰯  D鰤  E鮑  F鰆  G鰍  H鮗  I鯑

【ヒント】@の「京」は「兆」のさらに上の数の単位。つまりそれだけ大きいってこと。Aは「平」の意味から。Bは「むしへん」なら「蝶」。では「蝶」はどんな昆虫? C「弱」ということは、それだけ小さいということ。日本人が好きな魚の代表選手。D「師走」なら12月を表す。寒い季節に美味しい魚。E「包」から想像される形は? FGHは季節の魚。ただしGは「サンマ」ではない。Hは寿司ネタでは「こはだ」。稚魚は「新子」と言われ、上物とされる。I「希」には〈珍しい〉という意味がある。珍しいからお正月などに縁起物として食べるんですね。

●熟字で読まれる海生動物(こちらはノーヒントで。難しい?)
J秋刀魚  K烏賊  L海栗  M河豚  N針魚  O蝦蛄  P御師さん  Q公魚  R石斑魚  S海松食

いかがでしょう? 解答はこの記事のいちばん最後に。1つ5点で採点してみるとおもしろいかも。50点以上の人は魚にくわしい人、80点以上の人は魚通、100点の人は魚博士です!

























漢字クイズの答え
@くじら  Aひらめ  Bかれい  Cいわし  Dぶり  Eあわび  Fさわら  Gかじか  Hこのしろ  Iかずのこ  Jさんま  Kいか  Lうに  Mふぐ  Nさより  Oしゃこ  Pおじさん  Qわかさぎ  Rうぐい  Sみるがい