こんにちは。珍しく連続更新です。
「中学コーススタッフ日記」でミニバヤシさんが苗字のことを書いていらしたので、それに便乗して、アメリカ時代の体験談を書いてみようと思います。
ある日のこと電話が鳴ったので

取ってみると、
「こちらxxx-xxx-xxxx(電話番号)のイズミ(仮)さんですか?」との英語の声。
おいおい名乗れよ。まさかセールス?と思いつつ「はあ」と返事すると
「123 5th Avenue(住所)のイズミさんですか?」
そんな高級住宅地じゃないよ、と思いながら「いいえ」と答えると、
「最近引っ越したりとかされましたか?」
「いや、ここに3年住んでるしこの電話番号もずっと使ってるけど…」
「え ということはイズミさんじゃないんですか?」
「いや、イズミです」
「そうですか。こちら○○電力なんですが、そちらの電気代が今$20.43滞納になっていまして…」
えええええ???滞納????
うちは清貧生活だけど料金の滞納だけはしたことないのにーー。
内心ちょっと取り乱しましたが(笑)なめられちゃいかん と思い、できるだけ声を押し殺して低めの声で(ただでさえ声が甲高いので)言いました。
「それやっぱり違います。うちじゃないです。だってうちちゃんと毎月払ってるし。その電話番号も名前もうちですけど、住所はうちじゃないです」
「(困ったため息)…あの、お名前はファーストネームがI-Z-U-M-Iで、ラストネームがY-A-M-A-D-A(仮)ですよね?」
…やっと謎が解けました。
というのは、私の場合ラストネームがI-Z-U-M-I(仮)なのです。それを丁重に説明すると、オペレーターさんは「なるほど」と納得してくれましたが「そしたらそのヤマダさんの電話番号ご存知ですか?」と訊かれたのには苦笑してしまいました。

"We just share the name.(名前が一緒なだけです)"と言っておきました。
どうやらシステムのトラブルで、イズミさんのデータにうちの電話番号が入ってしまったようです。オペレーターさんは申し訳なさそうにしていたので、こちらも和やかモードに戻して(笑)電話を切りました。
その後ほんもののイズミさんが滞納料金を払ったかどうかは定かではありません。
つまり私の本名の苗字は「苗字にも名前にもある名前」なのです。しかも私の住む関東ではかなり珍しい苗字なため、そういう誤解が多々あります。日本国内でも、例えば旅行の申し込み電話なんかするときにファーストネームを伝えているのかと勘違いされることがよくありますが、まさか英語でも混乱のもとになるとは、そのときまで思いもよりませんでした。
ちょっと話がずれますが、アメリカの日本人社会って日本人同士でもファーストネームで呼び合うことが多いため、初対面の時にファーストネームで自己紹介する人も多いんですよね。「はじめましてヨシコ(例)です」みたいな。私はそれがあまり好きでない(「ハアコ(仮)さん」と呼ばれる分には構わないけど、自分から言うのは日本人らしくなくて変な気がする)ので日本流に苗字で「はじめましてイズミ(仮)です」と自己紹介していたんですが、そうすると相手に「はじめましてケイコ(例)です」なんて返されてしまい、「あ、名前はハアコ(仮)なんですけど…」「え だって今イズミって…」と混乱させてしまいます。面倒なので、そのうちフルネームで自己紹介するようになりました。
なお、アメリカは多民族国家なので、こういうことが結構よくあると思われます。
例えば韓国系の人に多いKim(金)さんやLee(李)さんは、英語の名前にありますからね〜。(KimはKimberlyという女性名の短縮形。Leeは男性名)英語の名前同士でも、例えばJamesやScott(どちらも男性名)は苗字にも名前にも存在します。類似系ならWilliam(名前)さんとWilliams(苗字)さんとか。音だけならLewis(苗字)さんとLouis(名前)さんとか…(最後のは、厳密には発音が違いますが)
最近ではラッパーのカニエ・ウェストとかオバマさんとか、国籍が分かりづらい苗字もみられますよね。ドイツにはMiura(ミウラ)というそのまんま日本人みたいな苗字もあります。行く先々で日本人に間違えられたりするんだろうなあミウラさん。
あと、Mikaという名前は日本では女性名ですが、フィンランドでは男性名らしいですよ。