こんにちは。
更新が滞っているうちに師走も10日過ぎてしまいました

ネタは色々温めているのですが、何せこの筆力ですので、脳内であーでもないこーでもないと纏めているうちに日々が過ぎてしまうのでありました。(みなさんは私のような「言い訳大王」にならないように。)
さて、お題のleftyというのは英語で「左利き」のことです。
私の小学生時代に♪
わーたしピンクのサウスポー…♪という歌が流行りましたが、実際に英語圏でsouthpaw(と綴るらしい)と言っている人は聞いたことがありません。今調べたらsouthpawはスポーツ用語らしいので、スポーツオンチの私が耳にしたことがないのも無理はないのかも知れません。類は友を呼ぶとはよく言ったもので、私の周りも文化系の人が多いので。
実は私がleftyで、生活の殆どを左手で行っています。字もお箸も鋏もボール投げも左。私の世代だと右利きに「矯正」されることが普通でしたが、わが家は野放しだったので(私の祖母が左利きで矯正のトラウマを経験しているので、周りも「個性の一つ」と捉えてくれた。)そのまま現在に至ります。ただ、自分で独学したものは何故か右利きで(教則本が右利き用しかないからかも?)、パソコンのマウスは右。マウスで絵を描くときも右。編み物の鈎針も右。洋食を食べるときも、フォークを左、ナイフを右で持つので右利きの人と一緒です。(ただしスパゲッティを食べるときはフォークがそのまま左になるので左利きに戻ります。)昔ギターを買ったときも自然に右利きでした。(ただし「指が短くてコードが押さえられない」という致命的な理由により、Cコードだけで挫折しました。)
左利きだと不便でしょ?とよく聞かれますが、もともと世の中にある右利き用のものを使っているので、特に不便はありません。ただ、小中学校のときは、給食当番のときに「おたま」の向きが右利き用だったので困りましたね。あとはお茶注ぐときのお急須とか(これは今も)。それから筆記用具は使っているうちに左利き用の書き癖になってしまうので、私のペンを借りる人は「インクの出が悪い」とこぼします。
そんな私にも、左利きのほろ苦い思い出があります。それはお習字!
左利きの皆さんなら経験があると思いますが、習字を左でやると「はらい」とかがうまくできないんですよね。なので仕方なく右手でやっていましたが、ただでさえ悪筆なのに(他人は私の字を真似できても、私は他人の字を真似できないと言われます。そのくらい癖の強い字なんです。)習字の時間は本当に苦痛でした。
それなのに小学校のとき、「6年生全員の作品が体育館に貼られる」という恐ろしいイベントがあったのです。
出席番号順に並べられた習字の作品。お題は確か「理想実現」だったと思います。私の両隣は2人とも賞をもらうような達筆で、間に挟まれたへろへろの字はますますみすぼらしく見えました。こんな字で「理想実現」だなんて、その理想自体がものすごくしょぼい内容なんじゃないかと我ながら思ってしまうくらい。
さらには各クラスの習字の前に目安箱みたいなものが置いてあり、「おねえさんやおにいさんにお手紙を出しましょう」と貼り紙がしてありました。「○○さんへ 力強い字で感動しました」みたいなことを書いたんでしょうねきっと。
数日後、うちのクラスの目安箱が教室に帰って来ました。
勿論、両隣の○○さんと××さんには感想文が殺到。その他の生徒たちもそれなりにもらっています。いいなあみんな。どうせ私のところには来ないだろうな〜…と思いながらみんなの様子を眺めていると、「はい」と1通だけ、折られた紙切れを渡されました。
うわー何故この私に?
「へたくそ」とか書いてあるんだろうな。
まあ仕方ないか。両隣が○○さんと××さんじゃなあ…と思いながら開けると、差出人は近所のヒロコちゃん(1年生)でした。
「はあこちゃん(仮名)へ
いつもヒロコとあそんでくれてありがとう。
またあそんでね。
1ねん2くみ ○○ヒロコ」
…私の習字の内容には一切触れていないヒロコちゃんの手紙に腰砕けになりました。
恐らくヒロコちゃんは「おねえさんやおにいさんにお手紙を出しましょう」を文字通り解釈して、そうだはあこちゃん(仮名)に書こう!と思ってくれたのでしょう。いや、「なにこのへたくそな字」とは思っただろうけど、はあこちゃん(仮名)が可哀相だからそこには触れずにいてくれたのかも知れません。いずれにせよ、手紙が来なくて寂しい思いをしていた私がとほほと思いながらもとっても嬉しかったのは言うまでもありません。
ほろ苦い思い出と書きましたが、私が左利きだからヒロコちゃんの優しさに触れることができた、と解釈するようにしています。ありがとうヒロコちゃん。2年後私が引っ越してしまったので縁が途切れてしまったけど、元気だといいなぁ。
と、先日「左利き」について調べる機会があったときに思い出した話を書いてみました。
なお英語圏では基本的に左利きは放任されているので、左利き比率が非常に高いです。人口の半分が左利きなんじゃないかと思ってしまうくらい。その割には左利き用グッズをほとんど見かけないので、きっとみんな私みたいに右利き用のを使っているんでしょうね。
インドや中東では宗教的な理由もあり、左手を使うのがタブーとされているそうです。そういうところで左利きに生まれてしまった人は大変だろうな〜。食事だけは右で行い、あとは左でもOKだそうですが…
ただ、不思議なのは、日本語の縦書きやアラビア語の右から左への横書きだと、右利きの人はインクが乾かないうちに手についちゃったりして大変だろうに、どうしてそういう言語の文化圏に限って左手使うのがはばかられるんでしょうね?ということです。書きながら自分の字が見えないし(私が英語を横書きするときもそう)。どなたか文字に詳しい方教えてください。