英語よろずや日記(仮)

自称「英語よろずや」(願望含む)の縦横無尽自由自在傍若無人支離滅裂な雑文。

     
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オバマさんの勝利演説を読んでみる。
[2008年11月06日(木) ]

こんにちは。
今回の大統領選挙、歴史的な結果になりましたね!昨日は朝からテレビの大統領選特集をずっと見ていました。以前住んでいたニューヨークの黒人居住区がテレビに写り、涙を流したり踊ったりと思い思いの喜び方をしている人々を見て、とても懐かしくなりました。
アメリカは多民族国家の割にみんな人種ごとに分かれて生活しているな、異人種の接点って意外と少ないな、というのがアメリカに暮らしての印象でした。そしてそれが私の中でアメリカの「がっかり」の一つだっただけに、今回あらゆる人種の人々がオバマさんに賛同し、心を一つにして応援している姿をテレビで見るのは感慨深いものがありました。独立から232年経って、ようやく「理想的な多民族国家」の輪郭が見えつつあるのかも知れません。
いい意味でも悪い意味でも特徴的で影響力の高いアメリカですが、これからはますます魅力的な国になっていくような気がします。あとは日本にもいい影響があるとよいですね。

同時通訳のできない私は(あれは本当に尊敬します)アメリカのサイトでオバマさんの演説を読んできました。
全文はこちら。
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=96624326

中学英語レベル(多分)の言葉もいくつかありましたのでご紹介します。

If there is anyone out there who still doubts that America is a place where all things are possible; who still wonders if the dream of our founders is alive in our time; who still questions the power of our democracy, tonight is your answer.
演説の冒頭です。いきなり長いので分割してみましょう。

anyone out there(直訳:その辺にいる誰か。意訳:みなさん)の中に、
doubt(疑問)がいくつかある人がいるかも知れない(If)んですね。
そのdoubtの内容が3つあります。
1) who still doubts that America is a place where all things are possible
whoはanyone out there、whereはa place(アメリカのこと)にかかっています。
2) who still wonders if the dream of our founders is alive in our time
このwhoもanyone out thereにかかります。if以下はwonderの内容を説明しています。
3) who still questions the power of our democracy
このwhoもanyone out thereにかかります。questionしている内容はthe power of our democracyです。

つまり、
1)アメリカが何でも可能な場所であること
2)建国者たちの夢が現代も生きているかどうか
3)民主主義の力
を疑っている人々がいるかもしれない、ということです。
tonight(今夜)がそういう人々への答えになる、と言っています。

英語の文章は関係代名詞や関係副詞、接続詞の連発でいくらでも長くなるので厄介ですが、そういう文を発見したときは「どこかで分割できるかな?」と考えて、分割したものごとに意味を考えていくと分かりやすくなると思います。私は今でも複雑な文章が出てくると紙に書き出して分析・分割してから訳しています。

その後It's the answerで始まる文章が3つ出てきて、その疑問に対する答えについて説明しています。

...change has come to America.これは現在完了ですね。「アメリカに変革(の時)がやって来た」

その後また現在完了の文が続きます。
I just received a very gracious call from Sen. McCain.
「私は先ほど、マケイン上院議員からとても心のこもった電話をいただきました」
あれ、I've justじゃないの?と思われた方、正解です。
口語だとこうやってhaveが省略されることがよくあります。
Sen.はSenator(上院議員)の略称です。
ちなみに下院議員はCongressmanと言います。
このパラグラフではマケインさんのこれまでの功績を讃えています。
現在完了の「経験」を表す文章がいくつか出ているのでチェックしてみてください。

その後バイデン副大統領候補や家族、先日亡くなられたおばあさまをはじめ先祖を労い、これからのアメリカのゆく道は困難だろうけどみんなで頑張ろう的なことを述べています。(なんてはしょった訳…やっぱり私には通訳は無理だわ)

後半の文章です。
This election had many firsts and many stories that will be told for generations.
「この選挙はfirsts(初めてのこと)が沢山あり、storiesも沢山ありました」
ここのthatは関係代名詞です。that以下の内容は
will be told for generations(何世代にもわたって語り継がれる)ですね。

その中でオバマさんが取り上げているのが、アトランタに住む106歳のご夫人の話です。
その方は
She was born just a generation past slavery「奴隷制度(が終わった)のたった1世代あとに生まれ」ました。その時代は
1) when there were no cars on the road or planes in the sky車も飛行機もなく
2) when someone like her couldn't vote for two reasons
彼女のような女性が2つの理由によって投票できなかった時代でした。
その理由は
  a) because she was a woman 女性だったから
  b) because of the color of her skin 肌の色のせい
さっきの冒頭の文よりややこしくなりましたね…

その後、スローガンのYes, we can.で締めくくるパラグラフがいくつか続きます。
そのご夫人が今まで106年間の間になめた辛酸の数々や、その間に世界に起こった数々の奇跡(月に着陸したとか、ベルリンの壁が崩壊したとか)を振り返りつつ、そんな彼女が女性であり黒人であるという、昔なら二重のハンディとなっていた条件を乗り越えて、今回の投票に辿り着いたいきさつを、Yes, we can.つまり意訳すれば「不可能なことなんてない」というメッセージに絡めて語っています。

以上、超はしょり分析でした。

アメリカ人ではありませんが、この後半部分には感動しました。
そのご夫人も106年の間にあった色々な苦労が報われたのではないでしょうか。
そしてこういう具体例がちゃんと出てくるところに、草の根からちゃんと見てるよ、というアピールがあるんだろうなと思います。

それにしてもオバマさんに限らず、アメリカの政治家のみなさんは本当に演説がうまいです。マケインさんの演説分析は割愛しますが、こちらも感動的なものがありました。
小難しい言葉はほとんど使わず、市井の人々のエピソードを盛り込み、そして人を惹き付けるものの喋り方をする。勿論、魅力的な演説でけむに巻かれてしまうという恐れもありますが、すばらしいと思います。
ニュアンスの違い
[2008年08月27日(水) ]

こんにちは。
北京オリンピックもあっという間に終わってしまいましたね。閉会式はちょっとだけ見ました。あの人間タワー、すごかった〜。ロンドン側のアトラクションが全くタイプの違う演出なのも面白かったですね。ロックを聴いていた身としては、ジミー・ペイジ様(ええ、「様」をつけて呼ばせていただきます)がギターで出演していたのが鳥肌ものでした。(ジミー様の偉大さに関しては、ロック好きの親御さんに聞いてみて下さい。)

さて、身内の話で恐縮ですが、うちの夫は最近英検の参考書(2級・準1級・1級)をひも解いておさらいをしています。確か準1級を持っているのかな?今後1級を受ける予定はないそうですが、職場の外国人と話すときに表現を度忘れすることがあるので勉強しなおしているのだそうです。
私自身は1級を持っていますが、1級の参考書を見せてもらったところ、正直言って「今受けたら落ちるかも」と思いました。何せ私が1級を取ったのは19年も前のことですからねえ。…と、英語をなりわいにしているくせにいけしゃあしゃあと白状してしまうのも我ながら情けないのですが…

しかし、毎日英語に接しているからこそぱっと説明できないこともあります。
一番困るものの一つが「ニュアンスの違いの説明」です。
日本語でも、例えば「見る」と「観る」と「診る」と「看る」の違い(これは答えが割と分かりやすい例ですが)を説明してくださいと言われてもすんなり説明できなかったりしますよね。それと同じで、毎日使っている単語はニュアンスの違いを「感覚で体得」しているので、何気なく使い分けています。よって、言葉で噛み砕いてくれと言われても困ってしまうのです。

先日も夫にこう訊かれました。(注:夫は帰国子女ではなく、東京の大学に入るまでは中部地方で育っています。)
borrowとrentはどう違うの?
私「んー、(しばし考え込む)borrowだとCan I borrow your pen?(ペン借りてもいい?)みたいにお金が絡まないちょっとした物に使うような気がするなあ。rentだとrent an apartment(アパートを借りる)みたいにお金が絡むんじゃないかなあ」
夫「なるほど。でも実際はborrowってあんまり使ってない気がする。Can I use your pen?(ペン借りてもいい?)みたいな」

…確かに、現場の英語ではuse(使う)を「借りる」の意味で使うことが非常に多いです。ただし、useにはお金がからまないので、rentの代わりに使うことはありません。

この際なのではっきりさせようと思い、ネットで調べてみました。
それを簡単にまとめると…

borrow」はお金を払わないで借りる。借りた場所から移動させて使う。
use」もお金を払わないで借りる。その場で使う。比較的すぐ返す。
rent」はお金を払って借りる(移動の有無は関係ないみたいです。例えば日本語の「レンタカー」は英語のrent-a-carをカタカナ化したものです)
イギリス英語では「rent」ではなく「hire」を使う場合が多く、rentは主に不動産絡みで使われる

とのことです。

やっとすっきりしました…が、他にもこういう「解っていそうで実は説明できない」言葉は沢山あるような気がします。今後もこまめに調べようと思います。人生日々是勉強。

余談ですが、上記の「アパートを借りる」の「アパート」について。
英語では、日本語で言う「高層マンション」みたいなすてきなところでもapartmentという言葉を使います。なぜならmansionは「豪邸」を意味し、どんなに高級でも集合住宅ではないからです…。かくいう私は築30年の庶民向けマンション(日本語の)に住んでいます。一度でいいから英語のmansionに住んでみたい…と思うこともありますが、「でも掃除が大変そうだからいいや」とあっさり引き下がるわたくしでありました。(そもそもmansionに住むような人は自分で掃除しなくてもそれ専用の人を雇っているのでは…)
DO YOUR THING!
[2008年08月06日(水) ]

こんにちは。

明日から北京オリンピックが始まりますね!私は筋金入りの運動オンチ(なにせ中学生の時はペーパーテストでクラスで10番以内に入ったときも、評価が5段階の「2」でしたからね…)のくせにオリンピック観戦が大好きなので、楽しみにしています。器械体操や高飛び込み(男女とも)を見るのが特に好きです。

前回のアテネオリンピックと、その前のシドニーオリンピックの時はアメリカに住んでいました。アメリカのオリンピック中継でびっくりしたのは、アテネやシドニーのようにアメリカと時差のある国でやるときは生放送をしないということです。アメリカ人の見やすい時間帯に録画を放送するんですね。日本だったらオリンピックだろうとワールドカップだろうと生中継で、翌朝会社や学校で目を真っ赤にしながら感想を語り合う…というのがまた楽しみだったりしますが、かの国はそういうことはしないみたいです。(自国で行われたソルトレイクシティ冬季五輪ですら、録画が少しあったような記憶があります。)
そして当然アメリカ人ばかり写す(日本だったらスター選手はどの国でもまんべんなく写す印象がありますが)&アメリカ人が活躍する競技のみ放映されるので、北島くんは見たけど、ヤワラちゃんは見られなかったんですよね。今回は時差も1時間(確か)しかないですし、日本人選手の活躍がたくさん見られるのを楽しみにしています。

ところでテレビ観戦であろうと生観戦であろうと、「がんばれー」の応援は不可欠。
大相撲を国技館で観戦するときに絶叫応援をしている私(恥)は四股名を連呼することが多いんですが、たまに「○○、がんばれよー」と小声でつぶやくことがあります。

この「がんばれ」、実はぴったりくる訳語がないような気がします。「がんばる」(動詞)の訳語は色々とあるんですけどね…。
アメリカのテレビなんかで応援風景を見ていると、
Go, ○○! Go, ○○! (→リズムをつけて言う)
という感じの応援が一番多かったかな。あとはDo your thing!というのが多かった印象があります。

このDo your thing!、個人的にはいかにもアメリカらしい表現だな〜 と思うんですよね。
直訳すると「あなたのことをやりなさい」ですが、つまり「自分らしさを出せれば絶対に成功する」というポジティヴ(というか強気)な姿勢を感じるのであります。日本語の「頑張れ」や中国語の「加油」(確か「がーよぅ」と読むはず。詳しい方教えてください)は普段の自分に下駄を履かせ(というのは語弊がありますが)実力以上のものを発揮するための努力、というニュアンスがあるような気がしますが、アメリカ(イギリスでこの表現を使うかどうかは分かりません)の場合は(それだけで十分素晴らしい)自分らしさを100%発揮するための努力をしなさい、と言っているように感じます。
日本語には「火事場の馬鹿力」という言葉もありますし、自分の実力というものに関して比較的謙虚な考え方をするのかも知れませんね。

でもDo your thing!に近い日本語の表現も実は存在するような気がします。
大相撲の殊勲インタビューで、力士が「これからも自分の相撲を取っていきたいと思います」的なコメントをしますが、Do your thing!のyour thingはこの「自分の相撲」にニュアンスが近いように思えますね。やはり勝負師はそれくらい強気でいかないと。

というわけで、今回のオリンピックは勝負師のアスリートたちに対してDo your thing!の声援を送ってみるのはいかがでしょうか。

なお、「がんばれ」と訳すことのできる類似表現に、ちょうど1年ほど前に取り上げた"Hang in there!"があります。
こちらはどちらかというと、不利な状況になったときも諦めずに頑張れ、というニュアンスです。
日本のことを英語で読んでみる。
[2008年06月19日(木) ]

こんにちは。
まず、東北の大地震で被災された方にお見舞い申し上げます。私も岩手県に友人がいまして、彼女やご家族は大丈夫だったものの、「しばらく落ち着かない生活が続きそう」と言っていたので他人事に思えません。1日も早く普段の生活を取り戻されますように願っています。

それにしても最近は身の毛のよだつような凶悪事件が多くて嫌になります。
今日は中学生が中学生をナイフで刺すという事件が報道されていました。
そういうのを聞くたびに、未成年だろうと何だろうと犯罪者は実名報道しろ!あと少年法も廃止しちまえ!または適用年齢を小学生以下(まだ善悪の判断がつかない年齢)にしろ!と過激なことを思ってしまうのは私だけでしょうか…。ともあれ、少なくとも「ふーん、またか」と神経が麻痺してしまわないように、そういう過激な反応も自分の中では大切にしたいと思っています。

そんな中行われた、幼女連続誘拐殺人事件の犯人の死刑執行。
あの事件が起こったとき、私は大学生でした。
犯人逮捕のニュースを知ったのは、夏休みに大学の仲間たちと北海道を旅していたときでした。あの頃はネットも携帯電話もありませんでしたからね、函館の食堂か何かでラジオを聞いて「おお、“やっと”逮捕されたか」とみんなで胸をなでおろしたのを憶えています。しかしそこからさらに20年。あまりにも長すぎる。犠牲になった女の子たちは、生きていればお嫁さんになっていた子もいたかも知れません。彼女たちの親御さんは、この20年の間にお友達が小学校、中学校、高校、その先とあがり、成人式を迎え、就職し、結婚式を挙げ、親になり…というのを傍からどんな思いでみていらしたのだろう…と思ってしまいました。

さて、日本で何か起こったときに、海外のメディアではどう報道されているのか。
仕事柄興味があるので、そういうときはYahoo! USAのニュース欄を読むようにしています。

http://news.yahoo.com/

先ほどの死刑執行のニュースはここにありました。
http://news.yahoo.com/s/afp/20080617/wl_asia_afp/japanexecution;_ylt=AmXqZZJVQfZv85GH5QM1HVpvaA8F
「極刑」はcapital punishment、「死刑」はdeath penaltyといいます。「死のペナルティ」と考えれば分かりやすいですね。実際の「死刑執行」はexecution(名詞。動詞はexecution)といいます。文章の下のほうにあるpeople on death rowは「死刑執行を待っている人々」のことです。rowの直訳は「列」。列に並んでいる図を想像するとちょっと怖い…

日本のニュースを海外のメディアで読むと、その事件の背景や関連事項をかいつまんで説明してくれる記述が大抵あるので、自分でよく分かっていなかったことが改めて分かる、というメリットもあります。例えばこの記事では、秋葉原事件の1週間後にこの死刑執行があったこと、2006年まで1年ちょっとの間死刑執行がなかったこと、その後23人が死刑になってうち13人が鳩山さんになってからであること、などについて触れています。

今回は話題がおどろおどろしくてすみません。
通常、私の場合は社会を揺るがしたできごと(殺人事件でなくても)大相撲関係の記事(今月上旬にはロサンゼルス巡業があったのでいっぱい取り上げられていました。)をあたることが多いですが、野球好きな方ならメジャーリーグの記事を探すのもよいですし、何と言っても生きた英語に触れるチャンスの一つです。
中学生のみなさんだとさすがに100%理解するのは難しいと思いますが、日本語である程度情報を仕入れておいてから読むと、案外頭に入りやすかったりすると思います。
「ああ、○○は英語でこういうのか」が1つでも2つでもあれば、次のニュースを読みやすくなると思います。地道な努力が必要ですが頑張って。

なお、「珍ニュース」的なものはこちらにあります。
http://news.yahoo.com/i/757;_ylt=AoTUgh4Em0brmV8jPb8HX4qs0NUE
今日の記事の中には、「(アメリカ)ニュージャージー州のマクドナルドのドライブスルーに熊が迷い込む」というのがありました。ポテトは買ったんでしょうかね?こちらは楽しく英語が学べるニュースが多いのでお勧めです。

そのうち、ニュースで楽しく英語を学ぶコーナーとして連載してみようかと思います。
How many sugar?
[2008年05月13日(火) ]

こんにちは。すっかり間が開いてしまいました
その間私は留学時代の友人(日本人女性)と15年ぶりの再会をしました。彼女は私の留学先の正規学生(私のような交換留学ではない)で、私が帰国してからはずっと手紙やメールでやりとりしていた(と言ってもお互いの誕生日や年賀状程度)のですが、いや〜お付き合いって続けておくもんですね。お互い大相撲が好きということが判明し、次かその次の東京場所に一緒に行く約束をしました。お付き合い17年目にして新たな共通点ができるとは。

大相撲話は、いま場所中で何行書いても足りないので今回はスルーすることにして…

Z会さんの英文を書いたり、翻訳の仕事をしたりするときに非常に困るのが
加算名詞・不加算名詞
集合名詞です。
これは英語に触れるようになって30年以上経った今もなかなか体得することができません。

*ひょっとしたら中学英語の範疇を超えてしまうかもなので、説明がわからん!という方はスルーしてください。

例えばpaper(紙)。これは不加算名詞の一部に入ります。
日本だったら1枚〜2枚〜(→何だか「番町皿屋敷」みたいですね)と数える加算名詞ですが、どうも英語圏では紙というものを「定まった実体のないもの」と解釈するようなのです。分厚く切っても薄く切っても紙は紙、ということらしい。ちゃんと形が決まっている場合はa piece of papera sheet of paperなどという風に言葉を補って「1枚」と表現します。

しかし、実際はa paperと訳す場合が存在するんですね。
paperには「レポート」という意味があるからです。
I wrote a paper about economy.(私は経済についてのレポートを書いた)という風に使います。この場合レポートが1ページなのか、それとも100ページなのか、それは分かりません。

同じような言葉にfireがあります。
There was a fire in my neighborhood yesterday.
この場合、「昨日うちの近所で火事がありました」と訳します。
ただし、a抜きのThere was fire〜でも同じ意味にはなります。文脈によっては熱い人々ばかり揃った界隈で「うちの界隈は(情熱で)燃えていた」という意味になるかも知れませんが…

個人的には集合名詞の方が一層難しく感じます。特に英訳のとき。
例えばfamily。これは場合によって単数扱いになったり複数扱いになったりします。
Many families went to the zoo.(動物園には沢山の家族が訪れた)
この場合は「家族」で1単位として数えるのでfamiliesとなります。
でも
My family are all tall.(うちの家族は全員背が高い)
という文章の場合は、「家族」の一人一人に言及しているので、My family isではなく、familyを複数扱いしてareを使うんですよね。

私は音楽系の仕事が多いので、audience(観衆)という言葉にいつまで経っても泣かされます。
The audience were wild.(観衆は大喝采だった)
と訳せば、お客さん一人一人の顔が見えそうな感じですが、
The audience was wild.(観衆は大喝采だった)
だと、みんなで一つになって声援を送っている感じになるし…
(ちなみに今文章を検索してみたところ、was用法の方が多く使われているようです)
結局毎回違う訳し方をしているような。

そんな感じで、英訳でも和訳でも、あれこれで解釈よかったっけ?と迷うことが多いのです。それで調べ物をすると脱線してしまうという…(→それは私が悪いんですが。)
まったく困ったものです。

なお、タイトルのHow many sugar?は、勿論文法的には全く正しくありません。
アメリカではテイクアウトでコーヒーを頼むと、お砂糖を店員さんが入れてくれるお店があるんですよね。そういうところでHow many sugar?と聞かれます。(何故かHow many sugars?ではない。)私は基本的にno sugarなんですが(甘いものは大好きなんですが、ささやかなメタボ対策です。笑)、以前そういう風に聞かれた時に「そうか、角砂糖何個入れますか?って意味だな」と思ってOne sugar.と答えたところ、お砂糖の入ったタッパー(これがまた小型のバケツくらいでかい)から、直径1cmくらいの小さなおたまに山盛り1杯(!)のお砂糖をざっくりと取ってばさっとコーヒーに入れてくれて面食らった覚えがあります。そのコーヒーの甘かったこと甘かったこと…。しかしアメリカではtwo sugarくらい入れるのが普通みたいです。結構ダンディなおじさまでもそんな感じなので、初めて見たときはちょっとしたカルチャーショックでした。

勿論、文法的に正しい言い方は
"How many (tea)spoons of sugar do you want?"
"One (tea)spoon of sugar, please."
ですので念のため…。
New Year Resolution
[2008年01月07日(月) ]

こんにちは。
すっかり出遅れてしまいましたが、あけましておめでとうございます
昨年はご愛読(?)ありがとうございました。
今年も好き勝手に書きますが、読んでいただけたらとっても嬉しいです。

さて、日本と違って休みなのは元旦だけで(と言っても、日本は元旦からやっているお店も多くなりましたよね最近は。)2日から官公庁も会社も業務に入るのに、ホリデイシーズンの飾りを1月下旬のマーティン・ルーサー・キング牧師生誕記念日まで出しっぱなしなことが珍しくないという不思議なアメリカの新年ですが、New Year Resolution(新年の目標)を立てる、という行為は日本と同様行われています。私がかの国に住んでいたころも、新年になるとテレビの街頭インタビューなんかで"My new year resolution is..."なんて答えている人々の映像がよく流れていました。答えの内容は日本と大体同じで、「痩せること」などがありましたね〜。

みなさんのNew Year Resolutionは何ですか?
私のはこんな感じです。
My new year resolution is to lose weight, and to live life in peaceful mind.
(私の今年の目標は痩せることと、心穏やかな生活をすることです)
なんか妙に具体的なのと抽象的なのと極端ですが…
ごらんの通り、My new year resolution isの後にはto不定詞の名詞的用法が入ります。

まずは手短な日記でした。
「(笑)」
[2007年10月15日(月) ]

こんにちは。
早くもインフルエンザが流行し始めているようですが、皆さん大丈夫ですか?
私はおかげさまで大丈夫なのですが、母と妹がやられてしまい、先週は両方の家に家事手伝いに行っていました。(甥と遊ぶという名目もあり。)それでブログの更新がまたもや滞ってしまいました。申し訳ありません。お互い健康には気を付けましょうね。

さて、前回に引き続き、今日も「訳しにくい言葉」についてです。
カッコわらいカッコとじる。インタビュー記事なんかによく出てきますよね。
実はこれ、私の場合は訳さないではしょってしまうことも多いです。
というのも、日本語の「(笑)」には色んな意味があって、ただ"laughs"としてしまうと、何だこいついつもヘラヘラしてる…と変なイメージをもたれてしまう場合があるような気がするんですよね。"laugh"は声を立てて笑うという意味ですからね〜。かと言って私はインタビューの場にいないので、色んな訳語(laughの他にはsmile[ほほえむ]、chuckle[くすくす含み笑いをする]、mock[あざけり笑い]など色々あります。)を勝手に宛ててしまうのも申し訳ないような気がしますし。他の翻訳者さんだったらどういう風に訳すか、興味深いところです。

英語のインタビューを日本語に訳すこともありますが、実は英語のインタビュー記事にはいつ誰が笑ったという記述はあまり出てきません。カッコで笑う行為を囲むことに至ってはほとんど見たことがありません。でも別にインタビュー中に面白いことを全く言っていない訳ではなさそうなので、笑う行為を文章として残す習慣が日本ほど盛んでないのかも知れませんね。

先日とあるインタビュー記事を訳して、「(笑)」の多さに改めて気づいたので今回お題にしようと思った次第ですが、タイが「微笑みの国」ならば、日本は「『(笑)』の国」かも知れないなと思いました。極端な話、喜怒哀楽の殆どが「(笑)」で表現できてしまうのではないでしょうか。(怒り笑い、というのはさすがにないかも知れませんが、呆れ笑いがそれに近いかも?)

そういえば、英語圏的には「日本人の『わからない笑い』」というのが文字通り分からない、といわれたことがあります。例えば英語圏の国に行って現地の人に話しかけられたとしますよね。その時英語が分からないと、ついつい「笑ってごまかし」てやり過ごそうとすることがあると思うんですが、これ、人によっては「ばかにしてんのか」とかちんと来るそうですのでご注意のほど。勿論英語圏にも「笑ってごまかす」行為は存在しますが、どうやら日本のそれとはやり方が違うようです。どう違うのか?と聞かれても私としては笑ってごまかすしかないのですが…(→情けない。
THEY
[2007年10月04日(木) ]

こんにちは。ようやく秋らしくなってきましたね。胃袋は早くも食欲の秋を迎えてしまったようで、ここ数ヶ月間のダイエットがパーになりつつあります。

さて、今日のお題"THEY"ですが、実はこれ、日本語に訳しにくい単語の1つだったりします。
「え、『彼ら』じゃないの?」と思われるかも知れませんね。確かにそうなんですけど、素直に「彼ら」と訳せない場合が結構多いのです。
文法で「受動態⇔能動態の書き換え」を習った方が教わったであろう、この例文がヒントになります。

English is spoken in America.は受動態ですが、
これの能動態バージョンはThey speak English in America.となります。
つまりTHEYというのは、不特定多数をさすことがあるんですね。

あとは、企業や学校や政府など、大きな組織についてTHEYという代名詞を使うことがあります。(主に会話で。新聞記事などでは固有名詞を使うことが多い。)面白いなと思うのは、日本語の場合はそういうときに固有名詞(○○社、とか)を繰り返し使うのですが、英語の場合はTHEYと表現して、あくまでも「個人の集まり」という扱いをするということです。これも、個人主義が日本よりも徹底しているという、いわゆる「欧米」文化のたまものなのかも知れません。

しかしこのTHEY、「対象を曖昧にしたいとき」に「意図的に」使われるという厄介な単語でもあります。よく「日本語は曖昧で英語ははっきりしている」と言いますが、所詮同じ人間なので結構考えることは似ているんですよね(苦笑)

先月書けばよかったんですが、一番この単語の厄介さを痛感したのが、同時多発テロ事件以降の一連の報道でした。THEYという言葉があまりにも多用されてしまったために、テロリスト達に対する憎しみと、テロリスト一団がたまたま信仰していた宗教の信者や、テロリスト一団がたまたま属していた人種(民族)に対する偏見がごっちゃになってしまった人が続出したのです。そうでなくてもTHEY(→わ、私も都合よく使ってますね。苦笑)にとってはもともとあまり身近でない世界だし、中国人と日本人の区別が付かない人が多いのと同じで、テロリストとそうでない人の区別がつかない人が増えてしまいました。

その結果として何が起こったか。アラブ系移民排斥運動です。
私が見たニュースでは、デモに参加しながら"THEY don't deserve to live in this country!"(あんな人たち、この国に住む資格がない)と青筋立てて怒っていたおばさまがいました。アラブ系移民に対する悪質な嫌がらせも多々あったそうです。例えば「モハメッド〜」(アラブ系の男性に一番多い名前)と後ろから声をかけて、振り向いたら殴るとか(怒)、アフガニスタン料理のレストランに「嫌がらせしに行ってやる」と脅迫電話をかけるとか。(余談ですが、そのレストランのオーナー氏はその電話に対し「どうぞいらしてください。こちらは週7日やってます」と答えたそうです。苦しいときもユーモアを忘れなかったオーナー氏に大拍手。)
さすがに排斥運動や悪質な嫌がらせはしばらくして沈静化しましたが、こういうものに加担する人に限って、犠牲者またはその遺族と無関係なんですよね。(当事者はもっと冷静にものごとを見ている気がします。)THEYという言葉の恐ろしさを痛感した出来事でした。

って他人事みたいに書いていますが、日本でも「彼ら」と言わない代わりに同じような偏見っていっぱいありますよね。人の振り見て我が振り直せ、です。
For good or for good?
[2007年08月30日(木) ]

こんにちは。
今日初めてマンションのベランダから鈴虫の声が聞こえてきました。
まだまだ暑いですが、秋はすぐそこまで来ているのかも知れませんね。

ところで、横綱・朝青龍関はついにモンゴルに旅立ってしまいました。
しまいました、と書いたのは、個人的には帰ってほしくなかったからです。今の状況(身も心も)を日本にいながらにして乗り越えてほしかったなと。まあこのブログは相撲ブログではないので(英語ブログでもなくなってる気が)一連の騒動に関する私の個人的意見はできるだけ割愛しますが…。

さて、今日のお題"For good or for good?"ですが、for bad?じゃないのには訳があります。
実は"for good"には2つの意味があるんですね。
ひとつは直訳的な意味の「よいこと(ものetc)のために」。for good things、という風に言葉を補われる場合が大半です。
もうひとつは、こちらの意味の方が多く使われるのですが、「永遠に」「これっきり」という意味です。例えば私がアメリカから日本に帰ることになったとき、現地の数少ない友人たちは"Are you really going back to Japan for good?"(あなたは本当に日本に永住帰国してしまうの?)と別れを惜しんでくれました。

ここから先はあくまでも個人的憶測ですが、もともと狩猟民族である欧米(英語圏)の人々は、ある場所から次の場所へ移住するということが、もっといい獲物をゲットすること、つまり「いいこと」とほぼイコールだったんでしょうね。だからこそfor goodがダブルミーニングなのではないかと。そのせいか、ひとつの状況が終わることに関しても、ポジティヴに考えている人がおおい気がします。例えば恋愛関係の破局とかそういうパーソナルな話題に関しても、残念というよりは「次の新しい幸せへのステップ」という思いの方が強いような気がするんですよね。今は日本も何かを終わらせることに関してポジティヴな考えが主流になってきたのは喜ばしいことだと思います。勿論、「継続は力なり」という素晴らしい考え方も日本にはあるので、両方のいいとこどりができたらいいですよね。

今回の帰国は、朝青龍関の相撲人生にとってfor good (future)(いいこと[未来]のために)になるのか。
それともfor good(これっきり)で日本には帰ってこなくなってしまうのか。
後者にならないことを個人的には願います。
英語の言葉遊び
[2007年07月14日(土) ]

こんにちは。台風が来ていますが、みなさんも私も無事でありますように。

今日のお題は、英語の広告や記事で使われる言葉遊びについてです。
日本では某ニュース誌のつり革広告に毎週載せられるダジャレが有名ですが(あれ、結構好きなんですよね)、英語ではダジャレや掛け言葉が日本よりもよく公共のメディアで使われている気がします。

今までで一番印象に残っているのが、アメリカに住んでいたときよく流れていたマットレス専門店のコマーシャルのキャッチフレーズ。
"for the rest of your life"
これ、「これからずっとあなたの人生の終わりまで」と、
あなたの人生の休息のために」のダブルミーニングなんですね。
お客様と長いお付き合いをしつつお客様の休息の時間をサポートする、という姿勢が見て取れて、さすが!と思った憶えがあります。

ダジャレは主にタブロイド紙(日本でいうスポーツ新聞のようなもの?)の見出しにみられますが、一般紙にもよく出てきます。韻を踏む習慣が身についているからかも知れませんね。
ちょっと苦しいのだと(笑)、ヤンキースの松井選手がホームランを打ったときに"Batsui!"というのがありました。batを無理やり名前に組み込まなくても…

そういえば、日本では電話番号を覚えやすくするために語呂合わせを作ることがありますよね。(0120)-783640(悩み無用)はかつら会社の番号でしたっけ?(某大物歌手の歌声で会社名が聞こえてきました。)アメリカでは各数字にアルファベットが2〜3個割り当てられており、電話機のダイヤルやボタンにも書かれているので、その単語のスペルを思い出しながらダイヤルを回すとかけられるようになっています。

2-ABC 
3-DEF 
4-GHI 
5-JKL 
6-MNO 
7-PQRS 
8-TUV 
9-WXYZ
ゼロは交換手さんに繋がる場合が多いのと、1は市外通話の時に最初に押す番号だからか、アルファベットが割り当てられていません。

例えばZ会さんのオフィスがアメリカにあって、そこの電話番号が1-800-123-ZKAIである、と書いてあったとします。(注:1-800はフリーダイヤル用の市外局番です。日本の0120ですね)すると、本当の電話番号は1-800-123-9524だということになります。自分の電話番号が何かの語呂合わせになるかどうかを教えてくれるウェブサイトもありましたよ。
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