英語よろずや日記(仮)

自称「英語よろずや」(願望含む)の縦横無尽自由自在傍若無人支離滅裂な雑文。

     
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襟をただす日
[2008年09月11日(木) ]

こんにちは。
昨年はこんな記事を書きましたが、あれから早くも1年。そして「あの日」からは7年も経ちました。早いなあ。
まさに7年前のこの日に幼馴染が女の子を産んだのですが、その子も小学校1年生。そう考えるとすごいものがあります。

7年経った今もビンラディンは見つからず、テロの犠牲者数をはるかに超える数の兵士たちがイラクなどで命を落とし、それをさらにはるかに超える数の市井の人々が命を落としている。
それってテロの犠牲者たちや、その遺族たちが望んでいることなわけないのに、なんか変です。

アメリカではWar on terror(テロとの戦争)という言葉があれ以来ずっと使われています。マイケル・ムーアさん(映画「華氏911」の監督です)はterrorを「テロ」ではなく「恐怖」と解釈し、「“概念”が敵ってどんだけ〜」と声を上げていました。(おっと意訳しすぎました。しかもちょっと古い流行語で…)詳しくは「おい、ブッシュ、世界を返せ!」という本を読んでみてください。

私はアメリカ人じゃないので大統領選挙にあーだこーだ言う資格は無いですが、ベトナム戦争の英雄であるマケインさんが戦争の続行を明言しているのが理解できません。ベトナムに行って戦争の悲惨さを目の当たりにしたのであれば、卑劣に卑劣で返すのがいかに無意味か解っているはずなのに。7年前の今日、テロの犠牲者やその家族たちが経験してしまった悲惨な出来事がまだ鮮明な記憶として残っているのであれば、そんなことは考えられないはずです。いつも犠牲になるのは市井の人々なのに。

その点、自分たちが被害者なのに全人類の問題として考えて「過ちは繰り返しませんから」と記念碑に刻んだ広島の人々はすばらしい!と改めて思います。
そしてこの7年間の間に、より多くのアメリカ人が広島の人々に続く気持ちを持つようになったのもすばらしいことだと思います。テロ当初は「わしら被害者じゃ〜」みたいな考えの人や、以前書いたように「they=悪、we=善」という短絡的な考えの人が多かったのですが、「善」を他国にもたらすために自国の兵士も相手の国民も命を落としてしまう、という矛盾を目の当たりにして、考え直したのかも知れません。

なんだか文章がいつも以上に散漫ですが、私にとっての9/11は、7年前のこの日に生き延びた(と言っても直接被害に遭った訳ではないのですが)という強運に感謝しつつ、また1年頑張ろう、と襟を正す日、そして戦争と平和について考え直す日に毎年なっています。これは8月15日と同じくらい私にとっては真面目な日です。(余談ですが、別の友人は毎年8月を「戦争について考える月間」と決めて、戦争の悲惨さを書いた手記を読んだりするそうです。それを聞いて彼女に惚れ直した次第。)
日本に帰ってからはすっかり平和ボケしてしまいましたが、それでも「あの日から派生してつらつら考えたことは一生忘れない」と思っています。
この記事のURL
http://www.zkaiblog.com/jr03/archive/90
コメント
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祭っ子さま:
お返事遅れまして大変申し訳ありません!
息子さん、9/11を憶えていらしたんですね。祭っ子さんのブログから察するに、社会意識の高い息子さんとお見受けしました。祭っ子さんのDNAが確実に受け継がれているのですね

>その日暮らしをしている日本
ほんとですよね〜。
今一番気になるのは、日本のメディアや掲示板社会(?)が「他人の失脚を今か今かと待っている」「糾弾の機会が待ち遠しくてしょうがない」状態だということです。やはり余裕がないということですよね。私自身を省みても反省点が多々あるので、色んな視点を養って心だけでも余裕を作りたいです。(仕事・家事・経済的にはその日暮らしから脱却できそうにありません…)
Posted by:美井葉亜子 at 2008年09月25日(木) 16:38
昨日、息子が「もうみんな忘れたのかね?」と言ってきました。「なにを?」と聞き返したら「9月11日」と言うのです。
息子にとっては、あの映像が衝撃だったのでしょう。
私も深夜にライブで見ていた時は、旦那に「何の映画?」と聞いたほど、現実味がありませんでした。

昨日は、ニュースでセレモニーが流れていました。
それを息子に伝えたら、ほっとした顔をしていました。

本当に、今の世の中は「事故米」と「政治家」と「大麻の疑惑の相撲界」の話で持ちきりで、その日暮らしをしている日本で恥ずかしいです。

Posted by:祭っ子 at 2008年09月12日(金) 16:01