同居の母から、旧友に会いたいと何年も前から嘆願されていました。
でも、本州の道は複雑で、都会の道に慣れていない私は、母の願いを断り続けていました。
何年か前に、ナビを搭載した車に買い替えたのをきっかけに、
私は高速道路をはじめ首都高までも走れる自信がつきました。
そして先日、母の願いを叶えることが出来ました。
母と旧友は、女学校時代からのお付き合い、学生中は戦争の経験もあり、動員も違う場所だったのに、
偶然にも勤め先が同じになり・・・・・と長い長いお付き合いの方です。
お互いに歳を取り、大きな病気を乗り越えた二人。
月に何度も電話で話をしているものの、会うのは何年かぶりです。
私は昼食をご一緒させていただいた後、母と旧友と二人だけの時間を作るために、
暇つぶしをすることにしました。(嫁さんがいると話も弾まないでしょう。)
私は勘のいい人で、良い店に巡り会える運を持っています。
まずは、カーナビで「喫茶店・・近い順」と検索をしました。
名前を見て「カフェ○○」・・・・名前から見て駐車場5台・ウッディな店構えで、美味しい雰囲気を感じたので、ここに決めました。
初めての街、初めての道は緊張をします。
ナビが「○○交差点を左・・・」と案内をしてくれます。
ナビの嫌なところは・・・「目的地近くに着きました。安全運転を〜〜」と一番大事なところで打ち切られるのが
いつも不服です。
さて、カフェ○○も案の定、途中で切れました。
運転をしながら、首を左右に振るとありました、カフェ○○・・・・・コーヒー豆専門店でした。
中には喫茶コーナーなし・駐車場なし「はあ〜」私の運は尽きたのでしょうか。
私はすぐに諦め、海沿いに進むこの道を直進することにしました。
途中、大きな交差点にぶつかり、『この道を曲がれば、どこかおしゃれな喫茶店があるかも?!』と思いながら何故か直進してしまいました。
直進をしてすぐに、センスの良いブティックとつづきにカフェを発見。
人気店らしく、車を誘導をする守衛さんが立っていました。
そこは判断が鈍り諦めました。
そして、数メートル先にワンちゃんも同伴できるテラスのあるカフェが目に入りました。
駐車場は、お向かいに駐車スペースがたくさんあったので、迷わず駐車場に入りました。
でも、入ったものの、どの場所があの店舗の場所なのかわからなくなり、このお店も諦めることにしました。
車を発進してすぐに「ケーキ・カフェ」と小さな看板が目に入りました。
お店の奥には小さなショーケースが見え、私を呼んでいます。
駐車スペースも狭く、入ろうかと悩んでいるのに、私の体は勝手にスルスルと車をバックをしていました。
店内は、家庭的雰囲気100%のお店でした。
テーブルには、今さっき、ママランチを終えたばかりの食器が残っていました。どれを見ても皆完食。
きっと、ランチが美味しいのだろうなぁ〜と想像します。
私は、ショーケースをのぞき込み、パイ皮にカスタードが挟まっているナポレオンとカフェオレをお願いをしました。
店内を見渡すと、私と同じ年頃のママさんと厨房にパパさんがいました。
パンの種類も多く、マフィンとケーキと・・・どれもこれも手作りの顔をしています。
私は、ここで1時間30分暇をつぶせるかしら・・・・と思いながら、
バックの中から本を一冊だして読み始めました。
「お待たせしましたぁ〜」とケーキにはナイフとフォークがついてきました。
さっそく一口・・・うまい!!パイ地が薄く、カスタードがしっかりして・・・・初めての感触。
なんでも知りたがりの私は「これ、すごく美味しいですね〜。このパイ生地が薄いのにどうやって作ったのですか?」と業界人顔負けの突っ込み。
「これは・・・・」と奥様が親切に教えてくださいました。
この会話から私は、奥様と意気投合・・・気がついたら一時間30分あっと言う間に過ぎてしまいました。
私の他にパンとケーキを求めるお客様が何組かお見えになり、パンも美味しいなら・・と
帰りに「パンも下さい」と言うと「このパンね〜キングカズの奥さんの三浦りささんが〜」とその時のエピソードも教えてくださいました。
と言うことで、私は茅ヶ崎パンとマフィン2種類、コッペパンにエビカツが挟んだのとベーコンが挟まれたのを購入しました。
やっぱり、私は勘がいいわ〜。今度は、ランチを食べに来たいです。
湘南パン絶品でした。
お店の名前は、「
Atool」と書いてありました。
追記
母と旧友との会話です。
「亡くなったご主人さん、若いときはとても素敵な方だったでしょう。」と飾られた写真を見て私が冷やかすと
母のお友達さんが「あなた(母のこと)、よく知っているよね。私たちの馴れ初め・・・・まぁ〜縁ですよ、縁。若いときは『面食いね〜』と親戚の者に言われたわ〜、ほらあなた!!会社のあの人にも・・・・」と母に話を振ると「その話は、ここではよしたら・・・」と二人でガールトークになっていました。
何歳になっても、恋の話はつきないものなのね〜。二人の顔はちょっと輝かしく見えました。