食事の前に何気なく言っている「いただきます」は、かなり長い文の最後の言葉からきていると聞きました。
わかりやすい文はないかと思い探してみました。
小学低学年に指導している本からの抜粋です。
『「食」で育てる子どもの心』向山洋一監修、TOSS道徳教育研究会 河田孝文編(明治図書)
「いただきます」はどういう意味なのでしょう。
まず、みなさんは「いただきます」を誰に向かって言っていますか。
食事を作ってくれた人に言いますね。でも、それだけではないのです。
「いただきます」の「いただく」は、「もらう」を丁寧に言った言葉です。
私たちは、食事の度にあるものをいただいているのです。何をいただいているのでしょうか。
ひらがな三文字です。(○○○と板書)
みなさんの大好きな「鳥のから揚げ」。もともとは鶏ですね。から揚げになる前は、元気よくて動いていました。牛肉もそうです。豚肉もそうですお肉だけじゃありません。
ニンジンやトマトなどの野菜やお米もそうです。種や苗から成長して、実をつけます。私たちと同じように呼吸もしています。鶏も牛もニンジンもお米も、みんな生きていたのです。
私たちは、生きていたものの大切な「いのち(命)」をいただいているのです。
「いただきます」とは、感謝の挨拶なのです。
食べ物になった動物や野菜に、「命をいただきます。ありがとう」と言っているのです。
だから、仏様や神様の前でするように、胸の前で手をきちんと合わせて言うのですね。
実は、「いただきます」と、きちんと手を合わせて言うと体にとてもいいことがあるのです。
私たちの脳は、こんな風に三つの脳に分かれています。
真ん中にあるのが、「ヘビ」の脳です。「ヘビ」やトカゲにもある脳です。
「おなかが減ったな」や「眠たいな」と感じる脳です。その外側にあるのが、「ネコ」の脳です。
「ネコ」の脳は、「仲間と一緒にいたいな」とか「楽しいな」ということを感じる脳です。
一番外側にあるのが、「ヒト」の脳です。私たち人間しかもっていません。
言葉を話したり、計算をしたりする脳です。きちんと「いただきます」を言うと、「この子は、きちんと感謝の挨拶ができて、いい子だな」と脳が思います。
そして、脳から「エンドルフィン」というお薬が出て、体を元気にしてくれるのです。
それから、食べ物の栄養を体の隅々まで運んでくれるのです。
「いただきます」を言わずに食べると、せっかく食べた食べ物の栄養も体の隅々までうまく運ばれないこともあります。「ごちそうさま」も同じです。食事を作ってくれた人たちへの感謝の挨拶です。きちんと「いただきます」や「ごちそうさま」を言うようにしましょう。
〈参考文献〉
『〝食の教育〟QA事典』戸井和彦編著(明治図書)
(岡山県岡山市立庄内小学校・河田真介)
なるほど、納得します。
さて、どんな命が私たちの体に入ると良いのでしょう。
先に「キレイな体を作ろう」でお世話になっている講師の先生が、頂く命について教えて下さいました。
「野生の動物は、元気の良い獲物を狙っているのよ。すぐそばに瀕死の動物がいても、襲わないのよ。どうしてか知っている?」と質問をされました。
アフリカの野生動物保護区の肉食系の動物が、獲物を追う映像を目にするけれども、深く考えたことがありませんでした。
先生は「もう弱っている動物を食べても、自分に元気が出ないことを動物は知っているのよ。元気の良い、健康な物を食べることが大切なんですって」と教えてくださいました。
私たちは毎食、 元気の良い命を食べさせて頂いて、私の命をつないでいます・・・「あなたの命をいただきます。」
元気な健康な食べ物って何でしょう?それは次回の日記で一緒に考えましょう。
追記
とても興味深いHPを見つけました。
「いただきます」という言葉を大事にしたいと思います。
宮崎県農政水産部 みやざきブランド推進本部
庄内小学校 中川美優・石田優里花より