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プロフィール

野中すみれと申します。
二人の息子の胃袋を満たすのに毎日苦労しています。

親子連れ

[2007年11月28日(水) ]

英検の2次試験は、自宅から行ける範囲の会場で受けることができますが、そんなにわかりやすくて行きやすい会場は自宅のそばにはないので、毎回ちょっとした遠出になります。

二男の2次試験の前日、もういいかげん一人で行くかなと思っていたら、「ついてきてくれるよね」と言われてしまい、ちょっと面倒だな…と思いましたが、彼は兄の大学受験で私の頭がいっぱいなのを見透かして、甘えてきているんだなと考え直し、ついていくことにしました。

でも、前回ついていった2次試験のときも、親子連れで歩いている姿は少なくて、今回もきっとそうだろうなあと思うと、ついていくよと返事したものの、やはりためらいの気持ちが沸いてきます。

当日、ターミナル駅のバス乗り場に着くと、やはり親の姿は少なく、ほとんどが一人か、友達同士で来ています。「一人でバスに乗っていってもいいよ」と水を向けてみましたが、二男は会場までついてきてほしいと言うので、あきらめて列にならんでいました。まあ、数組、親子連れがいるので、私はちょっとほっとした気分になりました。

さて、バスが目的の会場まで私たちを運んでくれ、バスを降りてみると、会場の高校の入り口には、「説明会会場はこちら」と、矢印つきの看板があります。英検の会場はさらにその奥で、同じバスに乗っていた親子連れは、みな説明会のほうへ行くのです。

なんだ、親子連れは高校受験の学校説明会が目的だったんだ…。

英検の受付で、保護者の待合室を教えてもらい、そこで待つことになった私は、窓の外で高校受験のための説明会や、その一環の構内見学ツアーに参加している親子連れをぼうっとながめながら、やっぱり付いてこなければよかったかなあ、いや、これでこの子は満足するからいいんだろうなあ、と、ぐずぐず考えていました。

小さい頃に、「だっこと言われたら、いつまでもだっこしてかまいません」とカウンセラーの先生に教わり、長男に比べて甘えん坊の二男が、こんなふうに英検についてきてほしい、というのはだっこの代わりなんだろうと思うのです。特に長男にどうしても目の向きがちな今、ふだんは思春期で親をじゃけんに扱うばかりの二男があまえてくることなので、甘えさせてやるのはまあかまわないのだとは思うのです。
 

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おしるこ

[2007年11月21日(水) ]

なんだか暖かい秋だなあなんてのんびりしていたのに、先週から急に寒くなってきました。
いよいよおしるこのおいしい季節になりました。

先日、小豆を買ってきて、おしるこを作りました。
私が手作りするのは、簡単なものばかりです。
小豆をざるとボウルを使って、ざっと洗います。
大きな鍋に入れて、小豆のかさの二倍以上、たっぷりお水を入れて、煮ます。
ぐらぐら煮えたら、あっさりとざるにお湯ごとあけて、最初に出てくる「あく」を捨てます。
またざるとボウルで、軽く洗います。煮ているうちに皮がやぶけないよう、やさしく洗います。
もう一度鍋に戻したら、その豆にあった分量の水を入れて、また煮ます。
ぐらぐら煮えたら、わたしはここで鍋ごと保温できる入れものに入れて、豆が柔らかくなるのをゆっくり待ちます。
だいたい、2〜3時間後にもう一度火を入れて、確実に柔らかくなるように煮ますが、多分それをしなくても煮えていると思います。
煮え加減は、豆を親指とくすり指でつまんで、ふにゅっとつぶれるくらい。煮えていないと、指でつまんだときに、中身のつぶつぶ感が残っています。マッシュポテトのように柔らかくなるまで、しっかり煮ます。
そして、ここでお砂糖を加えます。私は白砂糖と黒砂糖と両方使います。黒砂糖を入れると、こくが出るので好きなのです。そして塩で味を引き締めます。分量は本当に舌が頼り。毎回、味が違います。

いつも小豆一袋分を一気に作るので、ご近所に配ったりしています。
こちらにいらっしゃる皆さんにも、いつかお振る舞いさせていただけたらうれしいです。

オセロー

[2007年11月16日(金) ]

先月、ニナガワの「オセロー」を観てきました。
オペラでは「オテロ」を観たことがあり、また、本でも読んだことがありますから、ストーリーはまあ大体覚えています。役者さんたちがどんなふうに演じるのか、というところに興味がありました。

やっぱり生の舞台はいいものです。そして、オペラのときに植えつけられた第一印象が、いろいろな場面で変わるのも面白かったです。私が観たオペラは、スカラ座の引越公演の時に上演されたもので、たしかドミンゴのオテロにシントウのデズデモーナだったと思います。ふくよかで成熟した大人の女のシントウの姿に、オテロとデズデモーナは大人同士の結婚だと勝手にイメージを固めていたのですが、ニナガワの舞台では、デズデモーナは若い蒼井優さん。そうか、デズデモーナは舞台で飛び交うセリフで説明されている通り、若い娘で、家柄も本人の美貌も性格も、男たちを夢中にさせているところに、ムーア人のオテロと駆け落ちしたから、こんなにスキャンダラスなストーリーになっちゃったんだなあと、シェークスピアの手腕にうなってしまいました。
 

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新米の季節

[2007年11月14日(水) ]

新米の季節になりました。
二男は1学期に、修学旅行で田植えの経験をさせてもらいました。
秋になったら、その田んぼで実ったお米をいただけるんだよ、とのことだったのですが、ついにそのお米が我が家に来ました。2キロくらいの、紙袋に入っていて、30キロ入りの紙袋しか見たことのなかった私は、まあ、こんなかわいい紙袋もあるんだなあと、ちょっとびっくりしました。

さて、いよいよ夕飯に出してみたら、これがおいしい!ご飯のつぶの一粒一粒がきらきらと光って、しっかりと歯ごたえがあって(新米ですから柔らかさはあるんですよ)、これこそ日本のお米!と、ありがたく、ゆっくり噛んでいただきました。子どもたちが田植えをしたあと、きっと深すぎたり、浅すぎたりした植え終わった苗を植えなおしたり、草取りに農薬散布(特別栽培米と袋にありましたから、減農薬ではあるでしょうが)、そして刈り取りから小袋に詰めて学校に向けて発送するまで、周りの田んぼとは違うたくさんの手間をかけてくださって、修学旅行の子どもたちを引き受けてくださった農家の皆さん、本当にありがとうございます。おまけに親までその余禄にあずかり、久しぶりに新米のおいしさを堪能させていただきました。
 

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古典こてんコテン…理系の古典

[2007年11月07日(水) ]

長男が何かの古典の問題を解いていたときの話です。
何日もうなっているので、古典の得意な私の母と、その母にしこまれたわりにもう得意ではない私がどれどれとのぞきこみ、ああ、結局原典が何言っているかわからないとだめなんだね、ということに意見が一致し、二人して親ばかばばばか丸出しで、本屋に出かけていきました。(本人に、本屋へ行け、と言ったのですが、渋って何もしようとしないのです)

首尾よく原典の現代語訳を見つけ出し、買い求め、長男に「ほら、これを読んでみて」と言うと、ぶつぶつ言いながらしかたなさそうに目を通し、言った言葉が「これは答えだ。ずるい」…。

本人にしてみれば、何の努力もしないで…つまり、文法などを駆使して原典を読み解いたりしないで…あっさり現代語訳で問題の問うことがわかってしまうのは、ずるい、と言うのです。ははあ、そういう気持ちでいたから、本屋へ行くのもいやがっていたのだな、とわかりました。

私と母は顔を見合わせてあきれてしまいました。
こんなこと、私もやってきましたし、母もやってきました。
本番でずるをしているわけではありません。問題集の問題を解いている段階です。
高校3年生の今の時期、少しでもわかることはわかっておかなくては、本番に間に合いません。ただでさえ、現役として、勉強してきた古典の時間数、教材の数は少なすぎます。長男の潔癖さには、なんとさとしたものなのでしょう。

母はあとで、教師をしていた友人に「うちの孫ったら、こんな調子で…」と話したのだそうです。
すると、さすが経験者、彼女はあっさりと「それは理系だからでしょう」と言ったのだそうです。
理系の子は、数学や物理の問題をじーっと眺めて、そのうちはっと解き方がひらめいてくるのだそうです。それと同じ調子で古典の問題もながめることになりがち。そのうちはっと現代文が浮かんでくると思っていたのでしょうか。

はああ、理系の子って、そんなものですか。
 

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