最新記事
最新コメント
野中すみれ
「明日の神話」 (2008年11月26日)
かつぼん
「明日の神話」 (2008年11月25日)
野中すみれ
蘭亭序 (2008年09月15日)
祭っ子
蘭亭序 (2008年09月14日)
野中すみれ
蘭亭序 (2008年09月12日)
祭っ子
蘭亭序 (2008年09月12日)
野中すみれ
夏の大掃除 (2008年08月24日)
祭っ子
夏の大掃除 (2008年08月24日)

http://www.zkaiblog.com/jr01/index1_0.rdf
プロフィール

野中すみれと申します。
二人の息子の胃袋を満たすのに毎日苦労しています。

エミリー・ウングワレー展

[2008年07月30日(水) ]

サワキさんのブログでも紹介されていた、エミリー・ウングワレー展に行ってきました。サワキさんが書いてくださらなかったら、いつものように「行きたいな〜でも暑いな〜」で終わっていたかもしれません。サワキさん、ありがとうございます。

最終日で、混んではいましたが、鑑賞に不便を感じるほどではありませんでした。
アボリジニの儀式に使うためのボディペインティングが、バティックの染色に、そして大きなキャンバスに変わっても、彼女の表現は変わりません。小さいときから染みこんでいるオーストラリアの大自然が彼女の指先から再生され、決然として迷いなく、表現の変化を楽しみながら、自分の内なる世界を描き出しています。そうだ、そうです、描かれたキャンバスはそのまま、彼女の「曼荼羅=世界・宇宙」なのでしょう。老齢での作品群ですが、一つとして老境を感じさせるような、枯れたような印象を与える絵はありません。絶筆に近付けば近付くほど、さらに新しい、さらに力強い筆致、表現、印象を見る人に与えて、こちらは驚くばかりです。

まるで縄文土器のようなエネルギーのほとばしり。丁寧に、最後まで飽きずに仕上げる粘り強さ。打ちつくされた後の碁盤でも見るような、同じようだけれどひとつひとつ違うキャンバスの模様。印象派のような筆遣いを感じる一瞬もないではないけれど、繊細な印象派とは全然違う。むしろ野獣派のほうが近いかもしれない。それでも野獣派すら圧倒する彼女のエネルギーの強さ。見続けていて疲れない。(これは私が絵を観たあとに感じるポイント。西洋の肖像画などでは、見る人のエネルギーを吸い取るようなものが時々あるのです)

展示されているバティックを見て、これを身にまとったら、さぞ元気が出るだろうと思いました。

アボリジニは、オーストラリアに入植した白人たちによって、さまざまに虐げられてきました。エミリー・ウングワレーもその中の一人でしたが、仲間と共にたくましく生き抜いた強さが、遺された絵からほとばしっています。ぜひ、ご自分の目で、実際に見てもらいたい美術展です。おみやげに数枚の絵葉書を求めましたが、エネルギーは全然伝わってきません。実際に見た人の「よすが」にしかなりません。

コメント

Z会のSNS パルティオゼットならもっと多くのユーザーで交流を深められるよ!コチラから参加しよう
名前 : 
Email : 
URL : 
クッキーに保存

小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク

 サワキさん、ありがとうございます。
本当に、本当に、行ってよかったなと心から思える美術展でした。
きっと、オーストラリアのキュレーターの人たちは、彼女の絵から元気をもらい、「これを世界中の人たちに見せたい! 私たちの受けた感動をみんなにも感じてもらいたい!」という思いで全世界にアタックしたんじゃないかしら。このような作品に囲まれることができるというのも、キュレーター冥利に尽きるんでしょうね。

本物をわが家におけたら…ああほんとうに、そうできたら。
一家に一作、エミリー・ウングワレー。きっと元気がでますよね。
この猛暑もふっとばせそう。
Posted by:野中すみれ at 2008年08月01日(金) 05:35
私こそ、反応して観に行ってくださる方がいて、うれしかったです。
どうもありがとう。

あのエネルギー、あの力強さを、どう表現すれば人に伝わるのか、考え込んでしまいました。
見つづけて、疲れない。
それ、大きなポイントです。
すごいわ、野中すみれさん。

本当に、絵葉書を眺めても、それは抜け殻に過ぎなくて。
現物を見る機会があった事を、感謝するばかりです。
ああ、本物を、家に置きたい。
きっと、ものすごく元気が出るわ。
Posted by:サワキ at 2008年07月31日(木) 20:44