このマリオというおっさん(というか別の大学の先生だったのですが……)、私はてっきりスペイン人だと思い込んでしばらく過ごしていたのですが、そのうち節々に
どうやら南米人らしいという空気を醸し始めました(初めて会った時も特に自分の出身について何も言っていなかったので、普通はスペイン人だと思いますよね……)。
スペイン人のスペイン語と南米人のスペイン語には違いがあるのですが、マリオは長年スペインに住んでいるために、ある程度スペイン人の話し方に影響されていますし、スペインでも南部の人のスペイン語は南米人と似ていたりするということもあるので、
「こいつは南米人だ!」と即座に見破る力は私にはなかったのです。
しかし、一緒に住み始めてしばらく経ってから、急に「あんた何人(なにじん)?」なんて聞くのも妙な感じがしたので、どうしたものかと思っていました。
そのうちどうやら
チリ人であるらしいということが分かってきたので、それとなく「チリには帰ったりしないの?」なんていうようなことを聞いてみて、きちんと会話が続いたので、最終的にチリ人であると判明しました。
そんなこんなで、マリオとの2人暮らしが1年間続くことになるのでした。
これが私の「あの夏の思い出」です。
(繰り返しますが、いやらしい思い出はありません。)
