こんにちは。お客様センターのはしもりです。
今週のお題は
「秋の夜長にこの1冊!」でお送りしてます。
ん、この前の「〜の秋といえば」の回と、またカブりそうな予感ですが、悪しからず

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もともとレビューの類を書くのは苦手なんですが、そこは大目に見てやってください。
先々週の続きと思って、それでは、2冊か3冊どんどん行きましょう。
★『日本沈没』(小松左京)
元・地学専攻者として、これは外せないという作品です。
急激な地殻変動により、日本列島が1年以内に海中に没する、という事実が発覚、
未曾有の事態に立ち向かう科学者、政府、その家族の人々の動きを描く作品。
過去2度映画化もされているので、ご存知の方も多いと思います。
実際、地殻変動によって日本列島が1年で水没すること自体は考えにくいのですが、
(科学的考証はしっかりしているので、全く空想の話を描いている訳でもないのですが)
大災害を通して、日本社会が抱えている様々な問題に深く切り込んでいます。
30年以上も前の作品ですが、現在にも通じるものを感じ、いろいろ考えさせられます。
存亡の危機に直面した時にこの国はどうなるのか、戦慄を覚えます。
★『1リットルの涙』(木藤亜也)
脊髄小脳変性症という、徐々に身体の運動機能が失われる難病と闘った少女の手記です。
こちらもドラマや映画になっているので、やはりご存知の方が多いでしょうか。
生きていること自体がどれだけ素晴らしいことか、本当に気づかされました。
時間を追うごとに身体の自由を奪われる彼女の、生きようという気力や芯の強さには
本当に感動します。何も飾りがない、真っ直ぐな彼女の言葉が胸に刺さります。
お母様の手記も出版されており、あわせて読みましたが、こちらもお勧めです。
母の万感の思いが詰まっており、家族や友人の存在の大切さを感じます。
★『霞町物語』(浅田次郎)
浅田次郎を愛読していることは先々週ちょこっと触れたとおりです。
この人ほど人情味が滲み出ている文章を書く方っていないと思います。
どの作品も泣かされるのですが、これは中でも一番好きな作品です。
浅田氏の青春時代を描いた自伝的短編小説集という色が濃いですが、中身も濃い。
写真屋を営む、生粋の江戸っ子の祖父と主人公のやり取りがとてもいいです。
主人公とその友人が、祖父に卒業写真を撮ってもらうというくだりがあるのですが、
ここは本当に名場面です。祖父の愛情が溢れています。
ということで、やっぱり映画が関係しているものばかりに偏ってしまい
ましたが、どうぞご容赦を・・・

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