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昨年、ナガセ(東進ハイスクール)さんが四谷大塚さんを買収したこと、
先日、ベネッセさんが東京個別指導学院をTOBによる買収を行う、と発表したこと、
ご存知の方が多いと思います。
この事実だけを見ても、教育産業が「今までとは違う形」を模索し始めた、ということは明らかです。
全体的な学力低下、東京への一極集中、格差社会…様々な外因的要因が挙げられるかもしれませんが、間違いないのは
「お客様(=若い人たち)が昔のお客様ではなくなった」ということだと思います。
変わっていないのは
、「お客様」=「学力向上を求める人たち」ということだけ。
Z会が大事にしている言葉に
「不易流行」という言葉があります。
辞書的な意味については、僕なんか話すより
こちらを参照する方がスッキリするでしょう。
Z会で働く社員それぞれにも、微妙な解釈の違いを伴って受け止められているでしょうが、僕は
「本質は変わらず、形は変えて」というように捉えています。
教育産業の提供しなければいけないもの〜それは「学力向上」です。そして今の世の中では、結果としての「志望校合格」も求められるでしょう。
もちろん、「一人一人を人間として成長させること」も、僕個人としては並行して追い続けたいことではありますが、それはあくまで理念ですし、そもそも本質的には、大半は家庭において、一部を学校において、地域社会において、追い続けるべき事柄ですよね。
この「学力向上をもたらすサービス」こそが、不易の部分だと思っています。
一方で、
以前では学力向上をもたらしていた教材サービスであっても、時代の変化とともに全く通用しなくなるものもあります。
インターネット、携帯電話なんてちょっと前まではなかったわけですし、教員と子どもたちの人数比率だって変わるでしょう。
子どもたちの外部環境が変われば、彼らの「理解していないところ」が変わるので、(自社への自戒を込めて言うならば)同じ教材サービスのあり方であってはいけないんです。
この話、缶コーヒーのBossなんかが有名ですよね。
「ビター」というネーミングは変わらなくても、今の「ビター」と十年前の「ビター」では、全然味が異なるって。
つまりはそういうことなんです。