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教育論・教育問題ブログへ
職業柄、いろいろなデータや参考資料が(仕事でも、仕事外のお付き合いでも)手に入るのですが、今日は高校数学の誤答例なるものを見ていました。
※ちなみに、誤答をしているのは、高校生ではありません。その答はブログの最後に…
最近多くなったなーと感じるのは、
「1個の代表例をあげて、すべてを証明したこととするもの」です。
高校数学の公式など忘れちゃったよーという人も読者にいらっしゃるかと思いますので、簡単に申し上げますと…
たとえば
「三角形の内角の和は180°であることを証明せよ」
という問題があったときに、
「3辺の長さが1:2:√3の三角形は、角の大きさは90°、60°、30°となる。全部足すと180°になるので、三角形の内角の和は180°である」
と答える、という感じ。
わかりますよね、これじゃあ全く証明になっていない!って。
※大学受験を志す方で、もしこれが「なぜ間違いか」わからない!って人は、しっかり中学数学の証明問題から勉強した方が良いです。証明はすぐにできなくても仕方ないですけど…
で、今回誤答例を拝見した答案作成者の人たちはどんな人たちか〜というと…
数学の教員免許を持っており(あるいは近いうちに取れることになっており)、数学の教員を目指す大学生
なんですよね。悲しいことに…。
感覚論でしかないのですが、中学・高校の数学教員を目指す方の数学の教科知識は、どんどん下がっています。
もちろん、先生になる以上、「子ども達のために」という「意識」は大切です。
でも、ちょっと待ってください。
中等学校(中学・高校)の先生は、教科を教えることにかけてはプロじゃないと、いくら優しい気持ちがあってもまずいんです。
いや、その時点でプロじゃなくてもいい、プロである意識さえあれば。。。
プロ意識があれば、上記のような誤答には
「絶対に」なりません。
数学の基本中の基本、いや、それ以前の問題ですから。。。
優しい気持ちをもった教科ができない先生と、冷たいけれども教科はしっかり教えてくれる先生とでは、私は後者を選びます。
いや、
本当に「子ども達のために」という優しい心を持っていれば、本来は自ずと、プロ意識も芽生え、自分がプロであるべきところの技術を磨くはずなんです。
見せ掛けの優しさじゃなく、教える立場に立っている人間の本当の優しさ、その1つは
「プロ意識をもつこと」じゃないですかね。