私が皆さんに贈るメッセージは、「常識を疑う確かな力」を養ってほしいということです。
東大の小宮山宏学長の、今年の
東大入学式、式辞より引用しました。式辞前文は
こちらからご覧いただけます。
「常識を疑う」。
この姿勢は、これから変化の激しい社会を生きていく上で、今まで以上に必要な力になることは間違いないと思います。
例を挙げるとキリがないのですが…
たとえば、今誰もが持っている携帯電話なんて、ほんの15年くらい前まではほとんどの人がもっていませんでした。
いや、もっていない、だけであればまだマシかもしれません。技術として世の中になく、ほとんどの人が「(そういう機器を)知らない」だけの場合もありますからね。
しかし、15年前には「自動車電話」として、一部のお金持ちは利用していましたし、ドラマなどでも自動車内に電話がかかってきてとるシーンなんてよくありました。
つまり、「携帯電話、という概念、機器自体はあった」にも関わらず、ほとんどの人が「そんなの普及するわけがない」と思っていたわけです。(もちろん、値段そのものが高かったから、などの理由もあるでしょうが、そういうのをすべてひっくるめて「普及するわけがない」という考えになっていたと思います)
今やどうでしょう。
固定電話がいずれは「非常識」になるかもしれない、というほどの勢いで、携帯電話の普及は進みましたよね。
一方で、「常識を疑う姿勢」を誇大解釈して、「常識なんて知らなくていい」みたいな態度を取る人がいますが、これも違いますよね。
知った上で、疑う。
温故知新、守破離…このような言葉にも通じる姿勢が大事なんですよね。