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2016.01.13 13:11

Z会の教室で、中高生の大学受験を目指す塾「Z会東大進学教室」では、2016年度より新授業スタイル「メテウス」を展開します!

大学入試改革に適応 メテウス


本格的に「学び合い、高め合う」スタイルの授業です。

その理念に共感していただいた、大学入試改革やアクティブ・ラーニングに造詣の深い、上越教育大学の西川純先生に、「メテウス」の推薦文を頂戴しました。
2016年度の入会案内書に掲載されるものを、ご縁があってこのブログをご覧いただいた方に、特別に先に公開いたします!

・・・

激変する次の時代に、たくましく
そして幸せに生きる人材になるために
~今の大人が想像できない時代を生きるために必要な教育~

上越教育大学
教職大学院教授
西川 純 氏


 日本企業の海外進出が進んでいるイメージがありますが、日本の大部分の業種で海外売上高は50%を切っていて、現状ではまだ国内市場によって企業が成り立っていると言えます。しかし、少子高齢化によって21世紀末には、日本の人口は現在の2/3になると言われており、従来型日本企業が今までのやり方では生き残れないのは明らかです。

 日本の企業がモデルにしている国は、やはりアメリカでしょう。アメリカという国は、国際市場で活躍し、ノーベル賞を多数獲得し、新技術を生み出しています。その活力はやはり「教育」であり、そのため、日本のトップ校はアメリカのトップ校並みの教育をしていく必要があります。いま大学入試改革が叫ばれていますが、こういった文脈の中にあり、方向性としてはアメリカのトップ校の入試に移行することになります。

 なぜ移行するのか、それは、今の入試で選抜された学生ではアメリカのトップ校の教育に耐えられないからです。その一環として、トップ高校・トップ中高一貫校はアメリカのトップ校の教育を取り入れつつあります。それが、現在進行している「アクティブ・ラーニング」です。

 しかし、残念ながらそのことを理解せず、今より多少話し合いを取り入れれば「アクティブ・ラーニング」だと言う学校・受験産業もあります。たしかに、圧倒的大多数の保護者・子どもは日本社会の現実を知りません。そして、大多数の大学も理解していません。だから、昔のままに多少色づけした程度の学校が、
多くの保護者・子どもに支持されます。その教育で大学受験は通るかもしれません。しかし、トップ校に
は通りません。入学した後も、卒業できない、もしくは卒業した後に就職できない、という現実に直面する
可能性があります。

 どの時代でも次の時代を理解して、次の時代を理解するユーザーに選択肢を提供し、一歩先の情報
を提供する組織があります。それを見出だせるか、否か、が勝負です。


 われわれ大人世代の成功モデルは過去のものです。少子高齢化がますます進展する社会で、子どもたちは40~50年間も仕事します。その後、何十年も老後を過ごします。その時、保護者が守ってあげることはできません。子どもたちが将来生き残れる力は何かを理解し、それを子どもに伝え、子どもが今から学ばなければなりません。

 私は「Z会東大進学教室メテウス」の新しい取り組みを推薦します。

西川 純

上越教育大学教職大学院教授、博士(学校教育学)、臨床教科教育学会会長。全国に『学び合い』を広めるため、講演、執筆活動に活躍中。著書に『2020年激変する大学受験!』(学陽書房)、『すぐわかる!できる!アクティブ・ラーニング』(学陽書房)
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2011.06.24 17:10

もうどういう順序でつながったか忘れちゃいましたが(笑)、ツイッターでつながって、社会の未来のために、「教育」という領域で奮闘している5名がいます(注:5名しかいない、というわけではありませんからね、念のため。笑)。

藤川大祐教授(千葉大学)
情報リテラシーの教育や、企業と学生を「つなぐ」活動において、日本で最も頑張られている方の一人です。

池田修教授(京都橘大学)
「明日の教室」を主宰し、学級経営について真剣に考えられている方です。

西川純教授(上越教育大学)
『学び合い』の提唱者。教育の思想の中ではイノベーション的ですね。

坂内智之先生(福島県赤木小学校教諭)
『学び合い』の実践として第一人者。

森達也社長(教育同人社)
リアル熟議を開催するなど、教育について様々な企画を実行されている方。

この1年で、全員の方にお目にかかる僥倖に恵まれましたが、この5名、全員、「つながって」いるんですよね。
出会いはすべて別々、にも関わらず。(まさか二人がつながっているとは思いませんでしたよ~という方も)


教育を変えていくには、同志が必要だと思っています。
ツイッターでは、同志(と勝手に思っています。笑)を見える化し、つないでくれます。
住んでいる地域もバラバラな人間同志を。


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2011.06.12 22:55

11日(土)、『学び合い』埼玉の会に伺ってきました。
学び合い』提唱者の西川純先生のお話を初めて伺うことができ、とても貴重で、かつ、有意義な時間を過ごさせていただきました。

簡単に申し上げれば、学習者同士で教え合いながら学習を進めていく勉強法の「(包括した)考え方」が、『学び合い』です。
Z会小学生コースの責任者の1人として、『学び合い』は大変興味深い学習法と感じています。


小学校の先生を中心に、多くの先生が『学び合い』を語り、実践されています。
インターネット上の様々な記事、および「『学び合い』Wiki」から、『学び合い』の良さはいろいろ感じ取れるとは思いますが…
先生、という立場ではない僕が感じた、『学び合い』の良さや本質を語ることも、皆様の参考になれば、と思い、記事にさせていただきます。


今回の『学び合い』の講演で報告されていた…
『学び合い』の結果として得られる、子どもたちの伸長は、次のようなことがあります。


1.表現力が身につく

「自分がわかっていること」と「わかっていることを相手に伝えること」は別。わかりますよね。
しかし実際に、多くの保護者の皆さんは、「わが子を(勉強が)わかるようにすること」に偏って注力します。
入試においても、実社会においても、自身の脳内思考を「相手に伝わってナンボ」の世界、なのにも関わらず…。

『学び合い』では、他者に自身の方法論を開示し、良くない点を指摘されます。答えだけではなく、その過程において。
Z会の通信教育を早いうちに経験し、表現力が格段に身についたお子さんをたくさん見てきていますので、この行為の有効性は肌でわかります。
かつ、「教える」という行為において、「相手に伝えようとする」ということを繰り返すわけですから、より表現力がみにつくわけですよね。


2.自主性が身につく

これもZ会の通信教育と同じなんですが(笑)自主性が身につきます。
Z会の場合は、自宅学習の習慣化により自主性がおのずと身につくプログラムを狙っているのですが、『学び合い』は「すぐ質問できる、信頼できる人が近くにいるということ」が大きいです。
この環境が、課題解決力がつくことを誘引します。

…と、この説明を当日伺って、?に思ったので、講演された先生に質問しました。「安易に質問するような子どもが育ちませんか?」と。。。
回答:「安易に質問する子も当然でてきますが、子どもって面白いもんで、“自分で少し調べてから質問しなよ”とちゃんと言ってくれる子どもも必ず出てくる」とのことでした。
もし、出てこなくても、先生がしっかり、そういう子どもが出るように誘導すればいいんですよね。


3.社会性が身につく

小学生までの教育において、地域コミュニティがほぼ皆無になった今のご時世、一番大切な力だと思っています。『学び合い』ではこれが身につきます。

いろいろな人とコミュニケーションすること。
様々な解法に触れること。
質問は「(その教科が)得意な人に聞けばいい」と思いがちなところ、実は苦手な人が教え方がうまい現実もあること。
それらの経験が、「異質に触れる」ことの大切さを身にしみてわかるようにさせてくれます。

そして、異質に飛び込んでいく「かかわる力」も間違いなく身につきますよね。
同質だけで群れるのは短期的にはラクですが、長期的には、社会の中で生きるのにしんどい自分になるわけですから、『学び合い』で身につくこの力、とてもありがたい話です。


4.自己肯定感が身につく

「教える」行為を通じて、自信がつく。自分もやればできるんだと思う。
これって小学生の成長過程ではとても大事だとは思いませんか?
とくに、諸外国と比べて、自己肯定感が乏しいとされる日本においては、なおさら…


5.学力が伸びる!

そしてまとめて…

今、『学び合い』を実践している学校(クラス)のテストの平均点は押し並べて高いようです。
また、1~4は、その時々における知識(=暗記して身につくもの)ではなく、その人自身の本質的な能力につながるものですから、長期にわたって通用する学力と言えるでしょう。


以上5点ばかり、『学び合い』の「結果として得られるもの」をあげてみました。
でも、これらはあくまでも「結果」。

『学び合い』の考え方の本質を自分なりに見極めると…


後編に続きます。
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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