日曜から連日報道されている、京大入試カンニング事件。
報道やネット上の分析とはちょっと違った角度から見てみます。
このブログを書いている時点で、投稿者aicezukiの話はさておき、
・投稿した携帯電話は1台のみ
・契約者は山形県在住の女性で、子どもは京大を受験していた
ことまで報道されています。
もし本当に、上記から判断できる筋書き通り…
京大を普通に受験し合格を狙っていた高校生が犯人で、Yahoo!知恵袋を使ったとしたならば…
カンニングの手口の複雑さの割には余りにもツメが幼稚な行為です。
簡単にバレてしまいますから。
そして、この程度のことであれば、上記報道程度のことをつかむまで、発覚からこれまでの時間を要することはないと思えます。
だから僕は、この事件をマスコミが報道することで、何かを狙っている人物なり、団体なりがいると思っています。
例えば…
今回の報道は結構見ていますが、いたるところで「携帯電話には端末識別番号があり、特定される」「IPアドレスが割り振られている」など、匿名であっても使用者なんて簡単にバレることが報道されています。
ちょっとネットの知識があればわかることなのですが、意外とこのことを知らない人も世の中にはいらっしゃいますので、報道を見ているだけで「ネットへの投稿は気をつけなくちゃ」「他人を誹謗中傷するとばれちゃうんだ…」などの心境に(子どもたちが)なっても不思議じゃありません。
つまり、ネット教育には最適な話題を提供してくれているんです。
子どもって、いくら「ネットは匿名でもばれるから!」と真正面から伝えても、聞いていない人は全く聞かないので、こういう事件があると「うわーほんまなんや」とか思っちゃうわけで。
まあ、ネット教育として、今回のことを題材にするのはちょっと(性質として)いかがなものか、という点がありますので、まずないでしょうけど、他にもいろいろ考えられます。
入試におけるリスク管理の厳格化→それに伴う大学側の予算増が認められる。逆に、リスク管理が大変だから、今の形のような入試ではなく、(例えば)パソコンで自宅から受験できる入試をスタンダードにしようというムーブメントを起こす走りにする。
そもそもパソコンや携帯持ち込みでも解答に影響しない問題を作るように仕向けるネタとして。
疑い深い性格になるのはよろしくないですが(笑)、報道の裏を読む訓練をする事件としては格好の題材ですし、こういう訓練をすることで、事実と主観を区別することができるようになりますよ。
最後に。
ちょっとした悪さ(僕はよく「コソドロ」という表現を用いています)はバレます。
コソドロ程度で人生を棒に棒にふるなんてもったいないですよ。
かといって誰にもばれない悪を奨励するわけでもないです(苦笑)。
正直に生きましょうよ、きっとその方がハッピーですから。
追)しかし、数学のYahoo!知恵袋、僕が見た段階で問題文丸投げの質問ばかりでした。
情けない。僕は丸投げの質問には断固たる姿勢で臨むべきと言う考えです。
2011.03.02 23:43
- カテゴリ :ニュースより