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2011.11.08 23:50

本日の日経新聞朝刊1面。
TPPに関する論説で、次のような文章がありました。


==(以下、引用)==

日本国憲法にあるように、国会議員は「全国民を代表する」存在だ。もちろん個別利益である部分最適の主張が否定されるものではない。ただ、最後は全体最適である。

==(引用終了)==


至極もっともなことですね。
一国民である我々も、自分たちの主観等に基づく部分最適の主張は「してもかまわない」けれど、主張が通らなかったからといっていつまでも部分最適の主張に基づく行動をとってはいけない、という態度が必要でしょう。


続けて。


==(以下、引用)==

その判断をきちんとできるのが、政治指導者のはずだ。現実をしっかり見ながら、将来の国のかたちを見据え、決断し、説得し、実行する。判断の物差しは「現在最適」ではなく「将来最適」である。その可否をさばくのは、歴史の法廷だ。

==(引用終了)==


すばらしい文章だと思いました。
「現在最適」ではなく「将来最適」。その通りだと思います。

現在において最適な判断は、様々な根拠を集めれば、いくらでも(現在における)合理的な結論を導くことは可能なはずです。
しかし、現在の合理が、将来の合理とは限りません。
将来の合理を予測し、「決断」するのが、「将来最適」な決定と言えるでしょう。

これまでに起きたことを分析し、現状最適を決めること自体を否定するわけではありません。
ただ、分析に拘る姿勢では、未来を切り開くことはできないと、常々思います。

乱暴な意見ですが…
未来に対し最適を導きだすのは、常に未来を切り開こうとする姿勢を持った人が、普段から過去を分析し、現状を知る中で、未来に向けて決断する時の「カン」でしかないと思うんです。

「温故知新」と言う言葉も、そういうことなんだと思います。


そして周りの人も…
自分が理解できる言葉で説得されないと納得しない、という姿勢をとるのではなく、未来に向けて真剣に考えている人の「カン」を思いきって信じる、という姿勢が大切なんではないでしょうか。
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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