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2012.09.23 23:30

「そんなんあるに決まってるじゃん!」
脊髄反射じゃまずそうなりますよね。
では…今回問いたいのは、「自分のおかね」だけではなく、「自分が関わっているものすべてのおかね」だとしたらいかがでしょう?
家庭のおかねだけではなく、所属している組織のおかね、自治体のおかね、国のおかね…
すべて、自分が関わっている集団です。だから本来的には、当事者意識もたなきゃいけないと思うんです。

自分が関わっている集団のおかねに当事者意識を持つと言うこと。
自分の都合がいいように、「その集団のおかねも、自分が利用する権利があるってことか!」だけ捉えないでくださいね(苦笑)。
利用する権利もあるでしょうが、集団のおかねは「自分だけ」のおかねじゃありません。
自分ではなく、集団が最も、繁栄する方向での使途を考えなければいけません。
それが、「おかね」への当事者意識、ってことです。


なんで、こんなタイトルのコラムを書こうと思ったか、といいますと、たまたま今日読んでいた書籍『そうだ、葉っぱを売ろう!』(横石知二)にこんな一節があったからです。
#引用文の「私」とは、徳島県上勝町に赴任したばかりの著者、横石氏を指します。

==(以下引用)==
そりゃもうがんがん呑んで、補助金がいくらだの、国が悪い、役場が悪いだのといった愚痴を、えんえんしゃべり続けていた。

「どうしてみんな、自分たちが生まれた町のことを、こんなにも悪く言うんだろう」
「なんでもっと、自分たちが住む町を、いいように考えんのだろう」

不可解に思って理由を探ってみた。すると、当時は町の主な産業がミカン、林業、建設業などで、高齢者には出番が少ない。しかも雨が降るとどの仕事も作業にならない。それで、することがなくて、役場や農協に集まって酒を呑んでいたことがわかった。

その人たちは、私を見ては要求の言葉を繰り返す。
「お前は、わしらに何をしてくれるんじゃ」
「何の補助金を取ってきてくれるんな」
「どんなことをやってくれるんな」
「そのために、お前は仕事しとるんやろが」

何かをしてくれることを人に期待するばかり。これではどうしようもないなと思った。田舎特有の負け意識、それが、そのころの上勝町には充満していた。
==(引用終了)==

補助金をいくらとってくるか。
地方では(恐らく)多い話と思うのですが、ここには国のおかねに対する健全な当事者意識がありませんよね。

この話を読んで、一見、何の関係もなさそうな、僕が経験した「おかね」の使い方を思い出しました。
※続きます。
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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