6月25日(火)に文科章・経産省と、異例とも言える同日発表行った、教育に関するビジョンや方策を掲載します。
▼文科省
「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ)」について
http://www.mext.go.jp/a_menu/other/1411332.htm
▼経産省
令和の教育改革に向けた、「未来の教室ビジョン」をとりまとめました
https://www.meti.go.jp/press/2019/06/20190625002/20190625002.html
いろいろな注目点はありますが、その1つに、メッセージとして「ICTは文房具」と共通しているところに目をやりたい。
▼文科省(最終まとめより引用)
「もはや学校の ICT 環境は、その導入が学習に効果的であるかどうかを議論する段階ではなく、鉛筆やノート等の文房具と同様に教育現場において不可欠なものとなっていることを強く認識する必要がある。」
▼経産省(ビジョンより引用)
「パソコンを「新しい文房具」と考え、「1人1台」に向けたロードマップを 」
ICTは役に立つ、役に立たない、云々ではなく、もはや「あって当然」と受け止めるべき、というメッセージかと思います。
私自身、学校へのICT導入に超々懐疑的だった約10年前に出会ったのが、「学校広報」の視点を常に大切にされていた 豊福晋平准教授 です。
https://gakken-tech.jp/why_programming/interview8/
私の知る限り、「ICT文具論」を日本で声高に、早い段階で、そしてしぶとく唱え続けてきた第一人者です。
そんな彼の考え方がようやく「両省の」(ここが大事かも)政策文書に「一気に」反映されたのは、彼の想い・信念・時代のヨミは間違っていなかった、ということになるかと思います。
これまでの活動、本当にお疲れ様と言いたいとともに、「これからが本当の勝負」と感じたい。きっと豊福さんもそう思われているでしょうが。
2019.06.29 13:51
- カテゴリ :教育のこと