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2011.02.17 19:44

人気を博したブログ「大学プロデューサーズ・ノート」著者の倉部史記氏の処女作。

文学部がなくなる日―誰も書かなかった大学の「いま」 (主婦の友新書)


とても良い本でした。


僕の「良い本」の定義は人とちょっと違います。
「僕自身ためになった」ということだけではなく、

・著者の「出来るだけ多くの人に読んで欲しい」「そのためにできるだけわかりやすく」という姿勢があふれているもの。
・「専門家は知っていて当然だけど素人は知らないであろうことも押さえて書く」姿勢が見えるもの

などが、一方的な伝達ではなく、心底、相手のことを考えた本だと思うんです。


倉部さんとは一度お会いし、大学についての博学ぶり、よーーーーーく存じ上げています。
彼の知識は(書籍にかかれた)こんなものじゃありません。
でも「こんなもの」すら、「大学について詳しくない人」は知らないのが普通。
そこをうまく突いて書き、「知って欲しい」に溢れた書になっています。


こういう本を書くのって勇気いるんですよ。
専門家崩れのバカタレから「こんな素人みたいな本を売りやがって」「実態を詳しく知らない癖して」という批判がすぐきますから。
(そしてそんな批判を見るのはめんどくさいし、なによりも気持ち滅入りますよね)

#ほんとにこんな人たち、社会の生産性を奪っていると思いますよ。

素人が知らないことを専門家のバックグラウンドをもった人間がわかりやすく伝える、これってすごく難しいんですよ、最後まで「伝わる」って。


そんなわけでオススメです、教育に「そこそこ関心の高い」人は必読。
あと、僕のような姿勢で書籍を読む教育関係者も。

文学部がなくなる日―誰も書かなかった大学の「いま」 (主婦の友新書)

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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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