日本の学習到達度、全分野で上昇…脱ゆとり成果
日本の平均点は、「読解力」が4位(前回8位)、「科学的応用力」も4位(同5位)、「数学的応用力」は7位(同9位)と、全3分野で前回に続き上昇。
結果が上昇したことは、素直に「良いこと」と受け止めればよいかと思います。
一方、脱ゆとりの新学習指導要領の影響か?というと、もちろんそれもあるでしょうが、僕は
「PISA型の試験に“日本”が慣れ、その対策を、意識的に、あるいは、授業の中で無意識的に行ってきた部分があるから」
じゃないかなあ、と感じるところもあります。
日本人って、“あ、こういうのが次あるんだ”とわかれば、対策する力ってかなりあると思うんですよね。
最初の頃のPISAは「得体のしれないもの」だったので、対策のしようがなかった。
もちろん“こんな問題ですよ”という例示があったでしょうが、それだけで対策しよう、って人種ではない。
ある程度「前例」と位置付けられるまで明確になってから、対策する(対策できる)、そして、対策には余念がない、そんなタイプだと思うんです、日本人って。
一方、日本人は、わからないものへ向かっていく力が弱い。。。
わからないものへ向かっていく力こそが、一つの「新しい学力」の形じゃないのかなあ、と思います。
2013.12.05 23:50
- カテゴリ :教育のこと