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2016.08.30 00:10

「次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議まとめ」が教育課程部会に報告され、議論されました(8月26日)。
資料が公開されましたので、お知らせいたします。

教育課程部会(第98回) 配付資料
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/siryo/1376580.htm

この後、初等中等分科会や中教審での報告、そしてパブリックコメントを得て、中教審答申としてまとめられ、今年度中(2017年3月末まで)の小中学習指導要領の告示となります(高校は2018年度)。

次期学習指導要領の大よその方向性は本資料でほぼ確定となります。

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2016.08.27 09:32

学び方見直し対話で知識理解 中教審部会、指導要領改訂案了承(日経)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG26H8W_W6A820C1CR8000/


教育課程企画特別部会で様々に検討された次期学習指導要領について、昨日(8月26日)の教育課程部会で話し合われ、タイトルの通り、改訂案として了承されました。
この後、初等中等分科会や中教審での報告、そしてパブリックコメントを得て、中教審答申としてまとめられ、今年度中(2017年3月末まで)の小中学習指導要領の告示となります(高校は2018年度)。

日本の教育が大きく変わるときです。そして個人的には、最後のチャンスと思っています。
これまでの指導要領改革にも、関係者は情熱を燃やされたのでしょうが、現在の日本の社会を考えると、いままで以上の叡智を結集しないと、2030年代以降の社会を創る当事者への「いま」の教育課程を「よい」ものに作り上げられませんので。。。

記事を少し補足します。

1)「何を学ぶか」だけではなく「どのように学ぶか」とありますが、この2者を包含する上位の概念として「何ができるようになるか」いわゆる「資質・能力」を具体化・明確化して指導することが目指されます。
これからは常に(子どもが)「何ができるようになるか」を考え続ける姿勢が、教育に携わるすべての人間に求められます。

2)カリキュラム・マネジメントは、「時間割を柔軟に組み立てる(結果として適切な授業時間数を確保する)」という意味合いの上位概念として、学校目標(どのような人間に育て上げたいか)とカリキュラムを連動させるといった、学校経営上の視点が不可欠です。部会では、「「明るくて元気な子」といった、いまの(昔ながらの、そして単純抽象的すぎる)学校目標でいいのか検証する努力を」といった意見も複数の委員からでました。
※「明るくて元気な子」が悪い、ということではなく、現代の多様かつ複雑な社会を生きるために設定する学校目標として、よりよくすることを常に考えよう、という文脈です。


正直、変革の当事者になる学校の先生は、とても大変になると思います。。。
私を含む、先生以外の人たちは、そんな先生たちに敬意を表し、未来の社会を「よい」ものに創る人間に成長させてもらうために、〝先生しかできないこと”以外の教育は、家庭にそして地域に引き受けていく姿勢が大切になるとも思います。

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2016.08.26 17:47

次期学習指導要領に向けて審議のまとめ(案)がほぼ完成系に近づいた、本日8月26日の教育課程部会(第98回)を傍聴しました。

私たちのような一般的な立場の人間は、幼児・小学・中学・高等学校といったそれぞれの段階において、自分の興味関心領域にあわせて、指導要領の改訂に着目します。
指導要領の改訂記事を見ると「小学に英語!」や「高校に公共って科目が!」と一番先に反応するところは、自分の子どもが小学生だったり、あるいは高校生だったり…と、自らの強い関心領域にあわせて、ですよね。多くは。

一方、指導要領の改訂は、幼・小・中・高と一気通関して、理念や段階ごとの接続、そして全体的な「学び」のあり方を考えて進められます。もちろん段階ごとの具体的な落とし込みも必要です。
関わっている方の体力的・精神的ご苦労は想像を絶しますし、「教育」への情熱がないと先へ進められるよなものではないですね。。。
8月は、教育課程部会を1回、企画特別部会を2回と、計3回傍聴しましたが、部会委員の皆様の意見から感じる情熱は凄く、そして今日の「まとめ」まで持ち込まれた関係者には、ただただ敬意しかありません。
心からお疲れ様でしたと申し上げたいです。


次期学習指導要領の形にいったんの決着がついた今日の部会。
これまでの部会を傍聴し、最も感じたことは、今回の指導要領改訂の全体的な方向性について、本当に「全員一致」している、ということです。
細かな表現に対し「こうした方が良い」という意見は出ますが、誰一人として否定的な意見や、不満足といった意見は出てきませんでした。8月の3回の部会を通じて。。

それくらい今回の「審議のまとめ」として表現されたものは、次世代の子供たちの、次の日本社会を作るうえでの、「教育」に情熱を燃やす皆さんの一致した見解なんです。
そして私も、まとめで示された「社会に開かれた教育課程」という理念も含め、大きく共感している内容です。

技術も気持ちも、プロ中のプロたちが考え抜き、意思統一を果たした案。
我々にできることは、その案に書かれたことについて、自分にできることへコミットすることだと思います。

子どもたちのために。。。

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2016.08.22 19:40

次期学習指導要領の大枠を決める教育課程企画特別部会が大づめ。

8月19日に行われた、教育課程部会 教育課程企画特別部会(第20回) 配付資料が公開されました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/053/siryo/1376199.htm
この資料、および部会で出た意見をまとめ、8月26日に行われる教育課程部会に主査から報告される、という流れです。
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2016.08.03 00:31

8/2付で更新した複数のブログもご覧いただければ幸いです。

審議のまとめ(素案)のポイントにおいて、1ページめ、冒頭付近で太字で明確に書かれたのが

「社会に開かれた教育課程」

です。

「カリキュラム・マネジメント」は実施するにあたって幹となる考えであり、手法ですが、学習指導要領全体を取り巻く理念として、最も大事なのはこの言葉になります。


次期学習指導要領に向けたこれまでの審議のまとめ(素案)(総論部分)において、゛「社会に開かれた教育課程」としては、次の点が重要になる”として明示された3点をあげておきます。

①社会や世界の状況を幅広く視野に入れ、よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創るという目標を持ち、教育課程を介してその目標を社会と共有していくこと。

②これからの社会を創り出していく子供たちが、社会や世界に向き合い関わり合い、自らの人生を切り拓いていくために求められる資質・能力とは何かを、教育課程において明確化し育んでいくこと。

③教育課程の実施に当たって、地域の人的・物的資源を活用したり、放課後や土曜日等を活用した社会教育との連携を図ったりし、学校教育を学校内に閉じずに、その目指すところを社会と共有・連携しながら実現させること。


社会の中の存在である自分、社会を創る当事者でもある自分、という考え方を育みながら、能力を涵養していけるような教育が求められています。

現在お手伝いしているICT CONNECT 21においても、「学校教育を学校内に閉じず」という文脈で、ICTの利活用が様々に考えられるととらえています。
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2016.08.02 16:46

「カリキュラム・マネジメントとは、学校の教育目標の実現に向けて、子どもや地域の実態を踏まえ、教育課程(カリキュラム)を編成・実施・評価し、改善を図る一連のサイクルを計画的・組織的に推進していくことであり、また、そのための条件づくり・整備である。それは、 学校経営の営みにおいて中核に位置付くものである。」
出典:第一法規

8月2日にニュース上で賑わっている次期学習指導要領。
「小学英語」「アクティブ・ラーニング」などの言葉に隠れて余り報道されていませんが、とても大切な言葉があります。
それが「カリキュラム・マネジメント」です。


文科省が公表した資料の中で基幹となる資料3-1 次期学習指導要領に向けたこれまでの審議のまとめ(素案)(総論部分)は、全部で100ページの資料ですが、この中に「カリキュラム・マネジメント」という言葉はなんと49回出現します(PDF検索による)。
ちなみに、話題になった「アクティブ・ラーニング」は14回。
いかに今回、「カリキュラム・マネジメント」という概念の浸透に力を入れているか、お分かりかと思います。

そして、8月1日の中教審特別部会でも、文科省の担当者が「論点整理とほぼ全体は変更していませんが、「カリキュラム・マネジメント」については前に出して強調した」というニュアンスのことをおっしゃっていました。


簡単に言えば、教科教育を生かしつつ、教科間の連動性を強化する学校経営や授業形態により、すべての学習の基盤になる力や、これからの社会や生活の在り方を踏まえ求められる資質・能力が、教科を越えて教育課程全体を通じ育成されるようにしていくことなんですね。
そして、すべての教科において「育成したい資質・能力」を明確化することで、横のつながりをつくる「カリキュラム・マネジメント」ができる─
そういう文脈ですね。
※「資質・能力」も重要ワードです。


いま、ICT CONNECT 21という団体で勤務しているのですが、ICTを利用することで「カリキュラム・マネジメント」が効果的にならないか?なるような例を構築できないか…?そんなことを思っています。


なお、『学びのカリキュラム・マネジメント』という書籍が7月末に発売になっています。漫画もありとても読みやすく、「カリキュラム・マネジメント」の概念を理解するにはお勧めの一冊。教育関係者ではなくてもすらっと読めますよ。
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2016.08.02 14:50

中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会教育課程企画特別部会(第19回)」の資料が先ほど公開されました。

教育課程部会 教育課程企画特別部会(第7期)(第19回) 配付資料

これが「次期学習指導要領」に語るときの1次情報になります。
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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