2020年度から大きく変わる大学入試センター試験。
教育関係者(とくに高校・大学関係)は「大学入試センターメールマガジン」は必読。まとめて情報が届きます。
本日「大学入試センター 新テスト実施企画部試験問題企画官(化学担当)」のリレートークが掲載されていました。
経産省「未来の教室」関連のPJでは、問題発見・解決力を育むために、社会や社会課題への「ワクワク」感を大事にしようとしていますが、下記調査官も全く同じですね。
省庁を超えて同じ方向を向いていることを強く感じます。
(以下、リレートークより抜粋)
学校での12月と言えば、センター試験対策と銘打った問題集を、時間の限りこなしていくというものが恒例でしたが、こうして日々試行調査(プレテスト)の問題を見ていると、例えば、実験レポートを一度も書いたことがない生徒が、実験器具の実物を一度も見たことも使ったこともない生徒が、果たして得点できるだろうかとよく頭をよぎります。
生徒が、新たに始まる共通テストで高得点をとるためには、生徒自ら、その科目を学ぶことが「楽しい」「好きである」と率直に言える状態であることが絶対に必要ではないかと思います。
「テストとは既にある能力を測るためのもので、テストが先で学習の改善を促すのは逆だ」というある大学教授の新聞記事を最近目にしたばかりですが、私が思い描く理想は、難解に見える課題に対して、学習した基本的な知識や技能が拠り所となって、次々と辿っていくと暗雲が無くなり視界がぱっと開くように、想定外に解けてしまう。うれしくて、ますます化学を勉強したくなる。そういう展開になる問題です。
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2018.08.08 16:16
- カテゴリ :教育のこと