『教師になるということ』
(池田修/ひまわり社)
著者の池田修先生とは面識があり、たまたまあるブログを見ていたら、本著が紹介されており即購入。
教師の皆さんともいろいろと交流がある身ですので、教師になる側の気持ちを今以上に知りたいとも思い。
感想を短く述べるなら、
教師にちょっと興味をもたれた方、
本格的に教師になりたい!と思われた方、
教師になって数年経過し、自分の足元を固めたい方…
まるっと括って「教師という仕事に興味・関心があったり、関わったりしている人」のことを、一生懸命、一生懸命考えて、そして、その皆さんに分かりやすい言葉で話しかけてくれる…
そんな素敵な書籍でした。
また、教育と言う生業に関わっている人はもちろん、関わっていない方も、「教師って普段どんなこと考えて仕事しているんだろう?」と想いを馳せるには、とっても、とっても良い本です(読みやすいし)。
本著では、教師になるために考える8つのポイントに従って章立てされています。
その8つとは
(1)教育とは
(2)教師になるには
(3)いま何をしたらいいのか
(4)教師の魅力
(5)教師に必要な力
(6)クラスをつくるとは
(7)授業をつくるとは
(8)社会につながる学力とは
そして、たとえば、(1)では「学校教育の役割」などを、とても明確に、具体的に、そして短くまとめています。
読み終えて…教育関係の書籍にありがちな「説教臭さ」が何も感じられな語ったなあ、と思いました。
なんか、こう、すーっと、入ってくる、というか。
池田先生の想いが垣間見える、最終章の文章を抜粋。
「もし、私が、学力を定義するならば、「人格を完成の方向に導く力」「いまの社会を良くすることが出来る力」としたいのです。」
僕のブログを良くご覧戴いている方も、きっとすっきりした想いになると思いますよ。『教師になるということ』は。
2012.02.13 23:47
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