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2012.01.05 23:20

前編の続きです~

前編にも書きましたが…
広告宣伝担当に異動した時、中身よりも「媒体」(TV、新聞、などなどの広告メディア)にこだわる広告宣伝部署の雰囲気や代理店の提案にかなりの抵抗感を覚えていました。
広告宣伝担当を経験するにつれ、「媒体」買いを意識せざるを得ない担当者の気持ちも分かるようになりましたが、最初に感じた抵抗感というのは今でも間違っていなかったと思っていまして…

「媒体」買いを過剰に意識すると、コンテンツを創っていこうという気持ちが欠けるんですよね。

僕は商品づくりの担当者(教材の編集者)だったので、それこそ逆に、コンテンツの価値を過剰に意識していました。
「「媒体」なんかに頼らず、いい(広告宣伝の)コンテンツ創りことの方が、よっぽど大事なのに」という強い気持ちがありました。
だから、全体のキャンペーンの流れを考え、媒体を選び、広告のクリエイティブを考える…というやり方に時間をかけることにものすごく違和感を感じ(正直に申し上げると「その場しのぎ」のように感じていたんですよね)、Z会の社員全員が活き活きと働いている(実際そうですから)姿や、教材作成にかける想いや工夫を伝えた方が、よっぽど広告効果があるのではないか、そして、ブログを見た人がファンになり、教材を手に取るようになるのではないか…


これがZ会ブログをスタートさせた理由です。

広告宣伝担当者は、いろいろな広告宣伝の技法を知っているものの、商品そのものの魅力を伝える迫力(とでも申しますかね)にどうしても欠けがちです。
逆に、商品制作担当者は、商品そのものの魅力を熱く語れますが、どんな場面、どんな媒体で語っていいかわかりません。
この2つをつなぐのがZ会ブログだったわけで。
自分の心に秘めていた想いは「社員全員がPRマンになろう!」


最初からうまくいくわけではありません。想いはあっても、語るのは別ですからね。
(無口な職人さんなんて世の中にゴマンといますよね)
最初始めた時は、ブログ管理人の僕が、2、3名の社員に「お願いして」スタート。
拘ったことは2つあります。

1つめ。僕自身が(ほぼ)毎日ブログを書いていくこと。
僕自身がやってないと、周りが動くわけがないですから。

2つめ。Z会の公式サイトからZ会ブログへのリンクをはらなかったこと。
「いっぱい来てもらうために、公式サイトにバナー出せば?」なんていろいろ言われましたが…そもそもが広告宣伝媒体なのに、公式サイトからブログの方に誘導するなんて、本末転倒だと思っていたんですよね。
コンテンツの蓄積がなく、閲覧者が少ないブログへ、公式サイトのような閲覧者が多いところからユーザーを引っ張ってくると、コンテンツの魂が、きっとなくなると思っていました。


結果的にこの2つは、完全に効を奏し、今ではなくてはならない媒体に成長したばかりか、「ブログを書きたい!」という商品づくりの担当者が次々現れ、コンテンツ生成~ファン誘導の良循環が生まれています。


メディア化する企業はなぜ強いのか?』(小林弘人/技術評論社)

それは、企業の商品力があれば、しっかり顧客に伝えられるメッセージを、「企業メディア」の中に埋め込むことができるから、だと思います。
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2012.01.04 23:50

年始年末、少し時間があったので、何冊か本を読みました。
今読んでいる本がこれです。

メディア化する企業はなぜ強いのか?(小林弘人/技術評論社)

まだ1/3程度しか読んでいないんですが…
あ、やっぱり、タイトルでピピンときて、買って良かったな、って書籍です。
「マーケティング」や「Web」の視点で、僕のブログを「学び」の対象としてご覧戴いている方!
久々に強制します、「これ、買えっ!」と(笑)


僕がWeb担当時代にとってきた戦略が、ほんとうにキレイな言葉で、しかもわかりやすくまとめられています。


戦略、という言葉を使いましたが、そんなに大袈裟なもんではないんですよね、僕がとってきたWebマーケティングのやり方って。
それまで商品(高校生用の教材)を実際に制作していた担当者が、お客様に伝えきれていないと感じていたことを伝えるにはどうしたらいいか?…と考えてやってきただけです。

入社7年目で広告宣伝担当に配属された時には、TVCMやらダイレクトメールやら新聞広告やらに「知恵なし」でバンバン金を使わせようとする代理店のやり方が全くわからない(理解しがたいものでした)どころか、「代理店って何?」って人間でした。
そんな僕でも、日経ネットマーケティングイノベーションアワード、第一回第二回で優秀賞を受賞したプロジェクトを作れたんです。

そのときのポイントが、メディア化する企業はなぜ強いのか?には書かれています。
つまり、自社のWebサイトをメディア化させる戦法にでたんです。


2006年。
2月に自社SNSをローンチするキッカケとなったアイディア(=SNSを社内に紹介した)を出した人間として、2007年のWeb広告やマーケティングの提案を司る立場にいました。
夏頃に社内の広告宣伝担当者+取締役にプレゼン。
そのときのキーワードが「自社サイトのメディア化」でした。
プレゼンが評価され、プレゼン通りに事が進み、2007年1月にローンチしたのがZ会ブログ
今ではZ会の動きを伝えるメディアとして欠かせないものになっていますし、本ブログをキッカケに資料請求や入会の行動に至る方もたくさんいらっしゃいます。

そして、このZ会ブログ
明確な成果が出るまでに2年かかりました。
また、2年後には、明確だけではなく、ダントツの成果としてあらわれました。

メディア化する企業はなぜ強いのか?にも書かれていますが…
短期で成果を求めても、自社サイトのメディア化は成功しません。
最初から長期の覚悟で。
そして、メディアが成果を上げていないうちは、別の「短期に利く、けれど長期には余り利かない」方法も走らせ、短期長期のバランスをとるのがいいかと思います。

実際僕はそうして、Webマーケティングで着実に成果を上げられたのです。


もう1つ。僕が成功したわけ。
僕自身が商品づくりの担当者だったことが大きかったんだと思います。

後編に続く~
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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