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2014.02.17 23:50

大学の講師からレスラー!?まで、多様な活躍をされている、友人の泉忠司さん。
彼は一時ブームになった「ケータイ小説」の分野でも活躍し、共著の『クロスロード』はスマッシュヒットとなりました。

泉さんの関係で、以前、「ケータイ小説」の分野に興味を持っていたのですが、その頃、この分野で著名だったのが、内藤みかさん。
その後、作家としての活動範囲を広げられ、『夢をかなえるツイッター』がヒット、さらに自身の子育てを通じた体験を綴った『たたかえ!てんぱりママ』なども出版されています。

枠にとらわれない活躍をされている内藤みかさんのツイッター、かねてよりフォローさせていただいていたところ…
いきなりこんなつぶやきが飛び込んできました。

「隣の席の人はライバルではなく、春からの仲間かもしれません」
大学受験生の息子宛にZ会から届いたお手紙がとても心がこもっていて素敵すぎる…

引用元:https://twitter.com/micanaitoh/status/434979648577875968

感じたことはすぐに表現しちゃう僕の性格です(笑)。こちらからお礼を。
わあ、内藤さん、ツイートありがとうございます!ケータイ小説の頃からご活躍を眺めていました!(Z会スタッフ)RT @micanaitoh 「隣の席の人はライバルではなく、春からの仲間かもしれません」 大学受験生の息子宛にZ会から届いたお手紙がとても心がこもっていて素敵すぎる…
引用元:https://twitter.com/teranishi/status/434993139284058112

すると、内藤さんからさらに返信が。
@teranishi こちらこそ素敵なお手紙、ほんとうにありがとうございました。初めての大学受験で親子ともども疲れてましたが、あのお手紙でとても心が和らぎました。息子もしみじみ読んでいましたし、親の私も感動しました。HPなどで手紙全文が表示されているのなら、ぜひご紹介したいです。
引用元:https://twitter.com/micanaitoh/status/435000672606371840

と、いうことで、社内に「誰かご存知の方いませんかー」と声をあげ(笑)、出元が判明しました。


本メッセージ、多くの受験生に届けられているのですが、志望校やその入試日程などの関係で、一部の方にはお届けしていないお手紙でした。
そのため、Z会公式サイトなどに掲載していませんでした。

でも、それほど感動されたのであれば…
そして、手紙をもらった方からのご紹介、というのであれば…
と、担当部署の了解を得て、こちらのブログに掲載いたします。
※印刷物をブログに転載していますので、改行位置などは実際とは異なります。ご了承ください。


内藤さんを通じて、このメッセージが心に響く、一人でも多くの受験生とその親御さんに届けられるといいな…。


==========
試験会場へ向かうあなたへ

 いよいよ本命校の入試が近づいてきましたね。緊張と不安が高まってきているでしょうか。
それとも、「もうあとはどうにでもなれ!」という気持ちになっているでしょうか。
今、あなたはこれまでの人生の中で、一番いろいろな感情や流れに翻弄されているのではないかと思います。
けれど、あなたがこれまで目標に向かって努力してきていることは、あなたの周りにいる家族も先生も友達も、そしてZ会のスタッフも十分知っています。

 当日、緊張してどうにもならない気持ちになったら、ぐるっと試験会場を見回してください。そして春からその席で授業を受けている自分を想像してください。隣の席の人はライバルではなく、春からの仲間かもしれません。

 勉強はたっぷりしました。あとは、食事と睡眠をしっかり取って体調を整え、その日は持てる力の全てを出し切ってください。

 あなたの中にあるつぼみが見事な花を咲かせますように。

Z会スタッフ一同
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2013.11.13 13:40

タイトル、大学入試センターから出ました!
 
平成27年度からの大学入試センター試験における数学、理科の問題例(試作問題)の公表について
 


現行の大学入試センター試験の出題科目から、内容や範囲等が大きく変わったところが中心に取り上げられていますので、脊髄反射的に

「むずっ!!!」

 
と感じる方の方が多いのではないでしょうか。
 
 
教育再生実行会議の第四次提言で「人物本位」なる試験が提言されたりするなど、「学力軽視」の風潮を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、文科省の中央教育審議会などを傍聴すると(今度レポートしますね)すごくわかるのは
 
学力も大事、人物も大事
 
という大きな潮流です。
 
自らの能力向上に対したくましく向かっていける人材が今後間違いなく必要という、社会からのメッセージなんですよね。
 
「これから面接重視の試験になるらしいから、勉強なんてしない!」…などとは、間違っても思わないように。。。(普通、思わないと思いますが…)
 
あ、現大学受験生には、「直前予想演習シリーズ」オススメですよ、どぞ!
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2013.09.06 23:24

AO入試、2年連続で定員減 来年度の国公立入試(朝日新聞デジタル)
 


定員は2年連続減ですし、実施大学数はAO入試が世の中に出て初めて減少したようです。

「ほ~ら、やっぱり、従来型の入試が一番なんだよ」

 
って声も聞こえてきそうですし、従来型に戻す大学もあるかとは思いますが…
 
それは表層的な出来事に過ぎないと思います。
 
 


今回のAO入試の定員減、各大学が、安易な学生数確保に走らず、本当の意味で、質を求め始めた証左ではないかな、と思います。
AO入試で合格する人の中にも優秀な人はたくさんいますが、一方で、数の確保のためにAO入試は利用しやすかったのも事実としてあります。

数の確保だけではだけでは大学は(経営が)もたなくなった、質を問うていこう、本気で…
そんなメッセージのように見えます。


だから、一般型入試でもなく、AO入試でもない、第三の入試の形が今後現れるかもしれませんね。

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2013.09.04 10:51


新課程生物の激変ぶりを取り上げた先日のブログにかなりのアクセスがありました。
Facebook経由でも広まったようで。

夏休みが終わって9月に入り、教育課程や大学受験に関心が高まっているのでしょうかね。
 
ならば(笑)今回も教育ネタ。
 
【大学受験2014】センター試験 2014年度は過去最高684大学参加
 


基礎的な学力を測る試験として、センター試験は益々利用価値が高まっているようです。

僕自身の経験から、高校生の皆さんにアドバイスできることは2点あります。

 



1.東大志望であっても、センター試験をあなどるな。


 

東大は、センター試験と個別試験の比率が1:4と、センター試験の点数そのものが余り合否に影響しません。だからみんな軽視します。ほとんど対策をしない人も結構います。

 

でも僕はムチャクチャ対策しました。なぜならば(教科能力が)オールラウンダーで、「飛びぬけてできる科目」がなく、個別試験では競争に負ける、と思っていたので。

夏休み以降、毎日、何かしら、センター型の問題に触れていました。12月はセンター対策に絞っていました。おかげで771/800(得点率96.4%)を叩きだせ、東大合格も勝ち取れました。

これ、点数分有利になる、というところだけの問題じゃないんですよ。
センター試験でいい点数取っておくと、個別試験にリラックスして臨めるじゃないですか。

いったんわからない問題に出会うと、「どうしよう…」とパニックになり、実力が十分に発揮できないタイプの僕(当時)は、個別試験で思い残すことなく実力を発揮できる環境作りをするために、センター試験での高得点を狙っていたことも大きいんです。

「ああっ、わかる、その感覚」という方は、決してセンター試験をナメないでください。


2.センター試験の形式や、時間感覚に慣れよ。

センター試験の問題そのものは、個別試験ほど難しくなく、基礎基本を確認する問題です。
しかし、そんな問題であっても、「制限時間内に解けるかどうか」はかなりケアしなければいけません。
制限時間に無頓着な学習法をしている人は、痛い目にあいます。。。

僕は夏休み以降、ほんとに毎日、どれか1教科、センター試験の問題集を使ったりして、時間通りに解く訓練していましたし、12月はセンター試験と同じ時間帯に、同じ科目の問題を、同じ時間で解く、なんてこともしていました。正直この訓練は、とっても、とっても、効果的でした。
やっぱ「慣れ」って大事です。一発勝負の大学受験は、とくに。
それに、慣れてないで「あ-ほんとは解けたのに…」という思いで受験を終わると、悔しいじゃないですか。

解くことはできる問題を確実に解くために、センター試験の問題には受験生は毎日、これから、取り組んだ方がいいと思います。


もちろんZ会も万全のラインナップで皆さんを後押しします。
「映像」でセンター対策!東大志望者は「9割センター」がオススメです。
センター演習コース 定期的にセンター型問題に取り組み「慣れる」ためにちょうどいいコースです。

9月、一歩先へ、対策を拡充しましょう!!
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2013.03.08 15:46

去年の年末から、ほんのちょっと前の2月まで、僕のかわいい(笑)部下たちがほんと総出で頑張っていた

大学受験向け、化学・生物の新課程の参考書


がようやく社内に納品!!!

化学の焦点・生物の焦点

追)物理も発刊しますが、完成までの工程が違うため、少し納品スケジュールが違うんですね。


写真に写っているのは…

Z会 化学 解法の焦点 理論編

Z会 化学 解法の焦点 無機・有機編

Z会 生物 知識の焦点

の3冊。


理科課の責任者として、校了直前のゲラを全教科、全ページ、さーーーっと見ていますが、

「うんうん、これだったら、自分が受験生の頃、欲しがっていたと思うよ」

ってデキになってました!
#すいません、僕自身が納得いかない出版物は、出したくないってこだわりが強い人間なのです、はい(苦笑)


先ほど、化学の編集者と話をしました。

寺:「この本の一番のウリは何?」
編者:「点が取れるようになります!!」

うん、その強い気持ちで、参考書を作って欲しかったんですよ。


生物は4色でとっても見やすいつくりになってます。


学校の授業と併用しながら、大学受験に間違いなくつながる一冊。
高校生の皆さん、春休み中に是非お買い求めください!!

Z会 化学 解法の焦点 理論編

Z会 化学 解法の焦点 無機・有機編

Z会 生物 知識の焦点
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2011.12.23 18:00

株式会社ソフトカルチャー社長、 酒井英禎さんのブログの内容を、技術評論社の友人が紹介してくれました。
なかなか面白い内容で、下記のようなタイトルのものが。

「新しい40代」
http://elm200.tumblr.com/post/14704490322/40

ロールモデルは自分でつくんなきゃね、ということに尽きるのだと思いますし、極めて同意です。

このブログを題材にして、いくつか「ロールモデル」について。


◆大人は誰しも、子どもたちの「ロールモデル」となったり、「生き方の例」を与える可能性があることを強く意識せよ!

ブログにはこうあります。

===============
多くの人たちにとって、第一のロールモデルは自分の親だろう。私の父親はごく平凡なサラリーマンだった。働き者だったが、生活は単調そのもの。一日の激務にクタクタになって帰宅するとテレビをつけて漫然と眺めるだけの日々。サラリーマンというライフスタイルに憎悪を募らせるきっかけになったのは父のそんな生活を見たからだった。
===============

上記のとおり、親の生き方はそのまま子どもに影響します。
僕もご多分に漏れず、父に影響されています。

親と言う立場ではない人も、ほんのちょっと、子どもたちと、道ですれ違った言動に、子ども達は左右されています。
横断歩道でお年寄りの手を引いている大人と、お年寄りのにこやかな顔を見ると、「ああ、いいなあ、あんな大人になりたいなあ」と思うものですし、たばこのポイ捨てを近くにされると、「ああいう大人にはなりたくない」と思うもの。
だから、誰だって、ちょっとしたモデルになっているんです。

社会において大切なのは、「輝いている大人」が「残念な大人」をはるかに上回っていることなんだと思います。
すると、どこかで、「輝いている大人」の「飛びぬけて輝いた姿勢」に、子どもは必ず出会う機会ができて、「残念な大人」を見た時、「ああはなりたくない」と思うわけですから。
人は本質的に、幸せを希求しているはずですから、そうなれる、という具体化が心の中で行われた瞬間、なれる方向に向かってしっかり努力できると思うのです。

だから僕自身、辛いことがあっても、自身に内包し、子ども世代には「素敵な大人」であり続けたい。
作り笑いをする、というのではなく、困難なときには、逃げず、甘えず、闘っている自分でいたいということ。
そして、自分を通じて、「素敵な大人」に出会える機会を社会に生みだしたいので、自分の周りを「素敵な大人」だらけにし、信頼できる人どうして手をつなぎ、社会全体に影響させていきたい、と思うのです。

「残念な大人」は社会において、イレギュラー中のイレギュラーなんだよ、と、子どもたちに分かってもらうために。


◆若者は、ロールモデルがなくても、選択・決断できるような意思をもとう!

疲れて帰ってくる父親を見て、酒井氏はこう思ったことをブログに書いています。

===============
私は父のようにはなりたくない。だから、私にはロールモデルが存在しない。40代をこれからどう生きるべきか指針は外部には存在しない。スティーブ・ジョブズがかつて言ったように、「自分の内なる心の声に従って生きる」しかないのだ。
===============

「父のようにはなりたくない」と思った、ということは、きっと「父のようにはならなくていい」ような生き方のヒントをくれた人間に、子どもの時にどこかで出会っているからなんだと思います。

つまり…
戦前を生きた女性たちはきっと、「女性は家庭を守るもの」がデフォルトで、たとえ「家庭で辛そうにしている母親」を見ても、女の子が「そうはなりたくない」と思う機会がほとんどなかったのでは?と思うわけです。
周りの女性がみんな、そうしているわけですから。

だからきっと、著者には「ロールモデル」が存在しなかったんだとは思うものの、「ヒント」は身近に存在したのでしょう(本人自身は気づいていない場合もありますが)。

後半に続く~
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2011.04.12 23:41

少し早めに(といっても20時半ですが)帰宅したため、自宅でいろいろと同じ教育業界の研究を。
ベネッセから進研ゼミのDMが届いていた影響もあるのかも(苦笑)

そんなわけで久しぶりに東進ハイスクールのサイトを見たり、ウィキペディアを見たりしていたら、自分の記憶にある頃の東進ハイスクールのウィキペディアとはかなり変わっていました。
なんか競合他社の方(僕もですが…)が書いたのか?と思える、主観に基づく批判的コメントもある中、「担任制度」のコメントが目にとまりました。

=====
・各生徒を社員が担任として担当し、月に1回、生徒に合った講座の推薦・合格指導面談を行う。パンフレットに記載はないが、担任指導費として通期1講座分の料金(2008年現在73,500円)が必要であり、通常入学時および次年度への更新時に支払う。※東進衛星予備校の担任指導費は一律ではなく校舎毎に設定された金額が異なる。
・「担任助手」と呼ばれる東進生のOB・OGが週1回実施される生徒へのグループ面談などを担当し、身近な成功体験の伝達を要望されている。
・担任助手は受講生OB・OGの上位大学進学者から選ばれることが多く社員の教務力を補助しており、1校舎あたりの社員数の少なさによる人員不足を担任助手が補っているとも思われがちだが、リーダー的に働く少数の社員とサポートする複数の優秀な現役大学生により校舎を運営する、ある種のビジネスモデルを構築しているとも言える。これは、DVD形式で講義が常に一定程度の均質を維持されていることにより成立している。
=====

担任助手が社員の教務力を補助することにより成り立っている制度なんですよね、こちら。
そして、「えっ、正社員じゃないの?それでいいの?」と、そこだけみて批判される方もいらっしゃいます。

でも、正社員だからと言って、キチンと仕事できるとは限りません。
正社員じゃないからと言って、キチンと仕事できないともいえません。

上記の記述にある通り、それで成り立ち、お客様の満足がつかめれば、立派なビジネスモデルなんですよ。


他にも、予備校業界では、「特待生」制度があります。
優秀な人を「特待生」と扱い授業料を割安にし入塾させ、合格実績を積み上げ広告に使う…というやり方ですね。
東進のウィキペディアにも、「割安な授業料を設定しているため、当コース授業料の損益分は、通常コースの授業料に上乗せしているのが現状である。」などの方法論が書いてありますし、ここだけ見ると「なんとなく、気持ち的な」抵抗を覚える方もいらっしゃるでしょう。

でも、僕も、1991年に東大合格した直後、某予備校(三大予備校のどこかです)が現役時の模試の結果を見て、でしょうか、「今年1年受講費無料!」のようなDMきましたもん。
そのときは「何これ?何でこんな封書来るの?」としか思いませんでしたが、今思うと、ああなるほどね、と感じます。
随分と以前からある手法なんですよ(知らない人は知りませんが…)。


ちなみにZ会には、特待生制度はありません(苦笑)
※毛色は違いますが、東日本大震災による特別支援制度はあります。


Z会は何ができるか、何をしたらもっと多くの方に利用していただけるか。
競合他社を見ると、振り返る良いキッカケになります。
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2011.03.08 09:44

いろいろあった(苦笑)2011国公立大学前期試験の合格発表がピークに向っています。

合格発表_阪大>神大>京大>東大(Z会ブログ「英語好きスイッチ」)

Z会の合格報告会開催情報(Z会高校コースブログ)


Z会の合格をお祝いする企画は

合格おめでとうの輪

にまとめられています。
へえーいまじゃZ会、こんなにいろいろやってるんだーって気持ちを体験するためにも!?是非皆さんご覧下さいね。
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2011.03.06 01:26

京大カンニング事件への雑感に続き紹介記事ですいません。
内田樹氏のツイートより転載します。僕自身の覚え書きでもあるのですが、凄く共感できるところがありましたので。

引用元は http://twitter.com/#!/levinassien です。


安全を守るにはコストもかかる。担当する人間への労務も貸すことになる。
ここへの考慮が抜け落ちた入試体制への批判はナンセンスです。

=====

あるテレビ局からカンニング事件について、京大の監督体制に不備があったのではないかという問題点についてのコメントを求められました。テレビに出ないので、インタビューはお断りしましたが、私の意見だけはメールに書きました。それを採録しておきます。

私は京大当局のやってきたことに手続き上の瑕疵はないと思います。ネット上ではずいぶんきびしい批判を浴びていますが、あれ以外にどうしたらよかったのか、大学の入試部長という立場から考えても、妙案は思いつきません。

被害届けを出して警察が動かなければ、ネット上の個人情報にはアクセスできません。個人が特定された段階で、被害届けを取り下げたら、警察は「事件性のない人捜しのために警察が利用された」ということでつよい不快を表明するでしょうし、場合によっては京大のふるまいが法律上の問題になる。

監督する側と出し抜く側の「いたちごっこ」ではつねにカンニングする側が先手を取ります。監督する側が「このようなカンニング行為があるかもしれない」と予測して手段を講じるということは、受験生を潜在的な犯罪者とみなすことです。それは教育機関としての本質に悖る。

京大がカンニング対策は「万全であった」とコメントしたことに「違和感を覚えた」とありますが、カンニング事件において大学は原理的に「必ず後手に回る」ことになります。また、「大学ではこのような対策を講じています」と情報開示することは「その隙を縫う方法」を教唆することになります。

ですから、カンニングがあった場合に、「監督者の側に不備があった」というのは構造的に自明のことであって、これに対して「備えが万全ではなかった」という非難をメディアが向けることには生産的な意味は何もないと私は思います。

というようなコメントをメールで書きました。大学の入試部長としては、カンニング事件があって、ただでさえ業務が激増し、寝る暇もなくなっている担当者に追い打ちをかけるような言葉はメディアには抑制して欲しいです。ほんとに。ひとごとじゃないんですから。

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2011.03.05 23:40

連日連夜マスコミで報道される京大カンニング事件。
京大入試カンニング事件を深読みする」でも述べたように、何か意図が…と思うところがあり、報道のされ方を注視しています(新聞も複数紙購入したり)。

今回のカンニングについて、ほんと、いろいろな意見がネット上で交わされています。
僕自身もそれらについての意見があるのですが…ばしっと言い切るだけの表現が見当たらないのと、それが見当たらないと(今自分が置かれている)立場上述べることはなかなか難しい問題であるのと…などで、ブログでは直接何も書かなかったのですが、凄く自分の意見に近いブログを発見しましたので、こちらを借りる形で紹介します。

京大カンニング事件を考えてみる

ブログに書かれている内容をお借りしながら…。


・逮捕はちょっとやり過ぎなんじゃないか。法律論はよくわからないけれど。

同感。率直な感覚として。


・大学にとっては必要な行為だったのだろう。

これも同感。自分が大学の担当者でも多分同じ行動に出ていたと思います。(それが事後にどんな影響を与えるか、までは、緊急性がかなり必要とされる中で議論できないのが実情で、まず被害届、となるのが普通じゃないですかね)


・カンニングは不正。思いついてやれるのはすごい!というのは筋違い

ほんとにそうです。ブログに書かれていますが「思いついても(そして度胸があっても)やらない」のが当たり前。発覚すればそれ相応の咎めを受けなければいけないのも当然。


・「試験の体系をかえりゃいい。持ち込み可とか。検索可とか。」という意見は的外れ

ブログの意見をそのまま引用して紹介します。僕の気持と全く同じです。
=========
大学でも大学院でもないのである。まだ、高校生なんだ。いろんな物事を理論的に考えるにはその前提となる知識が必要である。また、考えるためにはその前提となる論理的に物事を筋道を立てて説明することのトレーニングが必要である。

実際には東大・京大とも有名私立大学のように重箱の隅の知識を問う問題は少なくて教科書で学んだことを使って考えることができるかどうかを問う問題を多く出しているのも事実だから、そういった批判は的外れと言えると思う。最低限の知識を覚えないといけないのは教養を身につけるためにも議論をするためにも当たり前のことだ。
=========


・カンニングは100%やったという確信が持てないと取り締まりにくいのでは。だからこそ発覚した場合には罰則を重くすることで対応するしかないのでは。

紹介されている
=========
ばれずにうまくカンニングをして得られるメリット×ばれない確率<カンニングがばれる確率×カンニングがばれた場合の制裁コスト
=========
となるようコントロールするしかない、というのも凄くわかりますね。


・試験管増やす、携帯チェックはコスト面で負荷がかかり過ぎる

試験もコスト。ここにしっかり言及していることに共感を覚えました。
チェック厳格化の意見もいろいろ述べられているが、その分受験コストが上がることを考慮したうえで「それでも厳格化」と言わないと。制約条件への言及なくしてきれいごとの意見は説得力に大きく欠ける。


・予備校生にはかわいそうだが、見せしめのために逮捕されたという制裁まで受けたことは(以上を踏まえると)仕方ないかもしれない

僕の心情にすごく似ています。逆に、「カンニングの発覚は、見せしめのために思った以上の制裁を受ける可能性がある」と多くの人(とくに若い人)に認知されることは、「結果的に」「ある意味」予備校生のためにもなる、という見方もできます。


・見せしめ的な逮捕が正しいかどうかはわからない。でも2chとかで実名公開されることなどの方が問題

まさに。


・最近の個人情報保護ルールが警察が動かざるを得ないという事情を作りだしている

激しく共感。


・でもまあ騒ぎ過ぎ。平和な国だよ、日本は。

ほんとうです(苦笑)。
続けてこのブログを読むといいかと思います。ここについては。
京大カンニング事件の犯人逮捕を、人のせいだけにするな!


追記)記事まとめ
http://backnumber.dailynews.yahoo.co.jp/?m=4547878&e=entrance_exam
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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