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2016.02.27 11:07

変わりゆく大学入試についての講演会に出席しています。
http://www.news2u.net/releases/142922


記憶に残るポイントを簡単にレポートします。

・これからの学力は「知識・技能」以上に「それを活用する力」が必要

・新センター試験の問題例(数学)では、わざと不要な情報が問題文に載っている。
→必要な情報を捉え活用する力

・中教審では(これからは)「活用力」「思考力」を問う大学入試を、とよく話題になる。
→話題がいまでてきたのではなく、東大入試はずーーーっとそう。
→東大のアドミッションポリシーでも明確に書いてある。

・大学入試数学では「読解力」がかなり必要=論理的思考力が土台にないといけない。

・学びで大切なのは「わかる」→「学ぶ」→「本当にわかる」の三段活用。

・学校の勉強が第一。

・「マニュアルを使う側の人間」ではなく「マニュアルを作る側の人間」に。

・2030年には49%の職業がコンピューターに代替される可能性

・創造性や社会的知性が必要な仕事は残る

・知識を整理する、考え方をまとめる、他者に説明する。これらが大学入試で必要。→メテウスで!

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2016.02.03 18:42

このブログのタイトルは「和顔愛語 先意承問」です。
「わげんあいご せんいじょうもん」と読みます。

「和顔愛語」の方は説明は不要ですよね。
やわらかな顔、優しい言葉で接しましょう、ということです。

「先意承問」の意味、私はとても気に入っています。

「先方の意図(意思)を承ってから問いただしなさい」


たとえばゴハンが目の前にある。お米も作った人がいる。その人のことを思いながら食事をすると、お米の先に関わっている多くの方に感謝の念が湧く…
というのが本来の意味のようです。

加えて私は、2つの意味合いでこの言葉が好きです。

1つは、自分に出来ないことをやってくれる人の価値を認めることにつながること。
私の中では、この態が「多様性の受容」につながります。

もう1つは、「相手を承り、問いを発する」という行為は、相手に応じて自らの出す手段を変える「知恵」が必要なことを教えてくれるからです。
優しい気持ちだけでは「相手に応じた適切な問い」は出せません。
そこには相手のことを真剣に思うからこそ、自らには知恵が必要だという、問題解決力が優しさにつながる文脈があると思っています。

【PR】大学入試改革に適応 メテウス
http://www.zkai.co.jp/juku/metheus/ad.html

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2016.01.13 13:11

Z会の教室で、中高生の大学受験を目指す塾「Z会東大進学教室」では、2016年度より新授業スタイル「メテウス」を展開します!

大学入試改革に適応 メテウス


本格的に「学び合い、高め合う」スタイルの授業です。

その理念に共感していただいた、大学入試改革やアクティブ・ラーニングに造詣の深い、上越教育大学の西川純先生に、「メテウス」の推薦文を頂戴しました。
2016年度の入会案内書に掲載されるものを、ご縁があってこのブログをご覧いただいた方に、特別に先に公開いたします!

・・・

激変する次の時代に、たくましく
そして幸せに生きる人材になるために
~今の大人が想像できない時代を生きるために必要な教育~

上越教育大学
教職大学院教授
西川 純 氏


 日本企業の海外進出が進んでいるイメージがありますが、日本の大部分の業種で海外売上高は50%を切っていて、現状ではまだ国内市場によって企業が成り立っていると言えます。しかし、少子高齢化によって21世紀末には、日本の人口は現在の2/3になると言われており、従来型日本企業が今までのやり方では生き残れないのは明らかです。

 日本の企業がモデルにしている国は、やはりアメリカでしょう。アメリカという国は、国際市場で活躍し、ノーベル賞を多数獲得し、新技術を生み出しています。その活力はやはり「教育」であり、そのため、日本のトップ校はアメリカのトップ校並みの教育をしていく必要があります。いま大学入試改革が叫ばれていますが、こういった文脈の中にあり、方向性としてはアメリカのトップ校の入試に移行することになります。

 なぜ移行するのか、それは、今の入試で選抜された学生ではアメリカのトップ校の教育に耐えられないからです。その一環として、トップ高校・トップ中高一貫校はアメリカのトップ校の教育を取り入れつつあります。それが、現在進行している「アクティブ・ラーニング」です。

 しかし、残念ながらそのことを理解せず、今より多少話し合いを取り入れれば「アクティブ・ラーニング」だと言う学校・受験産業もあります。たしかに、圧倒的大多数の保護者・子どもは日本社会の現実を知りません。そして、大多数の大学も理解していません。だから、昔のままに多少色づけした程度の学校が、
多くの保護者・子どもに支持されます。その教育で大学受験は通るかもしれません。しかし、トップ校に
は通りません。入学した後も、卒業できない、もしくは卒業した後に就職できない、という現実に直面する
可能性があります。

 どの時代でも次の時代を理解して、次の時代を理解するユーザーに選択肢を提供し、一歩先の情報
を提供する組織があります。それを見出だせるか、否か、が勝負です。


 われわれ大人世代の成功モデルは過去のものです。少子高齢化がますます進展する社会で、子どもたちは40~50年間も仕事します。その後、何十年も老後を過ごします。その時、保護者が守ってあげることはできません。子どもたちが将来生き残れる力は何かを理解し、それを子どもに伝え、子どもが今から学ばなければなりません。

 私は「Z会東大進学教室メテウス」の新しい取り組みを推薦します。

西川 純

上越教育大学教職大学院教授、博士(学校教育学)、臨床教科教育学会会長。全国に『学び合い』を広めるため、講演、執筆活動に活躍中。著書に『2020年激変する大学受験!』(学陽書房)、『すぐわかる!できる!アクティブ・ラーニング』(学陽書房)
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2014.05.16 11:40

「中央教育審議会高大接続特別部会審議経過報告」
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&Mode=0&id=185000690
へのパブリック・コメントとして、下記のような考えを提出しました。
※会社を代表するものではなく、あくまで「大学入試を“良く”するために、僕自身で考えたこと」です。
ご参考に

=====
同資料2(1)「高等学校がら大学までを通じて育成すべき力」の中に「主体的」という言葉が何度も繰り返されていることからも、大学入試改革、なかでも達成度テスト(発展レベル)においては、「主体的に学び考える力」の能力を測ることに強く重点をおかれていらっしゃると伝わってきますし、その考え方については大いに賛同いたします。

そこでポイントになるのは、その測り方について、でしょうし、「主体性」という大きな枠組みの中で、生徒会活動やボランティア活動などの評価といった議論が出てくるわけですよね。こと、達成度テスト(発展レベル)においては、まず、論述型問題の割合を格段に増やす。これだけで「主体的に学び考える力」を測るテストは、たとえ5教科型であっても作れるのではないでしょうか。フランスなどでは徹底した記述式の問題で選抜をする構えを取っているようですし、一定の主題に関してとことん思考力を試す論述試験は、主体的に学ぶ力がないとまず高得点は望めません。合教科・科目型、あるいは総合型、という、教科の枠組みを超えた試験の議論をする前に、なぜ論述問題導入への議論が盛り上がらないのか、疑問に思っています(解決策の1つとしては扱われてはいるものの)。

今回の入試改革一連の話題の中で、「知識偏重の1点刻みの選抜から脱却」という内容が盛んに言われています。ではなぜ、そのような現状を生んだかと考えますと、私見では、過剰に「客観的」であることを意識する出題者側と、それに輪をかけて、情報公開の流れから、入試得点の開示が始まった悪影響だと捉えています。100%正解が導ける知識問以外の出題でも、出題者側が自らの主観による採点で「公平」である、と断ずる覚悟(とでも申しますか)を持たない限り、どんな方法論を模索しようと「知識偏重の1点刻みの選抜から脱却」することはないと考えます。逆に、この覚悟を持ち、かつ、ある一定の枠内に収まるような粗い採点基準を作成する努力とあわせれば、公平かつ客観的な試験が可能になると思います。ここ10年の、各大学の個別試験の傾向を拝見しましても、論述問題を避けようとする傾向は明らかに表れています。しかし、そこに歯止めをかけ、「思考力を試す論述問題」の出題に(入試全体が)踏み込むことで、「知識偏重の1点刻みの選抜から脱却」すると同時に、主体的に学び考える力を測ることができるものと考えます。

さらに、「主体的に学び考える力」を奨励する方向性の中では、学ぶ「過程」が重視されます。従いまして、その時点での学力を試す試験だけではなく、学びの過程が読み取れる出題も検討していただきたく存じます。たとえば、企業のエントリーシートでは、「これまでに経験した一番の困難と、それを克服した流れについて教えてください」という設問がみられますが、このような自由記述で、主体的にコミットメントしてきたかどうか、が測れる部分もあるかと思います。あるいは、とある学校や団体のトラブルのケースを挙げ、「この学校はどのように問題解決を図るべきか」という出題とともに、「今のあなたにできる課題解決は何か」と、自分事と所属するものとの解決法を分けると、当事者意識が如実に見られますので、主体性を図る上ではそういう出題も有効かと思います。

まとめますと
1.主体的に学び考える力を測る試験の方向性に大いに賛成。
2.その試験として「論述問題」を中心とする方向に変える。
3.2は、「知識偏重の1点刻みの選抜から脱却」することにもつながる。
4.2として、主体的に学んだ「過程」がわかる試験を開発していただきたい
ということになります。主体的な学び、に長年拘っていらっしゃった、安西中教審会長の強いリーダーシップのもと、改革が断行されることを願っています。
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2014.02.22 23:40

元インテルの社長、西岡郁夫さん。
http://nishiokajuku.com/blog/30/_1943_1966.html
このサイトにもありますが
1.自己変革の意欲無き者は去れ
2.雄弁は金、沈黙はクズ
3.出過ぎた杭になれ

まっ、そんな方です。

携帯の将来を考える「モバイル文化研究会」というチームでご一緒させていただき(2008年頃)、先日、田澤由利さんの出版記念パーティーで久しぶりにお会いすることができました。
70歳を超えるというのに、開拓者精神がまだまだ凄かったです。


そんな彼が、この記事

教科書を7回読むだけで、断然トップになれた!

をご覧になって、Facebookにこんな投稿をされていました。

こういう能力を重視する正解主義は、会社経営など正解のない実社会では役に立たない。
日本の会社を弱体化させたのは、正解主義の教育で優秀な人間が経営でも優秀だと誤解したことに始まる。
明治時代のように列国の後を追う時代は正解主義に価値があったが時代は変わった。こういう能力に憧れる必要はないよ。
今は行動してを結果を精査してスピーディーに修正を繰り返して結果を出して行く能力が求められる。


いろいろ語りたくなって、投稿にコメントで反応(^^
以下が僕の意見です、いかがでしょうか。

===
>行動してを結果を精査してスピーディーに修正を繰り返して結果を出して行く能力が求められる。

は100%同じ想いです。
では、どこから教育を変えていくか、と、僕のような教育畑の人間は考えてしまいます。

この山口さんが幼いころから目指していたのが弁護士、とするならば、司法試験、および大学入試が「正解主義の方が合格しやすい」となっていることを変えないといけません。大学入試はその方向に進もうとはしています。

一方、「なんで大学入試ってあんなに正解主義なんだ!(おかしいよ!)」という意見は結構拝見しますが、その正解主義を作っているのは、他ならぬ日本人自身(ときには、そういう意見を言っている人自身)と感じています。

1990年以降の大学入試を見ていると、「説明責任」という言葉の下、「点数開示」の流れができ、不合格者に「不合格の理由」を受け止められるようにしなければ、という圧力がかかり、結果、○×の付けやすい問題(つまりは知識問や基本問題)が加速度的に増加している感を受けます。
出題側が勝手に圧力を感じている部分もありますが、一方で「○×が明確ではないものに納得しない」という受け手側の問題がそれ以上にあると感じています。
※勤務先が「添削」の会社なので、添削基準づくりの一連の労務を見ていると、ほんとわかるんですね、相手の付けた点数に納得しない人がいかに多いか。。

大学入試は、大学のアドミッションポリシーに基づき、大学が、採りたい人を採るわけですから、「公平(フェアー)である一方で、“主観的な”評価基準」で構わないわけです。この評価基準に同意する大人がある程度影響力を持つようになることをあわせないと、教育から正解主義の日本社会を変えることはできないと思っています。

大学入試が変われば、自ずと、高校および高校の先生が変わらざるを得ません。それくらい高校において、大学入試というものは重いので。

理想主義的視点に立てば、幼児や小学教育から変える方がいいとは思うのですが、現在の義務教育の在り方(受け止め方)、運用、教師の資質(教員採用のあり方含む)…もろもろを総合すると、下から変えるのは極めて難しいと感じています。

が、入試改革もそこそこ時間のかかる話なので、手っ取り早いのは、大学で、正解主義ではおおよそ単位取得が不可能な必修カリキュラムおよびテストを一定割合入れる方が早いは早いと思っています。理想より実利をさらに優先するやり方になってしまいますが。

蛇足ですが、僕自身は、管理職の立場で、スピード重視、修正主義重視です。
きれいな提案書にまとめようとしている所作を「詳しすぎて読む気しない」と却下するくらい(笑
自分にできることをやっている、つもり、です。
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2014.01.17 23:50

受験生の皆さんが、自分の実力のすべてを出せますように。
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2014.01.16 12:41

本日は2014年度センター試験2日前。
23年前の同じ時期、僕は何していたかなあ…
試験会場まで遠く、近くのホテルに前泊することになっていたので、「わーい明日はホテル~」のように考えていたんじゃないですかね。
直前はとにかく「普通に、気楽に」という自分を作ることを意識していましたから。
#たいがいそれでうまくいきました。


さて、昨日のブログで紹介した、ニコニコ動画の企画。

2014年大学入試プロジェクト
(↑クリック!)

恐らくこのサイト、昨日できたばかりなんですが、当日のニコ生、視聴予約がもうすぐ900件近くになりそうですので、割と「見たい!」と思っている人多いんじゃないですかね。
放映時間も長めなので、きっと来場者数は10,000人は固いんじゃないでしょうかね。過去のニコ生を見る限り。。


よーし、僕も、頑張って、2日前に受験生にアドバイスできることはないか?と考えていたんですが、すでに東マス便り(←クリック!)がひじょーに丁寧に書いていました。
このブログを紹介することが、今日これから出張などでバタバタする、僕にできる最大のこと(苦笑


そして、おおっ!ベネッセさんにもいい記事が!!
センター試験ありがちトラブル! 前日までに知っておきたい10のこと


とにかく、事前準備は怠らないでくださいね!
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2013.12.12 23:50

大学入試センター平成26年度試験情報のサイトに、「受験上の注意」が公開されました。
#pdfです。↑のサイトから開いてください。

今年受験する方はもちろんチェックして欲しいのですが、来年以降受験される方も「なんとなく、こうなっているんだ」ってことは早くから知っておいた方がいいので、簡単にポイントをまとめて下記に掲載します。
#pdfが20ページもありますので…でも受験する方は、めんどうに思わず、必ず目を通しましょう。

保護者の方からそっと「こういうのあったけど」と手渡すと、割と効果的ですよ。
高校生のお子さんがいらっしゃる保護者の方は、促して見てください。

・・・

◆掲載されているもの

・試験科目、試験時間、試験開始・終了の時間
・受験票について
・リスニング(英語)の詳細
・追試験について、など


◆注意点(個人的な意見として補足があるものは→以降につなぎます)

・「地歴公民」「理科」で「2科目受験」を(出願時に)登録している場合、1科目受験に変更は不可。
→これ、不正を防止する目的もありますね。

・「地歴公民」「理科」で「2科目受験」の場合、1科目目を60分で回答終了し、その後の10分間で1科目目の解答用紙回収。

・試験を切り上げるための途中退室は一切不可。

・「地歴公民」「理科」で「2科目受験」をした場合、大学が1科目しか必要としないときは、第1解答科目、第2解答科目、どちらを採用するかは、大学の募集要項次第。
→実際には「どちらでもよい」ではなく「第1解答科目を採用する」としている大学が多数です。

・公民の出題科目には「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」の3科目ありますので(マークなどに)注意。

・受験票と写真票の写真欄に、3ヶ月以内に撮影した、同一の写真要貼付。試験時間中に眼鏡をかける場合は、眼鏡をかけた写真を。
→よく「3ヶ月より前のものではだめなの?」という質問を受けますが、「自己責任で」としか回答のしようがないんですね。3ヶ月より前のものを撮影し貼付け、それを客観的合理性(とでもいいますか)をもって指摘されたら受験資格を失う、そのリスクを背負うのであれば自分で判断してください、というところでしょうか。マークシート塗りつぶしに鉛筆(H、F、HB)の指定がありますが、こちらも同じ回答になります。

・受験票は大学合格後も必要になりますので捨てないで要保管。

・遅刻は試験開始時刻後20分以内まで。

・机上におけるものは、鉛筆(H、F、FB)、シャープペンシル(メモ用)、プラスチック製の消しゴム、鉛筆削り、時計(電卓機能があるものなどは不可)、眼鏡、ハンカチ、ティッシュペーパー(袋から出す)、目薬。
→全国一斉に行われる試験です。「これくらいいいじゃん」というルール違反は一切認められませんので、必ず守ってください。

携帯電話やスマートフォンは、アラーム切ったのを確認し、電源を落とし、かばんなどにしまう(身につけておくことも不可)
→身につけておくと不正行為とされます。


・座布団やひざ掛けを使用する場合は、事前に試験官に申し出る必要あり。


以上が主なところになります。

繰り返しになりますが、「全国一斉に同時刻で、50万人程度の人間が受験する」という試験の運営を公正に進めるということは、大変なことなんです。
高校生の方からすると「小難しくてうるさい」ルールに感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、公正を期するために不可欠かつ最小限でもこれだけのことが必要で、だからこそルール違反は即刻退場、となります。
言い訳がききませんので、ほんとに、ほんとに注意してくださいね。


あっ、大事なことを忘れてました。
Z会の直前予想演習シリーズ センター即応講座
必ずやらなきゃ、ですね(笑。10科目セットで1,800円!


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2013.12.09 17:40

11月29日(金)、中央教育審議会(中教審)高大接続特別部会(第九回)に伺いました。
11月8日に行われた第八回に続いての傍聴。
※配布された資料はこちら

昨今の「大学入試改革」周りの報道では、「人物本位」や「面接重視」などの“わかりやすい言葉”が過剰に流れており、受け手の受け止め方の温度感を狂わせると感じています。
実はこれ、高大接続特別部会の委員の皆さんも同じ心配をしており、今回の部会でも「報道が過熱」「伝わっている言葉が一方的で心配」などの声がチラホラと発言の中でもあったくらいなんです。

真実を知りたい。
委員の伝えたいことを直接聞きたい。
温度感を弁えたい。
そしてできれば、できる限り議論の温度感を正確に、多くの方にお届けしたい―
そんな気持ちが、僕を傍聴へと駆り立てています。


さて、今回行われた部会。配布資料にもある通り、今回の2時間に渡る議論の議題は

A.多面的・総合的に評価・判定する大学入学者選抜への転換
B.大学の人材育成機能強化・高等学校教育と大学教育の連携強化

の2点でした。
一方、実際の議論では、Aに1時間15分程度の時間が割かれ、Bについては、文科省側からの説明の後、意見が1つ2つ出たのみで部会終了という雰囲気になった(結局その後、発言者が現れて、その発言を起点に議論が進められました)ところからも、より「多面的・総合的に評価・判定する大学入学者選抜」に対して、制度論を十分に議論しなければいけない、という意気込みが伝わってきます。

そして、議論の内容に入る前に、見ておきたいのは、今回配布された資料1-1
教育再生実行会議第四次答申(pdf)をうけ、今回の論点として文科省側がまとめた7つの項目が掲載されています。
第四次答申の内容は実質、この資料に集約された、といっても、言い過ぎではない気がします。わかりやすくポイントがまとまっていますので、実際の議論を進めやすいですから…。


以上、前置きさせて戴いた上で、今回の会議の報告です。
注)傍聴メモを元に、なるべく正確に伝えようとは思いますが、どうしても僕の解釈が入ってしまう部分がありますことを、予めご了承いただければ、と存じます。


1.「学力は大切」という認識は一切崩していない。

配布された資料をパラパラ拝見しながら、文科省の方からの説明を伺ったあと、濱名篤委員が切りだしました。

「全部読み合わせてみると、大きくは違わない」
「報道は感情的で違う」


大きくは違わない、というのは、教育再生実行会議第四次答申、高大接続特別部会の資料、そして委員全体が受け止めているこれからの向かう方向が「大きく違わない」ということと捉えました。
この方向性につきましては、ブログ「大学入試は変わるのか?~教育再生実行会議第四次提言を受けた中教審~」を参考にして頂ければ、と存じます。

加えて、報道のされ方が、面接などの手法に傾斜されていることを気にされていました。
丁寧な選抜、という表現(資料1-1の項目2)の中には、論文なども含められているはずですよね?と。

これに対し、平野大学入試室長や、田中高等教育政策室長はこう答えました。

「丁寧な選抜、という中での例示に過ぎず、同じ性質のものを二度やるのは止めてほしい、というメッセージである。」
「同時に、“学力水準の達成度の判定を行う”と(提言には)含められており、学力は大事だということもメッセージしている。」


「暗記型学力に偏らない、ということでよいか」(濱名)「よい」(平野)というやり取りも行われました。

端的に申し上げれば、用語や解法を暗記するだけで解けるような選抜試験の比重を下げる、ということに尽きると思います。
と、なりますと、面接を代表とした、報道で流れている「人物本位」という言葉でイメージされるような選抜の仕方だけではなく、「論文」や「記述の多い教科試験」なども当然含まれます。

部会の委員は、「学力は大切」という認識を崩していない、ここはまず押さえておきたいポイントです。
蛇足ですが、「報道だけ見ると、高校生が(入試に合格するためには)インターンシップやボランティアやればいいんだね、と安易に受け止められる、それはよくないこと。」と発言された委員もいらっしゃいました。


2.実質無試験化している大学の入試には「達成度テスト(基礎レベル)」を、知識偏重の大学の入試には「丁寧な選抜」を。


議論の最後の方で、金子元久委員が仰ったことを元に、ポイントとして表現してみました。
皆さんも、報道を見ただけで脊髄反射で感じたことを元に、自分の意見を持つ際に、一度整理してほしい重要な点です。

面接に傾斜した報道に「今でも推薦やAOは面接中心で、結果、学力が不足している生徒を合格させている、それなのに面接重視?」という意見を持たれる方もいらっしゃると思います。
これについては「いや、そういう人を合格させないために、達成度テスト(基礎レベル)を受けさせようとしている。」ということになります。
一方、「5教科の知識偏重の大学入試では、より高いレベルを目指すことのできる人物を選抜しているとは思えない。」という意見に対しては、「いや、それはわかっているので、「丁寧な選抜」(上述)を。」ということになります。

ブログ「大学入試は変わるのか?~教育再生実行会議第四次提言を受けた中教審~」において、「高校教育、大学教育がどうあるべきか、それがあって初めて大学入試のあるべき姿を考える」という順序だ、ということを書きましたが、まさにこの流れであって、

高校教育の(学力の)質の保証→達成度テスト(基礎レベル)の受験
大学教育の質の転換→丁寧な選抜での受験

という流れですね。
この2つを一緒にし、乱暴にまとめた、大学入試改革の報道とそれに対する意見は、余り意味を為さないといえます。

安西祐一郎部会長の言葉を2つ補足しておきます。

「各大学がアドミッションポリシーを明確に定めた時、それに伴って大学入試も多様化するはず、と文脈おける“多様な選抜”という意味である。」
「これまでは、大学それぞれの(選抜するという)責任を、一点刻みと言う試験に押し付けていなかったか。」


深く受け止めたい言葉ですね。


3.教育目標は“「主体的な学び」ができる人材の育成”に違いない!

今回の議論を受け確信しました。
高校教育、大学教育がどうあるべきか、を考える前に打ち立てなければいけない「これからの日本社会にどんな人材を育成することが必要か」という部分、キーワードは「主体的な学び」なんだ、と。

安西部会長が議論中に口にしました。

「いままでのような受け身の教育ではだめ。」

と。
また、安西氏の最近のブログでも、「主体性」に言及されていますね。

他、いろいろ、発言を挙げていきます。

安西部会長:「基本は高校で学ぶことが大学への入学だけに直結するわけではないことをおさえておく」
田中室長:「能動的な姿勢の涵養」
小林委員:「(大学教育は)アウトカム(の評価)に変わってきている」
安西委員長:「JMOOCも話題になっているが、受講する学生の主体性がないと、受け身で映像を見ているだけになる。」

今の教育課程において、十分に涵養できていないという共通認識があるもの。
グローバルな時代になり、今まで以上に求められてきているもの。
企業が求めているもの。
JMOOCのようなICTの発達により、利用すれば能力はかなり高まるが、利用者の前提条件となるもの。

すべて「主体的な学び」という言葉に集約できる、と感じました。


上記2.で挙げた点も、「主体的な学び」を求めている、ということにつながると思います。
話を分かりやすくするために、恐縮ですが、少し乱暴な言い方を使って説明しますと…

「今、どこの大学も受かりやすくなっているから、推薦かAOで余裕だよ~。教科の勉強なんてしないもんね~」と思っている高校生には、「いやいや、高校のカリキュラムをしっかり学んでいることも試しますよ」と、「達成度テスト(基礎レベル)」という制度を導入することで、「学び」へと誘導する。
「とことん暗記して、あとは受験テクニックを覚えてしまえば、難関大学合格できる!」と思っている高校生には、「いやいや、暗記やテクニックだけでは、難関大学はまず合格できませんよ。」と、多様な選抜(論文、記述中心の学力試験、面接など)も併用し、「学び」へと誘導する。

高校生自らの、何らかの「主体性」がない限り、合格は遠くなる、そんな入試を目指していることが窺えます。

下村文科大臣は「大学進学率を、現在の52%程度から、OECD平均並に、あと10%程度に引き上げたい」と仰ったようです。
この発言を引用した文科省の方の発言を受けて、安西部会長がこう仰いました。

「推測でものを申してはいけないかもしれないが、大学進学率を上げた方がいいんでは、という声は、大学教育の質をしっかりしている、という前提で、大学レベルの人を増やさないといけない、ということ。」

大学の質を充実させ、かつ、大学、つまり、高等教育機関であり、日本における最高学府レベルの人を増やす、そんな覚悟を感じました。


他、高校のカリキュラムの問題や、SATやACTを引き合いに出すときの留意点なども議論されましたが、やや専門的になりますので、本ブログでは取り上げません。
上記をしっかりと(考え方や流れを含めて)理解できていれば、おおよそ、現在の大学入試改革について捉えられていると思われます。


最後に。
「主体的な学び」の涵養、という方向性、大いに賛成です。

そのために、こと、大学入試周りを考えるのであれば…

高校の教師は、「教える」だけではいけない教育の技術をより磨く必要があるでしょう。

大学教育では、反転授業、アクティブラーニングを始めとした様々な手法、そして、その手法を発揮できる「場」の創造がより必要になるでしょう。
アドミッションポリシーの明確化も必要です。そして、論文や記述式の大学入試に耐えうるだけの「大学自らの知的普遍性」に確信を持たなければいけません。
2次試験廃止!?~大学入試で問う力とはでも引用した、北海道教育大学元学長の村山紀昭氏のツイッターでの発言を再度引用します。

「大学入試改革論議に関して、一点刻みの学力か面接での人物重視かが議論されているが、問題は、今の共通テストで高校教育が縛られていて、思考力や創造力の教育が削がれているとことにある。で、ポイントは大学がフランスのような徹底した記述式の問題で選抜をする構えを取るかどうかではないか。」
引用元:https://twitter.com/muranori7/status/388918974894710784

「教育再生実行会議の大学入試論議の先行きは不透明でそう期待していないが、小中高大の教育の有り様を根本から変えるのには大学入試の根本改革が必須なのは事実だと思う。そのポイントは、一定の主題に関してとことん思考力を試す論述試験ではないか。これをやれば少なくとも高校教育は根本から変わる。」
引用元:https://twitter.com/muranori7/status/388922807335129088

「論述方式の入試の客観性の可能性と必要性こそ議論されるべきではないか。日本の教育では、長年こうした論述試験の客観性が軽視されてきた。そろそろそこに踏み込むべきでないか。客観性を、単に点数上の公平性のレベルで論じていては埒があかないと思う。大学人は自らの知的普遍性に確信を持つべきだ。」
引用元:https://twitter.com/muranori7/status/388921835099660288


そして、高校教育、大学教育に関わっている人だけではありません。
大人である我々一人一人全員が「主体的」になることで、若い世代の「主体的な学び」を後押ししなければいけない、と、強く思います。


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「主体的な学び」を「通信教育」という形でずっと支援しているZ会。
サイトZ会の徹底した添削指導でここまで書けるようになるをご覧ください!

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2013.11.13 13:40

タイトル、大学入試センターから出ました!
 
平成27年度からの大学入試センター試験における数学、理科の問題例(試作問題)の公表について
 


現行の大学入試センター試験の出題科目から、内容や範囲等が大きく変わったところが中心に取り上げられていますので、脊髄反射的に

「むずっ!!!」

 
と感じる方の方が多いのではないでしょうか。
 
 
教育再生実行会議の第四次提言で「人物本位」なる試験が提言されたりするなど、「学力軽視」の風潮を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、文科省の中央教育審議会などを傍聴すると(今度レポートしますね)すごくわかるのは
 
学力も大事、人物も大事
 
という大きな潮流です。
 
自らの能力向上に対したくましく向かっていける人材が今後間違いなく必要という、社会からのメッセージなんですよね。
 
「これから面接重視の試験になるらしいから、勉強なんてしない!」…などとは、間違っても思わないように。。。(普通、思わないと思いますが…)
 
あ、現大学受験生には、「直前予想演習シリーズ」オススメですよ、どぞ!
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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