『坂の上の坂』(藤原和博)
以前から気になっていた書籍ですが(藤原さんの本でもありますし)、ちょっとしたきっかけがあって購入。すぐに読了。
想像はいい意味で裏切られ、共感するところが多い書籍でした。
ちきりんさんの『自分のアタマで考えよう』、そして知人でもある泉忠司さんの
『魚の釣り方は自分で考えろ』。
伝えていることの根幹は、『坂の上の坂』とおんなじです。
自分の力で自分の人生、自分の幸せを定義し、創っていかないと、これからの世の中は、きっついよ~
ってことなのかと。
僕が子どもだった、1970年代から90年代も、「自分の力で道を切り開け!」のようなことは言われていました(そう教わりました)。
でもほとんどの人は、そんな精神論を教わるにとどまり、社会に出るときに「切り開く」ように飛び出た人はあまりいない、そんな世代だと思います。
そんな僕の世代が親になった時代。周りで「自分の力で道を切り開け!」的なことを言われていても、「でもどこかにしがみつくんだよね(しがみつけるんだよね)」と思っている保護者も、少なからずいるような気がします。
今の時代、マジ、しがみつけませんから。
自分の時代感は、そんな感覚です。
正解のない時代。
考えて、選択し、決断すること。
そのスピードを速くすること。
そんな人しかハッピーをつかめないんだと思います。
そして、そんな人がつかんだハッピーは、横並びの時代に多くの人がつかんだ「そこそこハッピー」より、ずっとずっと、ハッピーなんだと思います。
2012.09.14 23:40
- カテゴリ :ものの見方・考え方