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2011.07.03 16:15

先日、社内で、とある若手社員と話していました。
その社員が愚痴っぽくこう言います。

「三島にいると、情報のアンテナが低くなって…」

注)Z会のある三島市は、東京から新幹線で1時間の距離です。東京からの距離感は、高崎市や宇都宮市と同じくらいです。

僕の返事。

「キミが成長する気ないからでしょ。プロのビジネスマンになってください」
注)やや実際の回答とは変えています。


以前、「地方の商店、商売にがめつくなれ!」という記事を書きましたが、ここで出てくる「地方の商店」と思っていること、考えていることはまったく同じ。
外の環境のせいにして、自ら情報が得られないこと、ついていけないことを嘆いているだけ。
裏にあるのはもちろん、「そこにいるだけ」で、情報が得られ、欲しいモノが買え、次の自分につながるヒントが得られ、ビジネスの緊張感が保てる「東京」という地と同じ環境が欲しい、というないものねだりの気持ち。

もういい年になったので(苦笑)、僕自身の経験を含めてビシっといいます。若い人はまだまだ変われますから。
参)「地方の商店、商売にがめつくなれ!」に出てきたお店は、今はもうありません(1年もたずにつぶれました)。

首都圏とそれ以外の地域で違うのは、アンテナの高低ではなく、アンテナを立たせてくれるかどうか、だと思っています。
首都圏ではほっといても(情報その他への)アンテナが立つ。それ以外の地域では、受身の人には立ちません。

しかし、アンテナは自ら立てることもできます。
そして、自ら立てたアンテナは、立てられたアンテナよりもずっと頑丈です。
したがって、ある程度の積極性があれば、地方の人でもアンテナが立ち、加えて、立ったアンテナは首都圏在住の人よりも高くなるんです。
受身で立ったアンテナではないですから、本当に必要な情報にたどり着くスピードや感度はとても高い。

地方、という制約条件を言い訳にしてどーするんですか。全然越えられない壁じゃないのに。
制約条件を活かせ!馬路村の伝説」で登場する、馬路村の皆さんに笑われますよね。


一方、異業種交流会やセミナーなどは、首都圏の方が格段に開催回数が多いです。
「地方にいると、どうしても“出会う”機会が少なくなる…」これは分かります。

しかし、地方にいると、「“出会う”機会の活かそうとする意気込み」は圧倒的に高くなります。
…つまり、一回の交流会やセミナーに出席する時の選択眼(=「このセミナーは本当に自分が出た方がいいか?」と選別する芽)が肥えますし、実際に出席した時に得たことを実行しようとします。
「セミナーに出て自己満足して、ハイオシマイ」にはまずなりません。
#そのためにも、自らの業務領域に直結するかどうか微妙なものは、会社の出張ではなく、自腹でお金も時間も使って行った方がいいですね。会社の金だと、甘えが出ますから。

それに実際、首都圏の方は、そんなにセミナーや交流会にポンポン出れませんよ。
経験的に、首都圏在住の方の方が残業していたり、など、時間の制約が「地方勤務の人」より大きいです。
少なくともZ会は、時間の制約が他社に比べてずっと自由なので、弊社社員が「異業種交流会やセミナーに出席する機会の少なさ」を嘆くなら、「そんな自分自身でセミナーに出ても実がないので止めなさい」と諭しますね(笑)。


唯一、首都圏に出た方が、アンテナも高くなるし機会も増える、と思う方(とくに若者)。
それは、起業家精神に溢れた方です。
その理由は簡単に分かりますよね。
外部環境に影響されず、自らアンテナを立てることが出来、機会をとりに行くパワーがある方は、アンテナをより高くし、かつ、機会が溢れている首都圏に出た方がいいわけです。
その分当然、機会をフルに活かすパワーもさることながら、「自らお金を稼ぐ力」も必要なわけですが。
お金はやっぱり、首都圏に住む方が、格段にかかりますので。

僕のように、起業するほど自信がない人間は(苦笑)、地方在住という制約条件を逆手にとって、アンテナを自ら立てる力や、機会を見抜く選別眼を養った方がいい、と思います。
そして実際、三島という「首都圏から適度に離れている地」に住んで、とても僕自身の体力にあった成長がこれまでできた、と感謝しています。


制約条件を嘆くか活かすか、あなた自身の問題です。
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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