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2012.05.05 23:30

「動機善なりや、私心なかりしか」は、京セラ創業者、稲盛和夫氏の言葉。
「やってみなはれ」は、サントリー創業者、鳥井信治郎氏の言葉。

実行する方は「動機善なりや、私心なかりしか」を自分に問うて。
そして、その姿勢をもった決断と実行については、いろいろ問題点はあるかもしれませんが、まずは「やってみなはれ」と、周りは送り出す。

これが、日本社会において、今一番大切な、実行者とその周りの関係性だと思います。


武雄市の図書館が話題になっています。

図書館運営:「ツタヤ」に委託 佐賀・武雄市

本件について、全体あるいは部分について、様々な意見がありますが…(たとえばこんな感じ
僕は、外村仁さんがFacebookに書かれた意見に全面賛同です。

こちらに抜粋して掲載します。外村さんのような姿勢が社会に広がらないと、日本社会の再成長どころか、今のままの豊かさを維持するのも難しいと思っています。

===(引用)===

あちこちで話題になっているが、またその多くで見られる典型的オプトイン国民の言動が悲しい。

まだ行動を起こす前に、素早く先回りして「問題になるかもしれない」点を一所懸命に探して指摘する。それが得意な人の多いこと、多いこと。

そりゃあ、新しいことをやるわけだからこれまでと比べて問題がゼロってことはあり得ないし、多分やってみたら気付かなかった新しい問題が出てきますよ。逆に、それが新しいことである証明でもあると思う。

だいたい、日本中の図書館をcccで運営するっていうならともかく、九州の中のたった一カ所、人口5万人の市で、ちょっと変わった市長(笑)が新しいことをやってみるっていう程度なんだから。なので、大きな問題がなさそうならば、まあみんなで見守りながら「まずはやってみて」、そして何か問題が出てきたら素早く修正して行く、でいいじゃないですか。(それがオプトアウト的な考え)

こうやっていくからこそ、シリコンバレーではどんどん新しいものがうまれ、新しい産業が育ち、新陳代謝が起こる訳ですよ。

新しいことはなにかメリットがありそうだからやるわけでしょ。で、今回もいろんなプラス効果が期待できることは普通の想像力のある人ならだれしも分ると思う。それがわかっているくせに、でも、まずは新たに起こる可能性のある問題点を口にする。そして、それがメディアで報道されると、もしかしたらこれ怖いかもしれないと(それまで思ってもなかったのに)急に不安がって同調しだす人々がいる。がん保険のトップセールスマンみたい。

皆さんももしかしてこんな気分になったら 村上 憲郎 さんのこの記事でも読んで「いかん、いかん、またうっかり日本社会に毒さるところだった」と正気に返ってほしいです〜

http://bit.ly/optinoptout

・・・

新しいことを計画し実行する事はものすごいエネルギーがいるんですよ。それも、日常のことをやりながら、それに加えて新しいことやるってのは本当に大変なんです。がんばってヘトヘトになって走ってきて、やっとトラックに姿を現したばかりのランナーに、「お前、右と左の靴下の色が違うわい!規約違反でしっかーく!」みたいな。一般に日本社会は、過剰に完璧を求めすぎだと思います。

簡単にいえば、もうちょっと鷹揚にみてあげて、時間をあげればいいじゃないですか、ということです。がんばったけど不完全な人に対して完璧をついつい求めてしまうので、ますます新しいことをする人が減ってしまう結果になってると思うんですよ。

今回だって、もしかしたら、新しいアイディアつくりに没頭して、こまかいことは落ちていたのかもしれません。(経験でいいますが、よくあることです)ヒワタシさんも、そういわれて「あたた、そんなこともあったか」だったのかもしれません。(実際どうだったかは、知りませんが)

これが、アメリカだと「Oops」の一言で片付けられて「それでいいんかい!」と思う事もしばしばですが(笑)仮に、事前にはそこまで気がまわってなくても、指摘されて気がついてそれから大急ぎで対策をたってて、迅速に追加発表すればそれでいいじゃないですか。

そのチャンスをあげず、矢継ぎ早に、過去のある一点での不完全さで、あたかも全体がいかんような評価を大声でする人がいすぎるというのは、チャレンジャーにとってあまりにも厳しすぎる社会だと思います。

そして、残念ながら社会がすでにそっちに振れすぎている現状がある以上、私は普段より意識して、多めにみてあげる、猶予をあげる、もう一回チャンスをあげる、というのをみんながやらないと、「振れすぎたふりこを戻す」のは容易ではないと思ってます。
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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