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2012.09.22 23:40

「信頼」と「盲信」は似て非なるものです。

信頼している友人に対しては、言動をよく見つめ、自分の意見を率直に伝えられます。

盲信って、相手の言動が見えなくなる状態ですよね。

多分、盲信しがちな人って、人を信頼することもできない人なんじゃないですかね。


盲信しない一方で、信頼して任せることができるようになるには、健全な懐疑の精神が必要です。
僕のマーケティングの師匠さん、松尾順さんのブログがとっても参考になります。

「信じたい心」と「懐疑の精神」
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2012.05.02 23:24

ソーシャルメディア上で、自らの所属する企業名を出すのに抵抗のある方は多いでしょう。
また、社員が、自らの企業名を出してソーシャルメディア上で活動することに抵抗を覚える企業人(とくにお偉いさん)も多いかと思います。

そのような方は、決まってリスクを唱えます。
そして、活動している人間に、効果を求めます。


もちろん、企業名を出すことにメリットが一切なければ、僕も出しません。
しかし、メリットがあると思っている上に、メリット>>>リスク、と思っているからこそ、このブログでもそうですし、Facebookなどの個人ページでも、しっかり所属企業を明記しているわけで。


その効果。最近、こんなことがありました。
とある方のツイッターのつぶやきです。

https://twitter.com/#!/mfuna/status/194069932554719232
「娘がZ会をやると。まぁ、自分でやるといったのだから頑張ってやりたまえ。」

続いて。

https://twitter.com/#!/mfuna/status/194070395689779200
「Twitterで@teranishiさんを知っているので、こういう人たちが作る教材なら信用してもよかろうと、受験産業は死ねとか堂々と言っている俺でも、「本人がやる気なら、まぁよいか」、という気持ちになれる。ソーシャルメディアってすごいよな。


企業人を通じて、企業のことを信頼してもらい、態度変容まで起こさせられる。
しかも、その「機会」を、いたるところで作れる。
それが、ソーシャルメディアなんだと思います。
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2012.02.27 23:00

「信頼」が最高の生産性を生む!~東大合格者に共通するものとは?~

の続編的記事。

===(引用)===
東京電力福島第一原発事故に関する独立検証委員会(民間事故調、委員長=北沢宏一・前科学技術振興機構理事長)は27日、菅前首相ら政府首脳による現場への介入が、無用の混乱と危険の拡大を招いた可能性があるとする報告書を公表した。
==========

で始まるこの記事。

菅首相が介入、原発事故の混乱拡大…民間事故調(YOMIURI ONLINE)

===(引用)===
バッテリーが必要と判明した際も、自ら携帯電話で担当者に連絡し、「必要なバッテリーの大きさは? 縦横何メートル?」と問うた。その場に同席した1人はヒアリングで「首相がそんな細かいことを聞くのは、国としてどうなのかとゾッとした」と証言したという。
==========

一証言であり、その証言も僕自身がみたわけではありませんので、真偽のほどはわかりません。
が、真実だったとしたならば、本記事最後にもある

「政府トップが現場対応に介入することに伴うリスクについては、重い教訓として共有されるべきだ」

このとおりだと思います。


菅元首相は理系ですからね。
自分がなんでも知っている、自分の知識じゃないと嫌だ(不安だ)、決断はすべて自分が(細かなことまでも)納得して出したい…
そんな気持ちだったんではないでしょうかね。


でも、これをやるとどうなるか。第三者はどんな気持ちになるか。


この記事をご覧戴いて、考えてみて欲しいと思います。
とくに「自分の知っている知識や、自分の拘りのあるやり方」を現場に押し付ける、管理職以上の人は。


あなたの見ている世界(観)は、全員が見ている世界(観)とは一致していない、と思うことも大事ですよね。
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2012.02.22 23:00

今週末は国公立大学の前期試験が行われます。
東大志望者の受講者がとても多いZ会では、直前期の東大志望者の動きもよくわかるのですが…
今週になっても、映像授業「ファイナル東大コース」(前・後期試験それぞれに対応)を、今週末の前期試験対策としてご購入される方もいらっしゃる…というくらい、難関大志望の方は「最後の一瞬」まで、対策に余念がありません。


試験直前まで頑張って対策し、見事合格をつかんだこれまでの東大合格者の皆さん。
彼らから合格直後のコメントを頂戴すると、最も多い単語が

「感謝」

です。
すべての大学合格者に多いのですが、東大合格者は「極めて多い」というレベル。
親に感謝、友達に感謝、先輩に感謝、先生に感謝、支えてくれたすべての人に感謝…
感謝、感謝のオンパレードです。

そして、感謝の裏にあるのは、「誰かを信頼する気持ち」ですよね。
最高点に達するためには、信頼する気持ちが絶対に必要、という、ちょっとした裏づけだと思っています。


なんでこんなことをふっと述べる気になったか、と申しますと…
大阪市職員のメールを極秘で調査した橋下市長の記事を目にしたからです。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201202220049.html

橋下市長は市職員幹部(管理職のみのメール調査のようですね)を信頼していない(あるいは、これまで無知識なので、信頼できるかどうか、を見るために調べる)、という状態。
そして、そんな橋下市長に、調べられた方は脊髄反射的に「うっ…」となり、職員の中には「何様のつもりだ!」と反発している方もいるような状態。
これが現状でしょうか。

双方に信頼感がない状態ですよね。。。
そして、組織全体として、サービス享受者(=市民)には全く関係のない労働がそこに費やされる。
この状態が続くことは、生産性の悪化(=提供するサービス水準の低下)につながること、見た目でも、論理的に考えても、明らかですよね。


「今、調査に踏み切った」という事象だけみて、双方の態度をとやかくいうつもりはありません。
ただ、この調査をした後、ということであれば、次のような姿勢が求められるのではないでしょうか。

橋下市長側は、調査して「シロ」であった職員を信頼し、さらにしらみつぶしに調べるようなことは決してしない。空いた時間で別の大切な業務に勤しむ。
職員側は、調査して、“「シロ」以外の行為を排除してくれたんだ”と思い、自分も信頼される行動を続けると共に、市長のことを信頼し、市長の行為にいちいち突っ込まず、市民のための業務に勤しむ。

これで最高のサービス生産性が生まれるはずです。

蛇足ですが…そもそも勤務先の機器は勤務先所属のものですから、全ては勤務先の方針・意図を代弁しようとして、のものでなければならないはずで…だから、雇用されている方は、機器を「使わせていただいている」という意識が先。メールの中身を調べられることに声高に反論するのは筋違いだと思っています。
僕も、雑談染みたメールのやり取りもゼロとはいいませんが(苦笑)、かといって調査されても平気(というか、仕方ない)という意識です。


閑話休題。
橋下市長のメール調査を例に出しましたが、他にも「信頼」が出来ていないせいで、生産性を低下させている例はいろいろありますよね。

新しいシステムのことは全くわからないので億単位の案件には首突っ込まないくせに、既存の物流のことは数万単位の「ちょっとした改善案件」でも「ほんとに効果があるのか」という担当外からの意見が先へ進めることを止めたり。
Web全体のことなんて全然わかってないのに、1000ページある全サイトをリニューアルしようとしたとき、自分が関係する「1ページの一部分」だけ見て「ここは前のママの方が“絶対に”いい。止めてくれ」という意見が進捗を遅くしたり。
部下を信頼していないから、何でも自分でやって部署の生産性を高めることができなかったり。
他部署を信頼していないから、各部署の細かなこと(かつ、これまで経験があるため、自分自身に知識があること)にまで首を突っ込んだり(←これ、大人数の会議(ましてや最高意志決定機関)でやられると、とっても生産性を落とす…)。

組織を信頼していないから、「根回し」「調整」と言う言葉への嫌悪感ばかりが先に立ち、気づいたら勝手な持論(そして「聞こえのいい正論っぽいこと」)を展開するばかりで周りの協力を得られず、それを自分のせいとも思わず、組織を通じてのパフォーマンスをまったく発揮できなかったり。
上司を信頼していないから、上司に提出した案件を、毎日のように「あれ、どうなりました?」と聞き、上司を怒らせ、部署内の雰囲気を壊したり(苦笑)。
お客様を信頼していないから、サービスを説明するときに、自分中心の言葉になり、結果お客様に理解されるまでとっても時間がかかる話し方になったり。

いろいろ思い当たる節、ありませんか?
そして、自分自身も、同じことをやっていた過去体験、ありませんか?


冒頭で、東大合格者の皆さんの話を持ち出しました。
彼らはまだ10代。親からいろいろ言われ、(気持ち的に)信頼できなかった時期も、きっとあることと思います。

でも、「合格者」は、最後には「感謝」という言葉に行き着いています。
僕にはこう見えます。
「難しい課題に挑戦する人(組織)は、他を「信頼」することで、最高の生産性を生んでいるんだ」と。


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2011.06.13 00:00

前篇の続きです。

前篇で書いた『学び合い』の良さは、あくまでも結果論だと認識しています。
その結果を導く、子ども側、そして先生側の変化(根本的な成長)が本質だと思います。


子ども側の成長の本質は

他人を信頼できるようになること


につきると思います。
これについて、詳しくは「子どもの学力向上は信頼から(後)~福島出張その1:「学び合い」授業参観」をご覧ください。


そして、先生側の変化。

子どもの能力を信頼できるようになること(すること)

大人が、先生が、「教えないと(子どもは)わからない」。
もちろん、そういう事柄もあります。
しかし、99%の大人は、「教えないと(子どもは)わからない」と、子どもたちの自己解決能力を超えたバランスで、過剰に思いがちではないかな、というのが、僕の感覚です。

まず、子どもを信頼する。
すると、見違えるほどの自己解決能力を、「子どもたち」という「集団」で発揮するようになる。

すると、子どもが信頼できるようになる。
これがまた、子どもたちの自己解決能力を伸長するという良循環を生む。

これが『学び合い』の、先生の立場から見た、本質的な素晴らしさの一つです。


もうひとつ、先生側の素晴らしいところ。それは

先生の〝余計な”肩の力を抜けること

教えなきゃいけない…がなくなります。
授業中は、(「放擲」ではない)「自由」が子どもたちに与えられ、結果、自由な時間が先生に作られます。
物理的にも、精神的にも、肩の力を抜けることで、先生自身が元気になります。


僕はツイッターでほぼ毎日つぶやいています。

毎日1同言 「大人が明るく前向きに、働くことを楽しんでいる(=何も考えないのではなく、不安と対峙し少しずつ解決することで未来を作っていく)姿を見せるのが、子どもたちへの一番の教育だと思っています。何かを“教える”より、ずっと」

先生が、子どもたちに、この教育を与えられるんです。


もちろん、信念を持ち、心が強く、どんな制度的・社会的制約があろうとも、子どもたちをグイグイ引っ張っていくスーパーな先生もいらっしゃいます。教育のあるべき論を唱えれば、こちらが正解なのかもしれません。
しかし現実、全国に(大学を除いて)100万人規模で配置しなければいけない「先生」という職種全員に「あるべき姿」を求める、という考え方が、現実に即しているとは思えません。
(ゆとり教育の失敗も、とどのつまりはここでしょう)

地域コミュニティがなくなり、躾がされていない家庭も散見するようになった昨今、学校では、学校教育のみならず、家庭教育や社会教育の一端の任務を背負わないと、そもそもの学校教育が為し得ない環境にあるところが大半でしょう。
文科省や教育委員会への提出書類も増えており、プライベートが皆無になった人も増えているようです。
そんな中、「子どもを教え“なければいけない”」という考え方は、益々先生の精神を追い込み、多忙とあわせ、子どもたちに笑顔を見せられる先生像を形成しにくい方向へ導いてしまいます。

「いいじゃん、子どもたちに任せようよ」

これだけで、先生は「ほっ」となります。その気持ちが笑顔を生みます。
その笑顔が、子どもたちに伝播します。それが子どもたちの自主性をさらに産みます。

ここに良循環が生まれるのが、『学び合い』の本質の1つだと思っています。


蛇足になりますが、「今の時代は誰だって忙しい、先生だけじゃない!」と反論される方もいらっしゃるかもしれません。
でも、だからといって、先生を厳しい環境に追い詰めて、子どもたちの教育に影響させることが良いこととは思いません。
次世代を作る子どもたちに多大なる影響を与える先生だからこそ、極力先生以外の人たちは、先生の肩の力を抜けるよう、環境的な配慮をしてあげたいと思いませんか…!?


『学び合い』それは。

子どもたちの笑顔を見たい、と、心から願う、「フツウ」の先生たちによって創造される、「フツウ」の先生が出来る限りのことを子どもたちに施す考え方

だと感じています。
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2011.06.12 22:55

11日(土)、『学び合い』埼玉の会に伺ってきました。
学び合い』提唱者の西川純先生のお話を初めて伺うことができ、とても貴重で、かつ、有意義な時間を過ごさせていただきました。

簡単に申し上げれば、学習者同士で教え合いながら学習を進めていく勉強法の「(包括した)考え方」が、『学び合い』です。
Z会小学生コースの責任者の1人として、『学び合い』は大変興味深い学習法と感じています。


小学校の先生を中心に、多くの先生が『学び合い』を語り、実践されています。
インターネット上の様々な記事、および「『学び合い』Wiki」から、『学び合い』の良さはいろいろ感じ取れるとは思いますが…
先生、という立場ではない僕が感じた、『学び合い』の良さや本質を語ることも、皆様の参考になれば、と思い、記事にさせていただきます。


今回の『学び合い』の講演で報告されていた…
『学び合い』の結果として得られる、子どもたちの伸長は、次のようなことがあります。


1.表現力が身につく

「自分がわかっていること」と「わかっていることを相手に伝えること」は別。わかりますよね。
しかし実際に、多くの保護者の皆さんは、「わが子を(勉強が)わかるようにすること」に偏って注力します。
入試においても、実社会においても、自身の脳内思考を「相手に伝わってナンボ」の世界、なのにも関わらず…。

『学び合い』では、他者に自身の方法論を開示し、良くない点を指摘されます。答えだけではなく、その過程において。
Z会の通信教育を早いうちに経験し、表現力が格段に身についたお子さんをたくさん見てきていますので、この行為の有効性は肌でわかります。
かつ、「教える」という行為において、「相手に伝えようとする」ということを繰り返すわけですから、より表現力がみにつくわけですよね。


2.自主性が身につく

これもZ会の通信教育と同じなんですが(笑)自主性が身につきます。
Z会の場合は、自宅学習の習慣化により自主性がおのずと身につくプログラムを狙っているのですが、『学び合い』は「すぐ質問できる、信頼できる人が近くにいるということ」が大きいです。
この環境が、課題解決力がつくことを誘引します。

…と、この説明を当日伺って、?に思ったので、講演された先生に質問しました。「安易に質問するような子どもが育ちませんか?」と。。。
回答:「安易に質問する子も当然でてきますが、子どもって面白いもんで、“自分で少し調べてから質問しなよ”とちゃんと言ってくれる子どもも必ず出てくる」とのことでした。
もし、出てこなくても、先生がしっかり、そういう子どもが出るように誘導すればいいんですよね。


3.社会性が身につく

小学生までの教育において、地域コミュニティがほぼ皆無になった今のご時世、一番大切な力だと思っています。『学び合い』ではこれが身につきます。

いろいろな人とコミュニケーションすること。
様々な解法に触れること。
質問は「(その教科が)得意な人に聞けばいい」と思いがちなところ、実は苦手な人が教え方がうまい現実もあること。
それらの経験が、「異質に触れる」ことの大切さを身にしみてわかるようにさせてくれます。

そして、異質に飛び込んでいく「かかわる力」も間違いなく身につきますよね。
同質だけで群れるのは短期的にはラクですが、長期的には、社会の中で生きるのにしんどい自分になるわけですから、『学び合い』で身につくこの力、とてもありがたい話です。


4.自己肯定感が身につく

「教える」行為を通じて、自信がつく。自分もやればできるんだと思う。
これって小学生の成長過程ではとても大事だとは思いませんか?
とくに、諸外国と比べて、自己肯定感が乏しいとされる日本においては、なおさら…


5.学力が伸びる!

そしてまとめて…

今、『学び合い』を実践している学校(クラス)のテストの平均点は押し並べて高いようです。
また、1~4は、その時々における知識(=暗記して身につくもの)ではなく、その人自身の本質的な能力につながるものですから、長期にわたって通用する学力と言えるでしょう。


以上5点ばかり、『学び合い』の「結果として得られるもの」をあげてみました。
でも、これらはあくまでも「結果」。

『学び合い』の考え方の本質を自分なりに見極めると…


後編に続きます。
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2011.03.07 23:43

昨日のブログでご紹介した三谷宏治さんの授業に、とってもお世話になっているお二方が早速お申し込みされました。

『特別講義 ルークの冒険』 申し込みが、来た!

こういうのを見ると心から嬉しくなります。


上記ブログで三谷さんも書かれていますが、なかなか公教育の壁を壊すのは、難しいんです。
ましてや三谷さんは、教育界では「知る人ぞ知る」存在。
存じ上げている方は「え~三谷さんの授業を無料で受けられるなんてまずない機会!私だったら即座に申し込む!」と感じる方なんですが、藤原和博さんのように派手に活動されている方ではないですから、三谷さんの授業が無料で受けられることの凄さがわからない…。
公教育で三谷さんの授業を実際に引き受けるところまで形になるのは、簡単なようで難しい。

でも、信頼し合っている人間がつないでいけば、とっても早く形になります。


今回の事例で申し上げるなら、

・私が信頼している三谷さんという存在
・信頼している赤木小学校の先生、武雄市長の存在
・赤木小学校の先生も武雄市長も「寺西の言うことだったらきっといいものだろう」と(おかげさまで)信頼してくれていること(多分。笑)

これらが貴重な機会をつくるんです。


そして、間違いなく、受けた人間に「面白かった!」と言われるであろう三谷さんの授業。
これがまた次の信頼のつながりを生みます。


信頼は機会を作ります。
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プロフィール

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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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