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2011.09.18 23:50

元博報堂、高木新平さんのブログ、タイトル「博報堂を辞めました」
http://shimpe1.com/?p=84
が、Web上で大変話題になっています。

こちらを受けて、人気ブログ「ソーシャルウェブが拓く未来」ライターのイケダハヤトさんが、タイトル「「面白い人ほど会社を辞めていく」3つの理由」
http://www.ikedahayato.com/?p=4983

という記事を書き、その記事に疑念を持ったサイバーエージェントの若手旗手、渡邉大介さんが、タイトル「「面白い人ほど会社を辞めていく」なんてこたない、3つの理由。」
http://impresario.me/yamenaiyo/
という記事にまとめています。


3名の20代。
「職」に向き合い、表現し、多くの方に伝えている3名の若者に、まずは拍手を送りたいと思います。
なんとなーく、今の仕事を続けているだけの年配者は、この3名を見習わなきゃ、ですよね。
僕も身が引き締まりました。


さて、では、ほんとに「面白い人ほど会社を辞める」のでしょうか…?

以降、「面白い人」の定義を、イケダハヤトさんのブログから引用し、「自己表現が得意で、会社以外の活動も本気で取り組んでいる活動的な人」とさせていただきます(渡邉大介さんのブログの起点となっている表現でもあるため、ここから外れるのは両者に失礼かと思いまして)。


私自身の感覚では、「辞める人の中で、面白い人」の割合は、「辞めない人の中で、面白い人」の割合より高いと思います。
一方で、「辞める人の中で、自分勝手な人」の割合は、「辞めない人の中で、自分勝手な人」の割合より高いとも思います。
ざっくりと、残りの人を「普通の人」とすると(苦笑)

辞める人/面白い人:普通の人:自分勝手な人=2:6:2
とどまる人/面白い人:普通の人:自分勝手な人=1:8:1

になるのが、組織ってものではないかなーと思うわけです。

だから、面白い人ほど会社を辞める、というのは、現象だけ見ると当たっていると感じます。
しかし、「面白い人」が会社を辞める理由として、イケダハヤトさんが指摘された3点は、表層的なものにすぎないと思うんです。


面白い人が会社を辞める理由―
それは、「辞めた自分の方が、自分と関係する社会総体に価値を生み出せる」と感じるから、ではないのでしょうか。




なぜ、上であえて「自分勝手な人」を定義したかと申し上げると…
上記のような本質的な「(面白い人の)辞める理由」を除くと、イケダハヤトさんのブログで指摘された3つの理由は、「自分勝手な人」にも当てはまるからなんです。


情報統制が、自らの社会価値創出活動の障害になっていると感じた「面白い人」は、会社を辞めます。
情報統制が、単に「うぜー」と強烈に感じた「自分勝手な人」も、会社を辞めます。
そして…、情報統制はあるものの、そのお陰で組織が保たれ、自分の「組織を通じて」やりたいことが出来、結果大きな社会価値を創出できる、と感じた「面白い人」は、会社にとどまります。

時間・場所に縛られ、自らの社会価値創出活動の障害になっていると感じた「面白い人」は、会社を辞めます。
時間・場所に縛られ、単に「うぜー」と強烈に感じた「自分勝手な人」も、会社を辞めます。
そして…、時間場所に縛られるものの、そのお陰で組織が保たれ、自分の「組織を通じて」やりたいことが出来、結果大きな社会価値を創出できる、と感じた「面白い人」は、会社にとどまります。


上記の“そして…”以下で述べた人の存在から感じる、イケダハヤトさんのブログへの違和感が、渡邉大介さんがブログを書いた理由になるかと思うのです。
※もう一度、二人のブログへのリンクを並べておきます。
「面白い人ほど会社を辞めていく」3つの理由
「面白い人ほど会社を辞めていく」なんてこたない、3つの理由。



最後の「収入面でも会社にいる必要がない」についても念のため述べておきますと…(ちょっとこの1つは、他の2つと性質が違うと思いますので、分けました)。

収入は、自らが社会に創出した価値の対価です。
「面白い人」ほど、この原則論を弁えていると思います。
となれば、収入面から考えても、「組織に残る、出る、どちらの方が社会価値を創出できるんだ?」という点が、残る/出る、の分岐点ではないかと思うわけです。

「自分勝手な人」は、自分のマイナス面を、組織がフォローしてくれた(そのことにより社会価値を創出できる自分が保たれていた)点を弁えていませんから、組織を出たらまず収入は落ちますね(苦笑)。
※現実には、「面白い人」も収入は落ちるケースがほとんどですが、中長期的かつ生涯収入を平均してに見れば、「(組織を出た)面白い人」であれば収入も伴うはずです。


ちなみに…
会社の制約条件(情報統制など)が理不尽だ、と思えば、僕はいつでも会社を辞める覚悟が出来ています。
そして、Z会にも、このような記事を書く上での制約条件はありますし、制約条件がない方がもっといろんなことが書ける部分もありますが、逆に、その制約条件があるからこそ、自らがやりたい、社会に残していきたい、と思っている教育活動の最大化が出来ている部分(つまりは「会社」として体をなす)もあります。

だから僕は、会社に残ります。
感覚的な制約条件をほとんど感じず、自分のやりたいことができていますので。
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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