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2016.03.25 22:00

俗に言う「大学入試改革」「新テスト導入」に向けてのシステムを決め込んでいく「高大接続システム改革会議」。
本日最終回が行われ、最終報告案が提示されました。

すでに文科省のHPにあがっています。

高大接続システム改革会議(第14回)配付資料


3月26日の新聞などのメディアではかなり報道されるのではないでしょうかね。。。


傍聴の感想などはこれからブログで報告していこうと思います。
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2016.02.29 12:38

大学入試改革で激変! 塾・予備校業界はどう変わるのか?
↑週刊ダイヤモンドのサイトにリンクします。

大学入試改革で話題になっていることは

・センター試験に記述式が導入される!?
・英語4技能が問われる!?
・入試にコンピューターが用いられる?
・アクティブラーニングで身につく力(=協働力)が問われる?

…などなどですが、これらのことが丁寧に、わかりやすくかかれており、塾や予備校のみならず、「教育」そのものに関心の高い方も一読の価値あり、です。

個人的には、公教育の先生にもお勧めですね。
とくに、大学入試改革の影響を受ける新中2以下の学年を担当する、小中学生の先生は、普段余り接しない話題だけれども、知っておかなければいけないからこそ、触れてほしいと思います。


Z会の教室で売り出し中、そして問合せ殺到中(ほんとに…)のメテウスについても触れられています。

(以下、引用)
昨年、栄光ゼミナールを買収した増進会出版社(Z会)が動いた。今年4月から、アクティブ・ラーニングを取り入れた「東大進学教室メテウス」を中高一貫校の中学生向けに、御茶ノ水や渋谷など首都圏の5教室で展開するのだ。

メテウスでは、英語や数学、国語の各教科で取り上げたテーマの問題演習後に、ペアまたはグループでの互いの解き方、考え方について発表し合い、その結果を踏まえて最後に授業内容を振り返る。

論述試験などに対応する思考力、表現力などを養成するのに有効とされるアクティブ・ラーニング。共通の論述テストの導入など大学入試改革は、当初の構想どおりにはいきそうにないが、塾・予備校業界は導入を前提に、すでにトップスピードで走り出している。
(引用終了)

大学入試改革に適応するために「メテウス」を導入するのはキッカケにすぎません。
「論述試験などに対応する思考力、表現力」は、「主体的な学び」を作るためにも大切だと思いますし、そしてZ会が長年培ってきた分野であるからこそ、大々的に展開するのです。

Z会が大事にしてきた「本物の学力」が、これから大学入試で本格的に問われることになると思います。
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2016.02.28 20:03

協働することと馴れ合いは違います。(←クリック!)の記事でご紹介させていただいた、厚切りジェイソンのツイートと記事をご覧になったYoshitaka Hirayamaさまが、Facebookで貴重な意見を述べられていました。
「なるほど。」と深く頷きましたので、ご紹介します。
※ご本人さまから許諾を得ました。ありがとうございました。

(以下、引用)
確かに、そういう「呪縛」があると思いますし、問題であると思います。

しかし、農耕民族であった日本人には、それは、生きるために必要な知恵でもあったと思います。なぜなら、農作業というのは個人の作業ではなくて、集団作業である場合が多く、例えば、水田への灌漑用水路を作ったり維持管理するには、「みんなに合わせる」ことが大事であり、自分勝手に、自分だけの都合では水は手には入れないからです。そういう集団の力でなりたっている生活システムでしたから、集団行動を乱す奴がいると、他のみんなが迷惑することもあったのでしょう。「村八分」という制裁を表す言葉も残っています。

そういう背景もあって、身に付いてしまった「呪縛」であるからこそ、強力な呪縛であり、呪縛であることにさえ気づいてないかもしれません。そして「出る杭は打たれる」の文化、「泣き寝入り」の文化が生まれ、社会の進歩が後れがちということになりかねない。だから、日本の外の世界からの視点をジェイソンが提供してくれているので、貴重なアドバイスだと思います。
(引用終了)

このご意見、2つの視点で、素晴らしいと思いました。

1点目は、これまで「周りとあわせる」日本の(教育)風土が生まれたことの背景がしっかりと述べられていること。言われてみたらそうだよね、と頷けるのですが、言われるまでは言葉にできない、極めて鋭い指摘だと思います。

もう1点は、「周りとあわせる」日本の(教育)風土の背景を説明し、その価値を認めながらも、「だからこそ外の視点での見方は貴重」とも述べているところです。


このテの議論をすると…
「集団に入っていかず勝手なことばかりすることを認めるわけにはいかない。」という保守的な人と、
「周りとあわせろ、ばかりの日本の教育はおかしい。異質な能力を認めていかないと、歴史に名を残すような“すごい人”なんて生まれるわけはない。」という革新的な人との二項対立が生まれ、
議論は平行線になることがほとんどな気がします。

しかし、ある事象が存在したり、あるいは、ある意見があるときに、その事象や意見が存在している理由は必ずどこかにあります。
それらのメリット・デメリットが必ずどこかにあります。
そして、自分の意見にはメリットばかり述べ、対立意見の方面からは、対抗軸へのデメリットばかりを述べるから、「全体としてよくしよう」という議論が進まないんだと思います。

自らとは異なるあり方を受容した上で意見を述べるためにも、とても参考になる意見に触れられたと思っています。
まさに「協働する」ためにも必要なことですね。

メテウス
でも培っていかなければいけない姿勢です。
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2016.02.10 23:57

東大初の推薦入試、77人が合格
↑東大新聞オンラインにリンクします。

東大推薦入試の合格発表がありました。
Z会東大進学教室に通う受講生からも、見事、2名の合格者がすでに判明しています。

─「Z会東大進学教室便り」より引用─
本日発表された、東京大学推薦入試の最終結果ですが、
Z会東大進学教室の本科生から、
2名合格者が出ました!!(2月10日時点)
───────────────────

Z会東大進学教室の新たな試み、「メテウス」でもそうですが、Z会は「主体的な学び」を、過去から現在に至るまでずっとはぐくもうとしてきています。通信教育で身に着けようとしている力も、そうですね。

東大推薦入試に合格した受講生が2名いたとの報を受け、もちろんうれしかったのですが、一方で「当然」と思った自分もいました。
対策のための対策のようなことはZ会東大進学教室では一切せず、本質的な学びによって深い理解を引き出し、そのことが主体的な学びにつながるような指導をずっと続けてきていますから、東大推薦入試とは親和性があると思っていました。


きっと今回、東大推薦入試に合格した皆さんは、「東大までの人」ではなく「東大からの人」になるでしょう。
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2016.02.04 17:35

Z会の新しいサイトが好評で、「いいサイトだね」と、とくに公教育の先生からの声を頂戴します。

2021年新大学入試ガイド「Study-e」(スタディエ)

私も「主体的に学ぶ姿勢」は測れるか?という記事など、2021年からの大学入試の記事を個人的にお届けしていますが、別の部署でもしっかりとお客様に、僕の個人の記事よりもずっと整った態で発信している。。。

「歩調をあわせようね」と声をかけたわけでもなく、結果的に同じことを言っている。結果的に同じ方向を向いている。
Z会の活動でこういうシーンに立ち会うと、とても嬉しくなります。


大学入試改革という大きな波が来ているためか、いま、Z会は、全社一丸となっている感を、入社以来一番と言っていいほど強く感じています。


【PR】
双方向・多方向型授業を取り入れた、中高一貫中学生対象の「Z会東大進学教室メテウス」がスタートします。
http://www.zkai.co.jp/home/news/press/20160202_tm.html

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2016.02.02 00:30

学力の3要素大学入試が変わろうとしている方向性に続く内容です。


大学入試が変わろうとしている方向性において、(大学入試改革では)“「主体的に学習に取り組む態度」を「学力」として測ろうとしている。”と書きましたが、この話を出すと必ずといっていいほど

・測れるの?
・どうやって測るの?

…という話が出てきます。


直接私が問いかけられたとき、私はキッパリ「測れます」と答えます。


たとえば、大学の学長が全員5分面接してもいいですよね?
たとえば、「世界平和について、あなたにもいますぐできる課題解決は何がありますか?」と制限時間を決めて書かせた結果を〝主観的に”採点することもできますよね?

小学生のときに「創意工夫がある」「生活習慣がきちんとしている」などといった「観点」での評価はできていましたよね?それと何が違うんですか?

…だから、測れないことはないんです。測れるんです。
ただ、その測り方として、主観的に偏っていないか、公平・公正であるかどうか、において、「大学入試」というステージで、多くの人が納得する方法を見つけるのが困難、というだけで。


一方、小学生のときに、観点別評価は多くの人が受け入れていて、何の違和感も持たなかった…ですよね。
ですので、「主体的に学ぶ姿勢」の評価については、測れる?測れない?という問題ではなく、どのような方法がより多くの人の納得性を得られるか、の議論なのです。

測り方はある以上、あとはベターな方法をいろいろ模索すればよいだけ…。
と、いうことは、「主体的に学ぶ姿勢」を測る大学入試は、ほぼ確実に導入されると思います。
一部、納得しない方もいらっしゃるかもしれませんが、工程管理上ギリギリまで、より納得性の高い方法を見つけ、締切段階で選んだ方法を最善として導入すればいいわけですから。。。


(参考)新大学入試Q&Aはこちらのサイトでまとめています。
http://www.zkai.co.jp/home/ikkan/2021/qa/index.html
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2016.02.01 15:03

昨日のブログで、「学力の3要素」について書きました。

(1)基礎的・基本的な知識・技能
(2)知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等
(3)主体的に学習に取り組む態度

昨今話題になっている、2021年度からの大学入試改革の最大のキモは、下記に尽きます。

「主体的に学習に取り組む態度」を「学力」として測ろうとしている。

「主体的に学ぶ」という姿勢を育もうという教育界隈の動きは、「ゆとり教育」の時から変わっていません。
ただ「ゆとり教育」は、知識軽視と受け止められた上、教育現場での運用もうまくいかず、社会に受け入れられませんでした。

そこで今回は、上記(1)、(2)も「学力」としてもちろん大事にしていますよ、と、2007年の改正学校教育法で布石を打ち、「学力」の中に(3)を含めることで、「主体的に学ぶ」姿勢を子どもたち、若者たちに育もうとし、その集大成が大学入試改革、と見ています。

つまり、今回の大学入試改革の流れは、2007年から始まっている、もはや止められない流れなのです。
だからZ会でも、メテウスという授業スタイルを開発したんです。
(明日に続きます)

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2016.01.30 23:15

【受験生直前企画】入試直前!東大生による最終レクチャー

地方出身の私が、Z会に就職し、やりたかった企画の一つ、叶いました。。。


地方にいると、いろいろと情報不足で不安なんですよね。。
直前に東大生にアドバイスを受けられたり、下見に付き合ってもらえると、不安が薄れるな…と、私自身が思った気持ちをそのまま形にしています。

多くの受験生に役立つことを願っています。
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2015.12.23 00:38

大学新入試の問題例が公表されました。

大学新入試の問題例公表=記述式、思考過程など判定-日程分離も検討・文科省
↑時事通信社のサイトへリンクします。

メディアが賑わうと思いますので、必ずこういうときは一次情報を確認してください。
高大接続システム改革会議(第9回) 配付資料


2014年5月4日に、こんなパブリックコメントを寄せていたんですね(私個人で)。
そのときからいろんな流れを見てきていますので、今後どうなるか、注目していたいと思います。

・・・

中央教育審議会高大接続特別部会審議経過報告における達成度テスト(発展レベル)のパブリックコメント

同資料2(1)「高等学校がら大学までを通じて育成すべき力」の中に「主体的」という言葉が何度も繰り返されていることからも、大学入試改革、なかでも達成度テスト(発展レベル)においては、「主体的に学び考える力」の能力を測ることに強く重点をおかれていらっしゃると伝わってきますし、その考え方については大いに賛同いたします。

そこでポイントになるのは、その測り方について、でしょうし、「主体性」という大きな枠組みの中で、生徒会活動やボランティア活動などの評価といった議論が出てくるわけですよね。こと、達成度テスト(発展レベル)においては、まず、論述型問題の割合を格段に増やす。これだけで「主体的に学び考える力」を測るテストは、たとえ5教科型であっても作れるのではないでしょうか。フランスなどでは徹底した記述式の問題で選抜をする構えを取っているようですし、一定の主題に関してとことん思考力を試す論述試験は、主体的に学ぶ力がないとまず高得点は望めません。合教科・科目型、あるいは総合型、という、教科の枠組みを超えた試験の議論をする前に、なぜ論述問題導入への議論が盛り上がらないのか、疑問に思っています(解決策の1つとしては扱われてはいるものの)。

今回の入試改革一連の話題の中で、「知識偏重の1点刻みの選抜から脱却」という内容が盛んに言われています。ではなぜ、そのような現状を生んだかと考えますと、私見では、過剰に「客観的」であることを意識する出題者側と、それに輪をかけて、情報公開の流れから、入試得点の開示が始まった悪影響だと捉えています。100%正解が導ける知識問以外の出題でも、出題者側が自らの主観による採点で「公平」である、と断ずる覚悟(とでも申しますか)を持たない限り、どんな方法論を模索しようと「知識偏重の1点刻みの選抜から脱却」することはないと考えます。逆に、この覚悟を持ち、かつ、ある一定の枠内に収まるような粗い採点基準を作成する努力とあわせれば、公平かつ客観的な試験が可能になると思います。ここ10年の、各大学の個別試験の傾向を拝見しましても、論述問題を避けようとする傾向は明らかに表れています。しかし、そこに歯止めをかけ、「思考力を試す論述問題」の出題に(入試全体が)踏み込むことで、「知識偏重の1点刻みの選抜から脱却」すると同時に、主体的に学び考える力を測ることができるものと考えます。

さらに、「主体的に学び考える力」を奨励する方向性の中では、学ぶ「過程」が重視されます。従いまして、その時点での学力を試す試験だけではなく、学びの過程が読み取れる出題も検討していただきたく存じます。たとえば、企業のエントリーシートでは、「これまでに経験した一番の困難と、それを克服した流れについて教えてください」という設問がみられますが、このような自由記述で、主体的にコミットメントしてきたかどうか、が測れる部分もあるかと思います。あるいは、とある学校や団体のトラブルのケースを挙げ、「この学校はどのように問題解決を図るべきか」という出題とともに、「今のあなたにできる課題解決は何か」と、自分事と所属するものとの解決法を分けると、当事者意識が如実に見られますので、主体性を図る上ではそういう出題も有効かと思います。

まとめますと
1.主体的に学び考える力を測る試験の方向性に大いに賛成。
2.その試験として「論述問題」を中心とする方向に変える。
3.2は、「知識偏重の1点刻みの選抜から脱却」することにもつながる。
4.2として、主体的に学んだ「過程」がわかる試験を開発していただきたい
ということになります。主体的な学び、に長年拘っていらっしゃった、安西中教審会長の強いリーダーシップのもと、改革が断行されることを願っています。

※以上、「中央教育審議会高大接続特別部会審議経過報告」へのパブリック・コメントとして提出したものです。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&Mode=0&id=185000690
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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