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2011.08.20 14:30

参考にしているメルマガ「ビジネス発想源」。
ビジネス、とありますが、「発想するためのヒント」が提供されているだけですので、中高生からビジネスマンまで、幅広い層に役立ちます。
※有料版「ビジネス発想源 Special」はさらに思考の訓練になる内容です。

8/19に配信されたメルマガに、次のような記述がありました。

=========
 受験勉強の時に、英単語の参考書に蛍光ペンで印をつけると、
 その印をつけたところは、何を意味するか。

 「この単語は、覚えた」

 という意味で印をつける人が多いですが、
 そういう人は大抵、勉強が苦手な人です。

 理由は単純で、実際はそれほど覚えていないからです。

 「覚えた気になっている」だけです。


 というのも、印をつけるとずっと残るものですが、
 記憶は消えてしまうことがあるから、
 印をつけたからといって、
 それが覚えたということにはならないからです。

 受験勉強というものは、
 「今覚えたかどうか」が大切なのではなく、
 「受験の時に覚えているかどうか」です。

 その意識がない人は、
 その時点でやったつもり、覚えたつもりになるから、
 受験で大した力を発揮できません。



 私はかつて塾で社会科の講師をしていた時期があるのですが、
 社会科も、歴史や地理の単語の記憶力がものを言います。

 その時に、生徒たちにはよくこの話をしていました。

 蛍光ペンを使うこと自体が悪いとは言いません。

 参考書や用語集に蛍光ペンを使うな、
 自分のノートだけに使え、

 と指導していました。


 蛍光ペンやアンダーラインは
 単なるチェックの意味で用いるものだから、
 それは別に覚えたことにはならない。

 まずは、ノートに書く。
 書き写すことで覚える。

 書き写したものにならば、いくらチェックの印を入れてもいい。
 まずはとにかく、手で書き写せ。

 そう教えていたのです。


 蛍光ペンやアンダーラインを引きまくっただけで
 「よし、勉強したぞ」と思い込むのは時間の無駄だし、
 実際そういう奴ほど、大した成績ではありませんでした。

 教科書や参考書は真っ白でいい。
 その都度、何回もノートに書き写せばいいのです。

 一度線を引くことよりも、何度も読んで何度も書き写す。
 それをこなしている人間が一番成績がいいのです。
==========

全くもって同感です。
とくに、定期テストにあわせて勉強する場合、蛍光ペンでチェックする勉強法で乗り切れてしまう(短期記憶で十分なので)から、余計本人が「蛍光ペンは役立つ」と勘違いしてしまいます。


「覚えた気になる」ことを完全否定はしません。
勉強をスタートするときのモチベーションになりますし、モチベーションだけで乗り切れるテストもありますから。
しかし、所詮それだけのテストであって、受験はこれでは乗り切れないことをわかっておくべきなんです。
#もっとも、それがわかっていれば、「覚えた気になる」学習法に頼らなくなるわけですけど…


教育ソリューションを提供する会社の社員として、「覚えた気にさせる」教材を作ったり、指導法をとったりするのは、本当に簡単だと感じています。
世にはそんな教材やサービスも溢れています。

そして、手にとってすぐ「あっ、わかった、これわかりやすいや!」となる教材には、そういう「覚えた気にさせる」ことが上手なものが多いんです。
無料講習なども、「わかった気にさせる」のが上手な先生をあてがう場合が多いです。

選択を間違えずに!
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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