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2012.04.11 23:27

『日経ビジネス』4月2日号で、株式会社タニタ社長の谷田千里氏の言葉がタイトル。

「利益の源泉は手間にある。」

ネットでどれだけ情報を得られる社会になっても、実際に人の集う場に足を運び、個々の人に直接会うことを重視したり、一般ユーザーを巻き込むために地道にニコニコ動画の制作を重ねたり。
同社の知名度を飛躍的にあげた『体脂肪計タニタの社員食堂~500kcalのまんぷく定食~』。その社員食堂のメニューも「カロリーを抑えたメニューを日替わりで考えて提供する」と言う、手間のかかりぶり。
効率至上主義の働き方では決して真似できない行動が生んだ結果と言えましょう。


表題の言葉、とくに「手間」という部分について、『日経ビジネス』では上記のような意味で紹介しています。
そこに僕は、2つの意味をトッピングしたいと思います。


1つは、お客様が「手間だ」「めんどくさい」→「ラクしたい」、と思っているところに、ビジネスチャンスは潜んでいるということ。
「手間だ」「めんどくさい」という気持ちを解決するアイディアを考えるのもまた、「手間」ですし「めんどくさい」ものです。
しかしそこに知恵を働かせることを厭わない姿勢が、新しいビジネスを生んでいくと思います。


もう1つは、「手間」と「生産性」は決してミスマッチではない、ということ。
ラクしよう、という気持ちから、作業の効率をあげる試みをすることも生産性に寄与しますが、「手間をかける」という行為から「手間をかけた分しっかり収益につなげることをやっていかないと!」というマインドから生まれるビジネス活動もまた、生産性に寄与するでしょう。
蛇足ですが、「ビジネス」という視点抜きに、「ラクしたい」という気持ちだけで動くとか、手間をかけて一生懸命つくることが心意気だとだけ頑なに信じている、などのことが、最も生産性を悪化させるんですよね。



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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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