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2016.08.11 17:47

※次期学習指導要領に向けた資料一式はこちらからご覧いただけます。

次期学習指導要領の素案のまとめが公開され、去年から話題になっている「アクティブ・ラーニング」という言葉にまたスポットがあたっている気がします。

言葉として出回ることで、バズワードではないか、言葉遊びではないかとか、などの批判がでます。
アクティブ・ラーニングを頑張ろう!という人が、アクティブ・ラーニングという型に囚われているのをみて、その批判もでます。
そして、「アクティブ・ラーニングの研修」、という言葉で表される研修を見て、「それって受身では」という批判も出ます。

批判的な姿勢や、批判的な考えをもつこと自体は、物事の質を高めるために必要なことだと思います。

一方で、あくまで個人的には、アクティブ・ラーニングを巡る動きの中では、アクティブ・ラーニングという言葉そのものを批判したり、言葉だけを賛美したりするのではなく、この言葉が広がっている状況を見て、次期学習指導要領の素案に明記された「主体的・対話的で深い学び」が世の中により定着するにはどうしたらいいか、とか、自分のできる範囲で、どうやったら身近な人間から社会全体まで、(いわゆる)アクティブラーナーが増えるか、などを考え、そしてやり続けたいと思っています。


夏休みの学びの書はこちらになりそうです。
アクティブ・ラーニング実践II(アクティブラーニングとカリキュラム・マネジメントがよくわかる)

アマゾンでの紹介文に共感しています。
(以下、引用)
現在、アクティブラーニングは、まさに異常とも言えるほどの大きなうねりとなって、押し寄せてきました。アクティブラーニングという言葉は一人歩きし、様々な書籍が発刊され、セミナーも開催されるようになりました。そのためかアクティブラーニングへの批判や不満などの声も大きくなり、本来の目的や意図が見えなくなっている状況もあります。 本書は、アクティブラーニングの目的と果たすべき役割について再確認することを意図し、さらに次期学習指導要領でも問われている「習得・活用・探究」による学習プロセスに着目し、活用とはどのような授業するのか、探究とはどのような学習なのかを、先進的な取り組み事例とともに紹介しています。 特に「探究」では、地域連携による探究学習こそが、深い学びにつながると確信し、ベストプラクティックスとなる高校での事例を集め、成功への要因と評価について解説しています。離島・中山間部が「地域連携による探究」ではアドヴァンテージになることを本書では示しており、このことは日本の教育再生における大きな示唆となるのではと考えています。

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2016.08.02 14:21

昨日の「中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会教育課程企画特別部会(第19回)において、「次期学習指導要領に向けたこれまでの審議のまとめ(素案)」が提示され、一つ前のブログで述べたとおり、本日の各新聞の1面で取り上げられています。

このブログで、昨日の会議で語られたことも含め、順次お伝えしていきますが、一番最初にお伝えしたいことがあります。それは

子どもたち、少年少女たちが「学び」に向かい、社会生活を送る上で大切な資質・能力を育んでいけるように、大人たち全員がいまいる立場でできることをできる限りやりませんか?

ということです。


今回記事になったまとめの多くの事柄は、平成27年8月27日(約1年前!)に公開された「教育課程企画特別部会における論点整理について(報告)」で語られています。
たとえば小学英語の教科化そして年間70時間の増となること、たとえば高校「公共」の新設、たとえばアクティブ・ラーニング、たとえばカリキュラム・マネジメント…
すべて1年前から提示されていることなんですね。

一般の方にまで届くには、どうしてもメディアを解さないといけない側面もありますから、今回はじめて知った方も大勢いらっしゃると思いますが、教育関係者であれば「知り得る」のに十分な情報開示と説明、そして情報がいきわたるまでの時間を、文科省側は設けていると、個人的には思います。
また、この1年を見てきて、今回の「主体的な学び」に向かわせようとする理念や、いままでの受身の授業だけでは子供たちのためにならないという考え方は、ほぼ反対する人がいないと感じています。


それくらい時間をかけて、「教育」について真剣に考える皆さんが、議論および社会浸透を図ってきたことですので、まとめとして提示された今回の内容に対し、大人たちみんなができることをやる方が、豊かな未来を子供たちに提供できると思うのです。

一例で申せば…
教師の皆さんは、(大変だとは思いますが…)まとめで提示された理念を叶えられるように授業その他に落とし込めるよう、できる範囲で授業研究などを進めていくこと、そして保護者の皆さんは、そんな教師の皆さんが授業に集中できるような環境を整えてあげること(つまり、「忙しい」といわれている教師の時間を奪わず、極力教師にお願いしなくてもいいことは自分たちで片付けること)。

それが「いまいる立場でできることをやる」ことだと思います。
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寺西隆行
ICT CONNECT 21 の寺西隆行です。小松高校→東大理一→工学部環境系→教育の道へ。教育とマーケティングをずっと見つめながら過ごすことが喜びです。
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